大草直子さん&高垣麗子さん「シミシワが気になりだしたら黒をうまく取り入れて」
「〝歳をとる〟のではなく歳をもらっている。年齢が変われば、その体を包むオシャレが変わるのも自然なことです。変わっていく進化を楽しんでいけばいいので、〝昔はこれが着られた〟と振り返ることすらナンセンス」と語る大草直子さん。
STORY世代に絶大な支持を集める大草さんと、10月で43歳になったカバーモデル高垣麗子さんが、エイジングをポジティブに変えていく秘訣を語ります。今回は【大人の黒】編です。
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40代半ば、「黒」と仲良くなりました
40代になり、30代の時、違和感を感じいったん離れた「黒」をまた手に取るようになりました。40代半ばを過ぎると、当然、顔や首にシワやシミも増えるし、それに加えてこけたり削げたりと陰が入りスミっぽくなってくる。それを繋ぎつつ、ぐっと締めてくれるのが黒のトップス。とはいえ、ウールのリブタートルなど、マットな黒は20代に任せておけばいい。大人は透けや艶、揺れなどの軽やかな黒が味方に。黒に逃げるわけじゃなくて黒と仲良くなること(大草さん)
〈高垣さん〉ニット¥34,100(トック/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店)ブレスレット¥16,500〈アンセム フォー ザ センセズ〉(ともにアマン)ピアス¥55,000(アグメス/エスケーパーズオンライン)〈大草さん〉ジャケット¥167,200パンツ¥48,400(ともにマディソンブルー)ピアス〈左〉¥144,100〈右〉¥203,500(ともにキウナ/エスケーパーズオンライン)その他は本人私物
強く見られてしまう「黒」は、むしろ女性らしさが際立つ色
例えば、透ける黒タートル
女性がどんどん強く逞しくなっている時代、特に40代が黒を着ると、ときに強く、怖く見えてしまうかも。という思いがありました。でも、黒の中でもテクスチャーにこだわったり、やわらかさや甘さをひとさじ加えることで、むしろ女性らしさがぐっと引き立つ。黒って簡単に見えて実は奥深い色。黒を着る日こそ、丁寧に向き合うことが大事だなって思います(高垣さん)
本来なら肌が覆われているはずのタートルも透けていることで適度に露出する。「肌=湿度=色っぽさ」。その大人ならではのバランスが面白い。ボトムスは中綿やツイード、フラノなど、厚手の素材でコーデに緩急をつけて。
ニット¥9,900(ビューティ&ユース/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店)スカート¥80,300(マディソンブルー)ピアス¥15,070(chibi jewels/chibi jewels JAPAN)リング〈右手人さし指〉¥132,000(アリータ/パラグラフ)〈右手薬指〉¥36,300(e.m./e.m. 青山店)〈左手〉¥286,000(トーカティブ/トーカティブ 表参道)
撮影/YUJI TAKEUCHI(BALL PARK) モデル/高垣麗子【身長:170㎝】 ヘア・メーク/木部明美(PEACE MONKEY) スタイリスト/大草直子 取材/石川 恵 ※情報は2022年12月号掲載時のものです。
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