入れるのは今使うものだけ!takaさんの「一軍しか入れない」玄関収納

整理収納アドバイザーのtakaさんに聞く、限られたスペースを有効活用する玄関収納の秘訣。「一軍しか入れない」と決めるとラクになります。

教えてくれたのは…
整理収納アドバイザー
takaさん

『つづく、暮らし』代表。子どもの成 長やライフスタイルの変化に合わせた、無理なく続けられる片づけを提案。収納の工夫をつづったブログ「つづく、暮らし」やオンラインお片づけ相談が人気。メディアでも活躍中。

整理収納アドバイザーの新玄関収納法「一軍しか入れない収納」

ウィズコロナの生活で、玄関に置くものが変わったというtakaさん。
「帰宅後すぐに使い捨てマスクを捨てられ、衣類やエコバッグに除菌スプレーを使えるようにアイテムをセットにして玄関に出しています。出かけるときにすぐ使えるよう、マスクも玄関収納にしまうようになりました」

新しい生活様式で玄関に置きたいものが増えた今、使いやすくすっきり収納するポイントを教えてもらいました。
「シューズボックスはスペースが限られているから、通年使うもの以外は衣類の衣替えと同じタイミングで、季節ごとに中身を入れ替えます。オフシーズンのものは、玄関近くの部屋の本棚の上へ。衣替えのタイミングで靴を整理するので、量が増えすぎることもなく管理が楽です。また、冠婚葬祭用の靴は普段あまり使わないので、礼服とセットでクローゼットへ。こうすると、使うときに慌てて探さずに済みます」

今使わないものを移動することで収納スペースに余裕が生まれ、しまいたいものがしまえるようになるんだそう。
「よく使うものは使う場所の近くに、あまり使わないものは家の空いているスペースに収納。するとよく使うものが出し入れしやすく、暮らしが楽に!」

靴も衣替えして使うものだけ入れています

季節の靴を入れているスペースがこちら。入れるものの高さにより棚板の位置を変えたりはずしたりします。棚板は次に使うまでは、靴箱の一番下に重ね置き。

▶夏仕様

「サンダルやクロックスなど、夏に履くものをイン。身長を考慮して、上から夫用、私用、子ども用の順に収納」

▶冬仕様

「ブーツは高さがあるので、棚板を調整して収納します。夫のものは私や子どもでは手が届きにくい、上段に」

オフシーズンのものは本棚の上に移動

オフシーズンのブーツやお下がりでとってある靴など、一軍以外の靴はそれぞれのサイズに合ったケースに入れ、玄関近くの部屋の本棚の上に移動させます。

 

【左】「長靴をイン。これは内側がコーティングされているので、靴の収納にぴったり」。ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・L・ハーフ 約W17.5×D35×H32㎝ ¥900(無印良品 銀座)

【中央】「お下がりの靴はジップ付きバッグに入れて、サイズを書いておくとわかりやすいです」。ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・中 約W37×D26×H26㎝ ¥1,082(無印良品 銀座)

【右】「ミドルブーツが2つ立てて入れられるので、中身もすぐわかります」。ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・中・フタ式 約W37×D26×H26㎝ ¥1,355(無印良品 銀座)

 

\靴の収納はこんな方法もおすすめ!/

①フォーマルシューズはフォーマルウエアとセットでしまう

「冠婚葬祭用の靴は、使うときに〝あれがない!〞と慌てないように、使うものと一緒にしまっておくと、スムーズに準備ができます」

②ボックスにはブーツも

 

「ショートブーツは、寝かせてコンパクトにしまえるバンカーズボックスを使うの もひとつの手」

「同じ箱にしまうと本棚上にも積み重ねやすい」

 

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撮影/楠 聖子 取材・文/加藤文惠 構成/富田夏子

Mart2020年12月号
3賢人に学ぶ「新しい生活でもすっきりする玄関」のつくり方 より