バレンシアガを知る大人が持つべき「デニムとウォレット」

「年齢にとらわれずに着られるのが
バレンシアガの魅力」

「バレンシアガには、ジェンダーや年齢にとらわれていない多様な価値観がある。例えば、同じ服をおばあちゃんが着てもお孫さんが着ても、かっこいい服。それがデザイナーの自己満足ではなく、さまざまな人が着られるようにちゃんと計算されているんだと思っています。

もしも、あなたがバレンシアガというブランドのイメージの強さに躊躇しているとしたら、ショップへ行ったら着られそうな服の多さに驚くはず。滝沢眞規子さんもプライベートでよく着ていますが、とっても素敵。本当にさまざまな人に似合うアイテムが作られていると思います」(スタイリスト長澤実香さん)

改めて注目したい
バレンシアガのウォレットの
豊富なバリエーションと機能性

「アワーグラス」ラインから展開された3つのウォレット。ブランドのシグネチャーでもある「バスクウエストコート」の砂時計を彷彿させる底面のカーブが、シャープでありながらもエレガントな表情を演出してくれます。ミニウォレット[W11×H8×D5cm]¥60,500ミディアムウォレット¥68,200[ W15xH10xD3cm]コンチネンタルウォレット¥80,300 [W20×H10×D4cm] (すべてバレンシアガ/バレンシアガ クライアントサービス)
「まず取り上げたいのはウォレット。ファースト・バレンシアガはウォレットだった、という人も多いのでは。そのくらいバレンシアガのウォレットはバリエーションが豊富で、機能的にも使いやすくて素晴らしい。その中でも今回私がピックアップした「アワーグラス」ラインのウォレットは、まさに自分がいま買いたいと狙っているタイプです(笑)。黒で機能性も高いデザインのものって探すと意外に少なくて。バレンシアガならキャッシュレス派にぴったりなミニウォレットから、私のような相変わらずの長財布派まで、多様なニーズに寄り添うバリエーションが存在しているので、自分に最適なタイプがきっと見つかるはずです」。

着こなしの幅を広げてくれる
トロンプルイユの
デニムプリントパンツ

「そして今回、もうひとつご紹介するのがトロンプルイユのデニムプリントパンツ。ストリートスタイルを大胆に打ち出し、かつ大成功させているバレンシアガならではのピースです。今までもトロンプルイユのデニムパンツを目にすることはあっても、どれも安っぽくて履く気にはならなかったけれど、初めて「欲しい」と思ったのがこの1本です。シルエットもバランスも洗練されていて、履き心地も最高。デニムに合わせるようにTシャツでも、シャツでもジャケットでも合わせられる。ほどよく抜け感が加わるので、NAVY世代がストリートテイストに挑戦するなら、最初の入口としてとてもおすすめです」。
100%オーガニックコットンのジャージー素材にデニムプリントを施したトロンプルイユのファイブポケットパンツ。ジーンズの解釈に新しい提案を投げかけてくれる1本。パンツ¥136,400サンダル¥97,900(ともにバレンシアガ/バレンシアガ クライアントサービス)

ブランドの姿勢や丁寧なモノづくりは商品の品質の良さに繋がっている。そして、よいものは買ったその時から物語をつくり始め、次世代に受け継いでいきたくなるようなものになっていく―そんなモードの始まりの在り方を、人気スタイリスト長澤実香さんと考えていきます。

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撮影/五十嵐隆裕〈SIGNO〉 スタイリング/長澤実香 取材・文/西澤未来〈L.V.T.N〉 編集/永吉徳子