女優・麻木久仁子さん(60歳)がんの早期発見を大事に考える理由とは

40代はがんの罹患率が上がると言われています。『STORY』では実際に罹患された方にインタビューし、経験したからこそ伝えたいことを取材。正しい知識を知り、自分の体と今一度向き合えるきっかけになるはずです。今回は俳優 麻木久仁子さん・60歳に伺いました。

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心身が健康な時に正しい知識を

俳優 麻木久仁子さん・60歳
闘病経験から「薬膳」に興味を持ち、現在は国際薬膳師、国際中医師の資格を生かした執筆、講演なども行う。

別の病の検診で、実は崖っぷちにいたことを知りました

48歳の時に軽い脳梗塞を発症したのを機に、念の為にと48歳にして初めて受けた人間ドックで両側に初期の乳がんが見つかりました。幸い早期発見で治療は楽な方でしたが、少しでもタイミングが遅ければ……と振り返ってゾッとしました。

今、がんは乗り越えていく病気。だからこそ心身共に健康な時から、がんには様々な種類があり人それぞれタイプは違うということや、国立がん研究センターのサイトなど正しい情報源を知っていてほしいんです。

情報が溢れている現代社会では、告知をされて気持ちが混乱している状態でがんについて調べると正しくない治療法に出合ってしまう可能性もあるからです。早期発見なら寛解する確率も治療の選択肢も増えるから検診は大事。私は「年に1回自分の体を大事に労わる」イベントにしています。

40代以降は不調が出やすくなるもの。健康な時から自分の体調に意識を向けて頂きたいです。

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撮影/大森忠明 スタイリスト/恩田暁代 取材/味澤彩子 ※情報は2023年11号掲載時のものです。

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