知ってて損なし!むくみ解消法&間違いない美容成分【正しい美容知識】
「美容は積み重ねといいますが、何もできない日がたまにあっても大丈夫です。忙しいときは最低限にとどめ、できるときにがんばればいい」
そう語るのは美容家として活躍するかたわら、家事や3人の子どもの育児で忙しい日々を送る田中愛さん。最新の著書『力尽き美容』では、自らの経験と美容家としての立場から、毎日生きるので精いっぱいなほど疲れていても手軽にチャレンジできる美容テクニックをたっぷり紹介しています。
今回は書籍の中から、忙しい日々の中でも“ながら”でできる美容法をピックアップ。さらに、ちょっと余裕があるときに押さえておきたい美容知識もご紹介します。
力尽きそうな夜におすすめ♡ 4つの“ながら”美容法
「明日のために疲れを残したくない!」そんなときも“ながら”で賢くきれいになれる4つの方法をお届けします。
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1.フェイスラインのぼやけを解決する、クレンジング中の“ながら”マッサージ
ふと、鏡を見たら驚愕……。なんだかあごがたるんでいる! そんなときは“ながら”でシャープなラインを手に入れましょう。クレンジング中にマッサージも済ませられて一石二鳥。
STEP1.チョキの指を曲げて、グリグリ押す
まずは手をチョキの形にして、人差し指と中指を内側に曲げましょう。その形のまま指の第一関節から第二関節のあたりをあごに当てます。そこからこめかみに向かってグリグリと押し上げましょう。洗顔時に行うとだんだん泡がしぼんで滑りが悪くなり、また、濡れている状態で行うと肌を傷つけてしまう危険があるのでNG。のびのいいクレンジング剤をつけながらするのがおすすめのマッサージ法です。
STEP2.中指&薬指でクルクルと押し上げる
中指と薬指の腹を使い、あごからこめかみに向かって円を描くように押し上げていきます。中指と薬指は力の入りにくい指なので、肌に負荷をかけすぎずにマッサージすることができます。優しくクルクルと触りましょう。爪で肌を傷つけないように注意してください。
2.寝転がりながらできる! コットン+化粧水で目元を浸す
たとえば、あまりしゃべらない日なら口元は疲れないかもしれませんが、目元は起きている時間ずっと動いている部分なので圧倒的に疲れます。しかし、毎日酷使しているわりにはケアがされていない部分、そして年齢が出やすい部分でもあります。だから時間のあるときは、目元の集中ケアを。化粧水をしみ込ませたコットンをまぶたに置いて放置しましょう。化粧水はこっくりタイプがおすすめです。ごろごろと寝転がりながら試してみて。
3.シャワー中の“背中タオル”で広背筋伸ばし
背中を洗うついでにできる、普段なかなか伸ばせない部位のストレッチをご紹介。まずはフェイスタオルを肩幅に開いて持ち、タオルを持ったまま、腕を背中側に回します。その状態から腕を頭の上に持っていって伸ばしたり、左右にひっぱったり、ななめにしたりと、動かしてみましょう。背中にある大きな筋肉「広背筋」が伸びて気持ちいいはずです。
4.湯船の中で脚を上げるだけでむくみ解消
パンパンにむくんだ脚は揉みほぐすぐらいしか対処法はないと思っていませんか? そんな方はお湯に浸かっているときに、湯船のへりに脚をかけて3〜5分上げたままにしてみましょう。脚は重力に逆らって心臓まで血流を戻さなくてはならず、どうしてもむくみやすくなる部分。血流がよくなるお風呂で脚を高い位置に上げることで、血液を心臓へ戻してあげるというわけです。むくみ解消効果が期待でき、巡りをよくします。ただしやりすぎてのぼせないように注意!
ちょっと余裕があるときに! 押さえておきたい正しい美容知識
正しい美容の知識を身につけておけば、時間がないときにスムーズにお手入れができちゃいます。押さえておきたいふたつをご紹介します。
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週に2〜3回でOK! しっかり汚れを落とすW洗顔のHOW TO
古い角質や皮脂が残ってしまうと顔色が悪く見える原因になり、化粧水の浸透も悪くなってしまいます。でも、W洗顔は毎日ではなく週に2〜3回でOK。正しい方法をマスターすることが大事です。
正しいW洗顔のやり方
STEP1:クレンジングは“内側”を意識して汚れを浮かせる
クレンジングで重要なのはメイクをしっかり落としきること。メイクがのっている顔の“内側”を意識して行うのがポイントです。特に、ファンデーションが入り込みやすい小鼻や唇の上、皮膚の薄い目元部分などは優しく入念に。
STEP2:洗顔は泡立てが勝負! ツノが立つ硬めの泡に
汚れをしっかり吸収させるために、ツノが立つくらい硬めの泡を立てましょう。お湯が多いとゆるい泡になってしまうのでお湯の量は少量に。洗顔料はストレスなく泡立てられる伸びのいいタイプがおすすめです。
STEP3:洗顔は“外側”を意識
洗顔は皮脂汚れや古い角質を落とすことが目的。角質が残ると顔色が悪く見えてしまうため、しっかり顔の“外側”まで意識して全体を洗っていくのがポイントです。力が入りにくい中指と薬指を使い、優しく洗いましょう。
知っておくべき! 「美白」と「保湿」成分
体力に余裕がある日は美容液でお肌をいたわりたいもの。でも、たくさんある美容液、どう選ぶのが正解なのかわからない人も多いはず。無駄なケアをしないためにもチェックしておくべき成分が「美白」と「保湿」。
美容成分は「美白」と「保湿」が間違いない!
シミ・くすみ・キメは「美白」、シワ・たるみ・メイクののり・毛穴は「保湿」が有効です。実はこのふたつがほとんどの悩みの解決の鍵を握っています。肌との相性もありますが、「美白」と「保湿」の成分をチェックするのが美容液選びのひとつの基準といえます。また、化粧水などほかのアイテムでも同じ成分のものばかり選んで重ね使いするのはあまり意味がありません。ライン使いにこだわらず、目的に合った成分を見極めチョイスするといいと思います。
「美白」と「保湿」に導く成分一例
<美白>
・ビタミンC誘導体
・トラネキサム酸
・アルブチン
・コウジ酸
・ユキノシタ
・ハイドロキノン
<保湿>
・プロテオグリカン
・セラミド
・ライスパワー®️エキスNo.11
・アミノ酸
・PCA-Na
・ヘパリン類似物質
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
体力が限界の日は『力尽き美容』で乗りきろう♡
『力尽き美容』から、“ながら”美容法と知っておくと時短になる正しい美容知識をご紹介しました。書籍では、疲れて体力も気力も限界の、ギリギリの日を乗りきるための美容法をたっぷり掲載。その日の体力に合わせて選べる、ワンステップで終了する超ズボラなケアから、余裕のある日に試せるリカバー美容まで紹介しています。保湿クリームだけでひと晩乗りきる方法や、シャワーを浴びながらできるリフトアップ術など、忙しくてもきれいになるための“美容の味方”が満載です。
力尽き美容 著者・田中 愛 定価(本体¥1,100+税)
田中 愛……美容家。化粧品会社勤務を経て青森県八戸市に株式会社ビナーレを設立。美容に関する講演活動や雑誌・テレビ出演など多岐にわたって活動中。オリジナル商品の開発をはじめ、美容関連グッズなどのプロデュースも行う。
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