渡辺満里奈さん・野宮真貴さん・松本孝美さんが回答「50代でやめたこと&始めたこと」

未だかつてないタイトルでお届けします。もちろん「君たちはどう生きるか」作品へのオマージュですが、日々エイジングケアに励む美ST読者にとって本質を問うテーマではないでしょうか?私たちはどう老けたいのか。野宮真貴さん・松本孝美さん・渡辺満里奈さんに聞いてみました。

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野宮真貴さん・松本孝美さん・渡辺満里奈さんの「大人の女史会」何を話しているんですか?

左から、渡辺満里奈さん・野宮真貴さん・松本孝美さん

〝大人の女史会〟って?
「50代からの人生を楽しもう!」が合言葉。年齢は5歳違い、同じ事務所の先輩後輩同士の3人が立ち上げた「美しく・健やか・幸せ」になるためのプロジェクト。Instagram@otonanojoshikai

小綺麗に老けたいよね。自分のテンションが少し上がるくらいにはね

野宮さん(以下皆さん敬称略)これからどう老けるかって考えたとき、私は何歳になっても小綺麗でいたいって思いが最初に浮かびました。若いときと同じ綺麗じゃなくていいんです。“小”綺麗くらいがちょうどいいんじゃないかって。
松本:無理なくできる範囲でってことですよね。小綺麗って清潔感に繋がるかも。
渡辺:私は50歳を過ぎたとき鏡を見て「肝斑すごい、直視できない」って耐えられなくなって、広尾のスキンフィニティクリニックに駆け込んで治療を始めました。続けたら肝斑以外にもキメも整ってトーンも明るくなって。そうしたら、これは予想外でしたが、自分の気持ちが前向きになってテンションが上がった!美容医療って見た目だけじゃなく気分も若返らせるんだって発見でした。
松本:私は3年前から白髪染めをやめたんです。ハイライトを入れて白髪活かしカラーにシフトしました。カキモトアームズに通っているのですが、季節に合わせてトーンを変えたりしながら楽しんでいます。前は撮影日直前に焦ったりサロンに駆け込んだりと、大変だったのですが、今は3カ月に1度のお手入れでいいので、ずいぶん楽です。
野宮:私はメイクが大好きなので老けていく顔に合わせていろいろ研究。今日も自前メイクです。最近は黒いアイラインが古く見える気がして、ブラウンに変えたりと年齢とともに微調整。瞼も左右がアンバランスに下がってきたので、右目だけ100均で見つけた、水で貼りつけるメッシュのアイテープを使っているの。
渡辺:えー、今日ずっと一緒だったのに全然気づかなかった。私は孝美さんや野宮さんのような先輩が身近にいて前を歩いてくれるから、歳をとることにネガティブな印象は全くないですね。

松本:できなくなることも増えて「情けない情けない」って口癖みたいに言う高齢の方もいるけれど、私はなるべく言わない、感じないようにしています。だって、若い頃と同じようにできるはずがないでしょ。悲しむより、今持ってる機能を高めたいって思うようになりました。
渡辺:年齢を受け入れて楽しみたいですね。バカなこともできる、あれこれ面白がることもできる、チャレンジ精神は何歳になっても忘れたくないですね。
野宮:そう、気にしすぎないのが一番。私も30歳になったとき「あー老けちゃった」ってショックだったけれど、今考えたら無茶苦茶若いわけじゃないですか。人生で一番若いのは“今”なんだから、悲観しながら過ごすのはもったいない、その時々を楽しまないと。
松本:着られなくなった服もあるけど、逆に似合うようになったものもある。ダイヤモンドとか!若い頃より今の方がずーっと似合うようになった。ダイヤモンドが似合う年齢って考えるとなんだか誇らしくて嬉しいですよね。あと「年齢を重ねる」「歳を重ねる」ともよく言いますが、私重ねるのは上へ上へと積み重なるイメージが重くて負担に感じちゃう。横に横に、ただ平行に進んでいる感覚の方がしっくりくる気がします。
野宮:うん。重くならず軽やかに過ごしていきたいね。老けるって、そのくらいの捉え方でいいのではないでしょうか。

松本さんが着用しているグレーのパーカは『大人の女史会』×「natiaral」のコラボアイテム。後ろ姿や気になる二の腕がスッキリ見えるロング丈。ダブルジップや首元を留めるボタンなど女性に嬉しいアイデアも満載。スウェット素材でもカジュアルすぎず大人が着られるデザインです。詳細はブランドオフィシャルサイト:大人の女史会コラボアイテム (natiaral.com)

《Profile》
渡辺満里奈 ●1970年生まれの53歳。タレント。TBSテレビ系「ひるおび」、ニッポン放送「MUSIC 10」などテレビ・ラジオ番組に多数出演。Instagram@funnyfacefunny

野宮真貴 ●1960年生まれの63歳。歌手、エッセイスト。2024年は恒例のビルボードライブツアーを開催。2/14(水)ビルボードライブ横浜、3/9(土)大阪、3/12(火)東京で予定。

松本孝美 ●1965年生まれの58歳。モデル。ファッション誌などで活躍。日々の暮らしを彩るアイデアを満載した著書『大人のままごと』(光文社刊)も好評。Instagram@t_mimi1414

2024年『美ST』2月号掲載
撮影/須藤敬一 ヘア・メイク、スタイリスト/三上津香沙(DBless)〈渡辺さん分〉取材/安西繁美 編集/矢實佑理

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