文字盤一新でエレガントに昇華した「カルティエ」のジュエリーウォッチのバリエに驚愕
『Watches & Wonders Geneva 2022』速報!
スイス・ジェネーブで開催された世界最大の時計の祭典『Watches & Wonders Geneva 2022』。次々と発表された注目すべき最新モデルをSTORY webではブランド別にお届けします。今回はカルティエです。
STORY読者にまずお見せしたいのがメゾンを象徴する「パンテール ドゥ カルティエ」。豹(パンテール)のようにしなやかなブレスレットを持つ憧れモデルです。
こちらに新しく加わったのが金褐色を帯びたプラムカラー、ゴールドカラー、ナイトブルー、ブラックの光沢感のあるダイアルです。それぞれのダイアルは対角線で交差し、光を反転させて、虹色のグラデーションを反射させます。ブレスレットとの一体感が一気に高まって、まるでバングルのような、ジュエリー感が強調されるデザインにシフトされました。
エレガントでいて温かみのあるピンクゴールド、モードなイメージにまとめるならばステンレススティールのモノトーンの輝きも魅力です。ステンレステールのモデルはカジュアル感のあるデザインが多いのですがこちらのモデルは文字盤を極限までシンプルにそして光沢を持たせることによって、シックで大人っぽいイメージに仕上がっています。
パンテール ドゥ カルティエ
〈ピンクゴールド、ケースサイズ30×22mm、ベゼルにブリリアントカットダイヤモンド、リューズにブリリアントカットダイヤモンド、クォーツ〉 ¥3,128,400(予価)
パンテール ドゥ カルティエ
〈ステンレススティール、ケースサイズ30×22mm、リューズにブルーシンセティックススピネルカボション、クォーツ〉 ¥505,500(予価)
昨年デザインが刷新された「タンク ルイ カルティエ」も鮮烈な印象のモノクロームのダイアルにアップデート。
カラーはカルティエを代表するレッド、そしてカルティエウォッチに使われているチャコールグレーです。デザインは通常は12個ある数字のインデックスを4つに絞り、レイルウェイ ミニッツトラックも省いたものに。
タンク ルイ カルティエ
左〈ピンクゴールド、33.7×25.5㎜、リューズにサファイアカボション、手巻きメカニカルムーブメント、グレー アリゲーターストラップ〉 ¥1,584,000(予価)
右〈イエローゴールド、33.7×25.5㎜、リューズにサファイアカボション、手巻きメカニカルムーブメント、レッド アリゲーターストラップ〉 ¥1,584,000(予価)
タンク マスト
〈ステンレススティール、33.7×25.5㎜、リューズにブルーシンセティックススピネル カボション、クォーツ、ブラック アリゲーターストラップ〉 ¥368,500(予価)
「パシャ ドゥ カルティエ」には取り外し可能な保護用のグリッドがあしらわれたデザインが登場しました。
新作はカルティエ マニファクチュールが開発した、複雑なバネで構成された4つのスクラブを支える新システムにより、分解が容易になっています。 シーンやファッションに合わせて、2wayで使うことができます。
パシャ ドゥ カルティエ
〈ピンクゴールド、直径30mm、取り外しが可能なグリッド、リューズにサファイアカボション、ベゼルとグリットにブリリアントカットのダイヤモンド、クォーツ、レッドとグレーのインターチェンジャブルアリゲーターストラップ付属〉 ¥2,640,000(予価)
最後は全く新しいコレクション「クッサン ドゥ カルティエ」です。
螺旋状にセットされたダイヤモンドで縁取られたスクエア型のケースが目を引く立体感のあるデザイン。ダイヤモンドは従来のセッティングを用いず、ケースに直接ダイヤモンドをセッティングするトライアングルセッティングがなされているので、メタルパーツの部分が少なく、ダイヤモンド輝きを余すことなく引き出しています。
遠目に見ると、ベゼルの周りをダイヤモンドの光が囲んでいるようにも見えて幻想的なまでの美しさ。イブニングシーンでは周囲の照明を反射して一層キラキラ度がアップしそうです。
クッサン ドゥ カルティエ
〈ピンクゴールド、ケースサイズ30.44×33.78mm、ケースにブリリアントカットのダイヤモンド、リューズにブリリアントカットのダイヤモンド、クォーツムーブメント、ベージュカーフスキンストラップ〉 ¥3,669,600(予価)
いずれも文字盤の表情が豊かなのが今年のカルティエの新作のポイント。 ほかにも、「バロンブルー」や「サントス デュモン」などのたくさんの新作も発表されているのでチェックを。
<問い合わせ先>
●カルティエ カスタマー サービスセンター
https://www.cartier.jp
取材/安西繁美