【星占い】「双子座」の基本性格と恋愛事情は?|予約の取れないヒーラーyujiが解説【星2.0】
2020年も、残すところあとわずか。今年は世界中が未曾有の事態に直面した年でした。この試練を乗り越え、素晴らしい新年を迎えるために、いま一度自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?今回は、予約の取れないヒーラー・yujiさんによるエッセイ『星 2.0』より、「双子座」の基本性格と恋愛事情についてをお届け。あなた自身のことだけではなく、周囲の人間を理解する上でも、必ず役に立つはず。悩んだ時の「お守り」として、ぜひ読んでみてください。
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「双子座」の基本性格
(5/21 〜 6/20 生まれ)
双子座は「メッセージを伝える人・伝令係」としてこの世に遣わされた人たちです。 天界から遣わされたメッセンジャーの双子座の人たちは、感度の高いアンテナを持ち、また、 そのアンテナで受けとったものを世に伝えていく「生きた言葉を持つ者」です。
そして最新の、または今、世界に必要な情報をキャッチするために必要な機動力(フットワーク の軽さ・馬力)を双子座は天から授かっているので、基本的にアクティブで、旅好きでお話好きと いう形質を持ちます。
また、近年らしい表現をするなら、「発信」好きでもあるはずです。実際、アクティブに発信しすぎてタイムラインが自分の投稿で埋まったりということもあるかもしれませんが、それは自分が知りえたことを人にも伝えたいというピュアな思いがあるからです。 いいものや有用な情報はシェアしたいという願望が強く、常にアンテナの感度は高め安定。「社会の役に立つ」ことを生きがいとする、そんな社会性の高さがあるのが双子座の人たちなのです。
基本的には羽根のように軽くエアリーな気質を持つので、来るもの拒まず去るもの追わずのスタンスを持ち、その陽気な性格から、誰とでもすぐに仲良くなるので、交際・交流範囲も広いでしょう。ただ、最終的には誰にもその懐に入れない特異な距離感や、さらっとしたドライさがあるのも双子座の面白いところ。
また、人の世界には時には嫌なことや裏切り的なこと、無慈悲・無礼なことも起きたりもしますが、双子座の人は過ぎたことを根に持つドロドロしたヘビーな感じはありません。はたから見ると風のように軽やかなフットワークとトレンドをしっかりと押さえるアンテナを持つ、スマートな人。
ただ、詳しく知れば知るほど、双子座とは内部に複雑な回線経路や情報の交差点を持つ星座であることが見えてきます。そうして思考が渋滞をおこすのは、双子座が三つの対話モードをその内に持つ人だからかもしれません。その三つの対話モードは非常に独特なもので、十二星座の中では双子座のみが持つ特質でもあります。
その対話の一つ目とは自分との対話。これは多くの人が行っている内省とか内観というものです。二つ目は他者との対話。いわゆる会話とか誰かとお話しするというのはこれに当たります。そして最後、三つ目は自分の中にいるもう一人との対話です。
双子座は、その体の中に二人の人格を持つ(多重人格という意味ではなく)とされる星座です。実際に二つの価値観とか二つの思想体系が一個人の中にあると、一つの物事を見た時に二つの 異なる意見が内側から発生します。しかも、それが慎重に決めるべきものだったりすると「脳内 で二人の対話・議論がスタート」して終わりなきディベートへと発展していくことになるのです。
優柔不断などと言われることもある双子座ですが、なかなか決断ができなかったりするのは、 そういった脳内回路が最初からインストールされている出自に由来します。そして、双子座自体は伝令の神様ヘルメスの使いであり、そもそもメッセンジャーとして天界から降りてきた人なので、重要なメッセージや叡智・価値観等を伝えることが主題ですから、も のすごく極端に言うと、双子座の辞書にはそもそも「決断」という概念・言葉はないのかもしれません。
双子座は情報を司る人であります。ジャーナリストや記者のように、現場で起きていることを正確に伝えたり、こういうことが世界では起きていますよということを翻訳して伝えるということや「情報配信・発信や情報の分電盤」として生きるのが、双子座の使命のようなもの。
風が当たれば風車の羽根が回り、水を動かしたり、風力発電であれば電気を生み出せるように、「入ってくるもの・通過するものをどういう風に使ったり流したりするか」というところが双子座の生を生きる上で重要となるポイントと言えるもの。それ以外のところに関しては、意外と無関心でもいいのかもしれません。
子座の人は基本的に温厚で争いを好みませんが、ドライな性格でスピーディなので、何かあった時の去り際は鮮やかです。ほとんどの場合、何かがあっても風のようにいなくなることが多いように思いますが、彼らの「怒りスイッチ」とか「グッバイスイッチ」が入るのは風車に当たる風を抑えられそうになった り、流れ込んでくるものが阻害されたり、本来は無所属で、中ぶらりんなところを愛する「中空愛好者」の属性を持つ双子座に、なんらかの色をつけようとされた時ではないでしょうか。
そういった時には「スパイシーだがエモーショナルではない、ドライだがロジカルなメール・書面・言葉」を誰かに投じることも辞さないはずです。またそういったことをする必要すらない時は、さらりといなくなるか、SNSやブログ等ならブロック・ミュートしたりして、関わることすらなくなっていくのが双子座をはじめとする、風の要素を持つ人の人付き合いの基本のような気がします。
双子座の愛
双子座は好奇心の星座です。どんどん新しいことにトライする、新しい価値観を吸収する、新しい景色を見に行く、そういうことを通して、人生を華やかで豊かなものにしていこうとする人たちです。双子座の愛を語る時、このことは絶対に忘れてはいけないものだと思います。
双子座はフレッシュな感性、刺激を常に欲していて、知的・情緒的な刺激・新しいことを積極的に取り入れながら豊かな人生を楽しむために生まれてきた人たちなのです。水の星座に起こりがちな、深い自己犠牲とか献身性があること=「愛」であるというような愛情論は、彼らの世界にはなく、もっと愉快で楽しい繫がりを好みます。
もちろんそういう少々ドラマティックな場面やシーンが、人生のどこかにはあってもいいでしょう。ドラマや映画等に没頭するとか影響を受けたりして、人生のある瞬間にその世界観にはまったり、恋の沼に落ちるというのはいくらでもありえます。
ただ、「誰かのために捧ぐ一生とか、誰かのサポートのみ」をすることは双子座の辞書の中には一切の記載が見当たらないのです。双子座はもともと狩猟・拳闘・馬術のプロフェッショナルとも言える兄弟が元になっている星座です。その形質を受け継いだとするならば「非常にアクティブでアウトドア気質があり、ドラ イブ・サイクリング好きで、なんなら格闘技とか護身術にまで長ける、多趣味な性質を持つのが 双子座である」と考えるほうが妥当でしょう。
実際にそういったアクティブな活動を共にできる人であったり、一緒に行動をする中で自分の発見・発信を受け止め、喜んでくれる人、また好奇心が旺盛で色々なことを一緒に楽しめる人を 友人・配偶者に選ぶ傾向があります。
あとは言葉の力というものを信じている星座ですから、ワードセンスがいいとか文化的活動・ 芸術等を楽しめる力は双子座のパートナーには欲しいところ。そういう文化的素養が高く、行動力がありインテリジェンスを感じる相手であるならば、双子 座の人は満足のいくパートナーシップを築くことができるでしょう。
『星2.0』発売中!
スピリチュアルヒーラー、yujiさんによる占い本
“予約の取れない”ヒーラー・yujiさんが、「12星座」の本質と辿るべき運命を、読者に寄り添う語り口で綴ったエッセイ。
書名:『星2.0』
著者:yuji
発売:光文社
発売日:2020年10月22日
定価:本体1.800円+税
yuji
星読み係、ヒーラー、聖地巡礼家。香川県生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業後、ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、スピリチュアルメッセンジャーとして生きることを決意。現在は連載、講演など、幅広い分野で活躍中。「madameFIGARO.jp」「WANI BOOKOUT」「ELLE」などのWebサイトや女性誌『25ans』(ハースト婦人画報社)で連載を持つ。また、「ELLE」でPodcast「yujiと本島彩帆里の”生き方のセンス”の磨き方」(毎週金曜)や、YouTube番組「QUANTA.vision」で「ホニャララLIVE」(毎週土曜22時〜)の配信もおこなっている。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(すべて、ワニブックス)など。
著者/yuji 構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は、『星2.0』(光文社刊)から一部を抜粋したものです。