50代以上に骨折急増中!1分で骨を丈夫にする【骨たたき】のやり方

骨を元気にするために、骨たたきが有効なんです。やり方も簡単で骨に刺激を与えるだけ。3つの骨たたきをそれぞれ1日100回行うのが理想ですが、まとめてやらなくてもOKなので、気づいたときに少しずつ「コツコツ」やってみて。

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基本は座ったままで「ひざコツコツ」トータル100回、約1分で!

椅子に背筋を伸ばして座る。直角に座るのが大切。こぶしを作り腕を胸の前くらいまで上げて、片手ずつ垂直にストーンと落とす。こぶしを小指側から落とすと刺激が強くなる。膝のお皿を直接たたかないように注意して。

<応用①>立ってその場で「かかとコツコツ」

脚を少し広げて姿勢よく立ち、かかとを上げてストーンと落として。かかとを上げたときにつま先立ちをキープしなくてOK。目線は遠くを見るとバランスが取れる。ふらつく人は壁や椅子などに軽く手を当てて行っても。1度に10回、コツコツしましょう。

<応用②>立ってその場で「足踏みコツコツ」

脚を少し広げて姿勢よく立ち、軽く力を入れてその場で足踏みを。普通に歩くときよりも高く膝を上げて、背筋を伸ばして行うことが大切。歩くよりも力が拡散せず、かかとに刺激が集中する。1日に100回を目標に。

<おまけ>「うでコツコツ」で腕の骨も強化して

椅子に座り片方の腕を曲げて、もう片方の手をこぶしにして肘から肩までをたたく。腕の内側と外側の好きなところを、片側10回行ったら、もう片側を10回というように交互に行って。肘は神経が走っているので避けて。

骨に刺激を与え強度を取り戻してこそ全身健康に

人間の体は骨が土台となっているため、硬さとしなやかさを備えた丈夫な骨にする必要があります。つまり筋トレだけして筋肉を強化しても、骨も鍛えないと崩れてしまうのです。加齢により骨がスカスカになるとあっけなく折れてしまい、一人で出歩くことができなくなり、筋力も認知力も衰え寝たきりになってしまうケースもよく見受けられます。私の考案した「骨たたき」をすることで丈夫な強い骨になるよう脳が指令するのです。骨に効率よく刺激を与えるには大きな骨をたたけばいいのです。毎日100回たたくだけで、丈夫な骨が取り戻せますよ。

整形外科医の知見から骨トレーニングを提唱。骨の強化と全身の機能回復を両立させる「骨たたき」のメソッドを考案。日本整形外科学会認定医。

教えてくれたのは……光伸メディカルクリニック 中村光伸院長

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