【遊びやすさが基準】赤ちゃんの「積み木」選びのポイント4選
毎週、親子の楽しい遊びをご紹介しているVERYweb「こども遊び研究所」。今週は、赤ちゃんの積み木を選ぶ際のポイントをご紹介します。
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赤ちゃんの初めての玩具にぴったり
積み木の選び方
積み木は1歳で迎える、初めてのお誕生日のプレゼントにも最適な玩具の一つです。幼児期における大切な遊びの要素がぎゅっと詰まっています。
最近では素材や形状の異なる様々なものがあり、どれを選べばいいかわからないなんてことはありませんか?今回は積み木選びのポイントを考えてみたいと思います。基準は「遊びやすさ」です。
1.素材
木製はもちろん、布や樹脂製のものもあります。最近ではお米を原材料としたものなどもありますが、基本はやはり木製だと思います。特にブナなどのしっかりとした重量感があってやや硬いものがおすすめ。積み木はその名の通り積んで遊ぶのが最初のステップです。安定して積み重ねるためにはしっかりとした重量感は大切。手に持っている感覚が赤ちゃんにも伝わるものが良いと思います。
重たいものは放り投げると不安と思うかもしれませんが、重さを感じるものであれば放り投げること自体が少なくなると思います。
2.形状
シンプルな立方体、三角柱、円柱などで構成されるものが遊びやすいと思います。高く積んだり横に並べるということから遊びが始まります。複雑なシェイプのものだと「積む」ということはやりにくいのかもしれません。
同じように角もあまり丸くなりすぎていないものの方が安定して積み上げることができると思います。赤ちゃんは手で触れることでたくさんの刺激を得ますから、手で握った時にしっかりと角を感じられるものはその点でも良さそうです。
3.大きさ
赤ちゃんにとっては「にぎる」「つかむ」ということも大切な遊びになります。つかみやすい大きさという意味では、手のひらにちょうど乗るくらい。1辺が4~6cmくらいのものが良いと思います。
また、積み木のセットは大小様々な形や大きさのもので構成されていますが、大きさの比率が揃っているものがおすすめです。例えば大きな積み木が4cmで、小さな積み木が3cmならば、それぞれ3つと4つを積んだ時に高さが揃います。遊びながら量の概念も学ぶことにもつながりますので、これも大切なポイントです。
4.色や模様
積み木は年齢に応じて遊び方が変わる、長く遊べるものの一つです。そのためには子どもの創造性や想像力を邪魔しないシンプルなものがおすすめ。模様のあるものも楽しいのですが、子どもが自身の想像力を使って何にでもなれるのが積み木の醍醐味です。
無垢の積み木を中心に少々着色されたものが混ざるくらいがちょうど良いと思います。
積み木はお座りをして両手を使うようになれば、子どもによっては小学生になってからも遊べるものです。
最初は、「つかむ」「はなす」を繰り返して遊んだり、両手で持って打ちつけて音を楽しんだりします。
次第に「積む」ということを楽しむようになりますが、この時には同時に「崩す」ということも楽しみますから、崩れても大人が直す必要はありません。瞬時に形が変わる様や崩れる際に発する音が、赤ちゃんには大きな刺激になります。
2~3歳くらいになるとごっこ遊びの材料になります。おままごとはもちろん、ミニカーや電車遊びの時にビルや道路になります。
4~5歳くらいになれば他の玩具と合わせて遊ぶということも出てくると思います。形遊びや量の概念を学ぶ道具としても使えます。
とにかく遊びの幅が広いのが積み木です。たくさんの玩具を買わずとも積み木があれば様々な遊びに応用が可能。毎日のように使う道具だからこそ、良いものを選びたいですね。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide33
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