大草直子さん「この冬1つ選ぶなら…」とっておきバッグ
本誌の連載企画「今月ひとつだけ何かを買いたいなら、コレになさい」で、ピックアップするアイテムが毎回人気の大草直子さん。今回はこの冬とっておきのラグジュアリーバッグを大草さんにセレクトしていただきました!
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大草直子さん「この冬1つ選ぶなら…」とっておきジュエリー
スタイリスト、エディター。1972 年生まれ 東京都出身。大学卒業後、現・ハースト婦人画報社へ入社。雑誌の編集に携わった後、独立しファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。WEBメディア「AMARC(amarclife.com)」を主宰。AMARC magazineの編集長兼発行人。インスタグラム@naokookusaも人気。
【ドリス ヴァン ノッテン】過去の服を蘇えらせた、 美しいバッグ
今一番好きなブランドは? と言われたら、迷わずドリス ヴァン ノッテンと答えます。ちなみに、次点はアレキサンダー・マックイーンでしょうか。30代の頃は、パリの左岸にあるブティックを訪れては、美術館のような美しい内観、そしてそこで彼の服をまとって働くマヌカンの姿をうっとりと眺めるだけでしたが、今は、着る、という体験を楽しんでいます。「ドリス」の服は、テキスタイルの美しさ、そして禁欲的な中に、強い意志を感じさせるフォルム、パターンが独特。これこそ、ほかにはない孤高の存在だな、と思います。今シーズンは、初めてパンツを買いましたが、それこそ20cmくらいカットしなくてはいけなかったのですが、青山店のスタッフの方(身長170cmくらいの女性)に、「だいたいみなさま、このくらいカットしますよ。カットしても影響のないシルエットなので」とアドバイスを頂いたので、思い切って♡ その時、目を奪われて、泣く泣く諦めたのが、このバッグ。実は、ここには、ブランドの特徴がすべて反映されています。ゴールドを際立たせた、ラグジュアリーで繊細なジャガード素材、少し和にも通じる立体的なフォルム。なんてきれいなんだろう。カシミヤニットとデニム、のようなシンプルな着こなしや、たっぷりと重量感のあるダブルフェイスのコートにも合わせたい。なんなら、真夏のブラックドレスにも。ああ、欲しい!
お問い合わせ先
ドリス ヴァン ノッテン 03-6820-8104
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・文/大草直子 取材/沢亜希子
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