謝れない人の心理と性格の特徴。うまく付き合うにはどうすればいい?

何かミスをしても知らん顔、なぜ悪いのか理解していない……。このような人と一緒にいると、とてもイライラしてしまいますよね。謝れない人は、なぜ「ごめんなさい」の一言が言えないのでしょうか。

そこで今回は、謝れない人の心理と性格、うまく付き合う方法を紹介します。謝れない人には、何か特別な理由があるのかもしれません。

 

謝れない人
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謝れない人の心理状態とは?

相手から何を言われても謝れない人は、私たちにはわからない心のモヤモヤを抱えている可能性があります。まずは、謝れない人の心理状態を見ていきましょう。

 

①謝ることは負けだと思っている

この心理をもつ人は、謝れない、謝らないというよりも、謝りたくないという気持ちが強いのです。謝ること=負けだと思っているため、相手が先輩や上司でも頭を下げません。

心の中では申し訳ないと思いつつも、謝れない人もいるでしょう。

 

②起こったできごとが悪いと思えない

そもそも、起こったできごとに対して自分が謝る必要がないと思っているケースもあります。その人に非のあることでも、本人が悪いと思えないのであれば、謝罪をすることはないでしょう。

この心理状態の人は、たとえ怒られたとしても非を認めないため、同じ過ちを繰り返したり逆ギレしたりする可能性があります。

 

③状況が整理できていない

自分に非がある・ないという次元ではなく、そもそもなぜ謝らないといけないのか、頭の中で状況整理ができていない人もいるでしょう。

相手から「なぜ、このようなことをやったんだ!」と怒られても、自分自身で「なぜ」が理解できていないのです。

本人は、とりあえず謝ることすらできない状況なのかもしれません。

 

④自分が悪いと思うことを恐れている

過去にさまざまな失敗をしていて、自分で過ちを認めることが怖いと思う人もいます。過ちを認めてしまうと自分を責めてしまい、心に大きな負荷がかかるのです。

自分の心の中の問題であり、周囲は理解しづらいでしょう。申し訳ない気持ちを抱えつつも、謝れない人だというレッテルを貼られてしまうため、二重にストレスを抱えてしまいます。

 

⑤濡れ衣を着せられている

謝らないといけない状況ではあるものの、本人は悪くなく、実は濡れ衣を着せられている可能性も考えられます。

ここで謝ってしまうと自分が悪者にされてしまうため、簡単には頭を下げられないのです。謝れない人ではなく、本来は謝る必要がない人なのかもしれません。

 

謝れない人の性格的な特徴

謝れない人は、状況に応じて謝れる人とは少し違う性格の持ち主といえます。性格には、どのような特徴があるのでしょうか。

 

特徴①プライドが高い

自分の立場を下げたくない、頭を下げられないという心理から謝れない人は、プライドが高い性格といえます。

謝れない特徴以外にも、あらゆる点からプライドの高さがうかがえる行動をしているはずです。多少嫌われたとしても、謝ることのほうが精神的苦痛をともなうため、今後も頭を下げることはないでしょう。

 

特徴②自己中心的

自分が起こしたトラブルでも、なぜ謝らないといけないのか、自分は悪くないという心理になる人は、自己中心的な性格です。

この性格の人は「自分は悪くない、悪いのはほかの人だ」と責任転嫁するケースもあり、とてもやっかいな存在です。

 

特徴③実は気が弱い

謝れない性格というと、気の強い人のイメージがあるかもしれません。しかし本当の性格は気が弱く、自分を強く見せていないと心が保てない人もいます。

一度でも気が弱いところを見せてしまうと「ほかの人にばかにされてしまう」「ダサいと思われてしまう」と不安になるため強がっているのです。

また、気が弱い性格の人の場合、一度謝ると次々と怒られる可能性を考えて、謝ることを恐れる人もいるでしょう。

 

謝れない人とうまく付き合う方法と対処法

職場の同僚や友達であれば、たとえ謝れない人でも簡単に縁を切れません。謝れない人とうまく付き合うには、どうすればよいのでしょうか。

 

①要望を明確に伝える

謝れない人は、何かを注意しても「ごめんなさい」とは言わないため、注意してもあなたのストレスになるだけですよね。

そのため、仕事でミスをしたとき「ここ◯◯じゃないんだけど」と注意をするのではなく「ここは◯◯してほしい」と要望を明確に伝えるとよいでしょう。

「ごめんなさい」「すみません」を期待をするだけ損なので、謝れない人だと割り切った会話を意識してみてください。

 

②感謝の気持ちを伝える

気が弱い、自分に自信がないことから謝れない人には、いつもより「ありがとう」と伝えてみると、今よりいい関係性に変わるかもしれません。

いつも忙しく心に余裕がないと、つい感謝の言葉を忘れてしまいます。ありがとうを伝えるだけでも、自分を見てくれている、必要とされていると感じるため、信頼関係を築きやすいでしょう。

少しずつ信頼関係が築ければ、何かあったとき相手の口から自然と「ごめんなさい」の一言が出てくるかもしれません。

 

③責任をともなう仕事を任せない

謝れない人といることが苦痛で関わりたくない、心に負荷がかかってつらいときは、責任をともなう仕事を任せないこともひとつの手段です。

立場上難しいケースもありますが、責任をともなう仕事を任せなければ、ミスは発生しにくく指摘をする必要もないためストレスは溜まりにくいでしょう。

謝れない人と付き合うための最終手段ではありますが、極力トラブルを避けることにより、大喧嘩をせず、人間関係も壊さずに済みそうです。

 

④相手の悪いところを伝える

プライドが高い、自己中心的といった性格ではなく、何が悪かったのかうまく理解できていないことから、どう謝ればよいのかわからず謝れない人もいます。

このような人に対しては「◯◯なところがよくなかったね」「今回は仕方がないけど次は◯◯しよう」などのように、優しく悪かったところを伝えてみましょう。

あなたが理解してあげられるように寄り添う心を見せれば、相手も素直に謝ってくれるかもしれません。

 

謝れない人に謝らそうとすることは厳禁!

謝れない人に無理やり謝らそうとしても意味はありません。たとえ相手から「ごめんなさい」と言われても、心からの謝罪ではない可能性も高く意味のない謝罪です。

できるだけ距離を置ければよいのですが、どうしても関わらないといけないときもありますよね。このようなときは、この記事で紹介した「謝れない人とうまく付き合う方法」を試して、ノートラブルで過ごせるようにしてみてくださいね。

Text_Ayumi