ハマるママ続出中!耳で読む『オーディブル読書』は自分時間の味方

なかなか本を開く時間がないママたちの中で、〝耳読書〟を始めている人がいます。寝かしつけや家事のちょっとした隙間をいかして、「オーディブル」で分厚い本も〝聴了〟できたとの声が。ママの自己肯定感を高める、耳読書の魅力をうかがいました。

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今話題の
「Audible(オーディブル)」って?

☑︎ 本を「耳で聴く」サービス。人気俳優が朗読も!

☑︎ 川上未映子さんなど、オーディブルファーストの作品も登場

☑︎ 名作・話題の新作が大抵揃う! ポッドキャストも

「オーディブル会員(月額1,500円)は、不朽の名作から話題作、児童文学や絵本、ビジネス書までオーディオブック12万タイトル以上の対象作品を聴き放題で楽しめます。川上未映子さんはじめ作品がオーディブル先行・書籍が後という新しいパターンも出てきました。今は村上春樹作品のオーディオブック化も進行中です。以前は通勤途中にビジネス書を聞いている人が多かったのですが、コロナ禍もきっかけとなり『家で』楽しむパターンが約半数を占めるように。朗読には人気の俳優や声優も参加していますが、知名度よりも作品の世界観とのマッチングを重視し、聴く方の想像力を妨げないよう、感情的に・主観的にならないように読んでいただいています。『耳が育つ』という言葉を使っていますが、映像とはまた違う感覚で想像力を働かせられるようになると個人的にも実感しています」(オーディブルPR)。オーディブルは右肩上がりで会員数を増やしており、今や本は「読む」&「聴く」時代に!

「オーディブルにハマっています!」
ママの声

「11・9・0歳児を育てています。周りの声も聞こえる骨伝導イヤフォンで、授乳や寝かしつけ中、両手が使えないシーンで使用。読書の時間が増えただけでなく、色々試せるので読むジャンルも広がりました。厚い紙の本だとめげてしまいそうな中国のSF小説『三体』も隙間時間でちょこちょこ聴き終えてしまいました。5分、10分のちりつもでも読破できたとき、自分の時間が取れた! 0歳児がいても本が読めた!という満足感があります」(N.Yさん)

2歳児の寝かしつけに毎日1時間弱かかっており、じっくり読書からは2年以上遠ざかっていました。耳読書を始めたら、その1時間が自分時間に! 最初は頭に残らないのではと思っていましたが、スッと物語の中に入れます。昨日は芥川賞受賞作『おいしいごはんが食べられますように』を〝聴了〟。寝る前スマホでニュースを見続けることがなくなり安眠効果も感じるし、インプットできているという自己肯定感も上がりました」(A.Mさん)

「海外の翻訳本は紙で読むとイメージがしにくく、耳から入る言葉が私にはフィットします。『5時間』など読了の目安時間が明記されているのも使いやすいし、倍速で聴いたり、読み放題なので合わなかったらチェンジも。自分のテンションで読む本を変えられるのも良いポイントです」(N.Tさん)

ちなみにイヤフォンは何で聞いてる?

iPhone率が高いため親和性の高いAirPodsを使っている人が多いようですが、「耳に合うアンカーも併用」、「耳をふさがないで済み赤ちゃんの声が聞きやすいボーズの骨伝導イヤフォン」という人も。比較的長時間つけたままにするため耳へのフィット感や快適性も大事にして選んでいるようです。

 

オーディブルの使い方、私の場合。

末石奈保さんの場合

寝かしつけに時間がかかっても
〝早く寝て〟って焦りません

「3歳&1歳の男の子2人育児でゆっくり読書は夢のまた夢、最近特にやんちゃになってきて、毎日へとへとでした。仕事柄もあり、目も疲れていて…。知人に勧められオーディブルを始めたら、寝かしつけ中に〝読書〟ができて感動したんです。音楽を聴くのもいいけれど耳読書も新鮮でいいですし、オーディブルを聴きながらの方が私は家事がはかどります。あとは寝たふりをしている間も〝早く寝ないかな〟と思わなくて済むというメリットも(笑)。本の読書や動画だとながらができないので時間が取られますが、体は忙しくても耳は空いている時間は多いと気づきました。読了した本が増えるにつれ自己肯定感も上がり、日々の充実感が上がりました」

育児の合間や家事時間も充実!

【PROFILE】歯科医としてフルタイム勤務中。3歳&1歳の男の子のママ。家事の時短を図るため室内はミニマルに、「なので本は好きだけど増やしたくなくて」。

最近聴いた本は?

・『海辺のカフカ』(著:村上春樹)

・『モモ』(著:ミヒャエル・エンデ、訳:大島かおり)

・『子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気』(著:岸見一郎)

トムリンソン妙子さんの場合

通勤時間や一人ランチで
インプットできるように

「育休から復帰したばかりで、とにかく毎日ドタバタ。でも通勤を再開したのでその時間を活用しようと〝耳読書〟を開始。耳読書はより想像力が膨らむ感じがするのと、明るい気持ちで読めるのが気に入っています。家に本が増えないし、覚えておきたい箇所にクリップをつけられていつでも聴き直すことができるのも便利。習い事の待ち時間やお迎え、料理中など意外と『耳』が空いている時間はあると気づき、色々トライしてみたいと思っています」

【PROFILE】外資企業PR。7歳の娘&0歳の息子の年の差きょうだいのママで、この秋育休から復帰し通勤時間が久しぶりの一人時間に。

最近聴いた本は?

・『How women rise』(著:Sally Helgesen,Marshall Goldsmith)

・『おいしいごはんが食べられますように』(著:高瀬隼子)

・『ディズニーCEOが実践する10の法則』(著:ロバート アイガー、訳:関美和)

苅谷純子さんの場合

子どもの昼寝中10分で、
気になる本を聴いています

「出産してからは、好きな小説を読む時間もほとんど取れていませんでした。寝かしつけで寝たふりをする10分ももったいない!と思っていた時、オーディブルを知り登録。二人同時にお昼寝してくれた時のスーパーで買物中や、車内でお昼寝中のちょこっとした待ち時間など、ほんの少しの時間ですがさっと聴けるのも嬉しい。時間を作って読むほどでもないかな…と迷っていたものも気軽に聴けてしまうので、新たな出会いもあって楽しいです」

【PROFILE】総合商社勤務、2歳の男の子と8カ月の女の子のママ。現在育休中。センスフルなキッズアイテムのセレクトに定評があり、VERYのweb制作にも携わる。

最近聴いた本は?

・『ハヤブサ消防団』(著:池井戸潤)

・『同志少女よ、敵を撃て』(著:逢坂冬馬)

・『思考力・読解力・伝える力が伸びるハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』(著:加藤映子)

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撮影/木村 敦 取材・文/有馬美穂 編集/羽城麻子
*VERY2023年1月号「増えてます、「オーディブル」な読書ママ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。