「そろそろ閉経かな?」と思ったら【かかりつけ婦人科】へ行こう

45歳を過ぎるといわゆる更年期に入るお年頃。ちょっと生理が乱れるだけで「コレって更年期症状!?」と焦った経験もあるのでは?不安だらけの閉経までの道のりだって、心構えと対策次第で怖いものではありません。

女性特有の年代による体の変化の不安はクリニックで相談を

更年期症状も様々なものがありますが、大きく分けると身体症状と精神症状になります。更年期障害があるということを知ることがまず大事。精神的に思い悩んでしまい、自分は重い病気なのではないかなどと籠ってしまうと余計に悪化してしまいます。周りに相談できるような知人がいれば、何かしらのアドバイスをくれるかもしれませんし、心配なら婦人科に話をしに行くだけでも楽になることもあります。最終的には漢方薬、プラセンタ、ホルモン治療などいくつも治療の選択肢があるので、あまり不安になる必要はありません。

美ST読者と同世代で、テレビや雑誌でも多数活躍しているドクター。私たちの体と気持ちに寄り添った検査、診断、処方を提案してくれるので人気です。

教えてくれたのは……麻布十番まなみウィメンズクリニック理事長 今井 愛先生

ミドルエイジドック+女性ホルモン値の測定を体験

先生が丁寧に問診、採血、内診を手際よく行ってくれます。婦人科検診だけでも年代や目的によってガールズドック、レディースドック、ミドルエイジドック、ブライダルドックなど選択肢が豊富。

ミドルエイジドックの血液検査では腫瘍マーカーも含みます。今回はホルモン値の検査を別料金で追加でお願いしました。ミドルエイジドック¥21,000、ホルモン検査¥2,260〜(初診・再診、保険適用により異なる)

日頃から生活習慣に気を配り健康的に過ごしている新井さんの検査結果は全項目正常値で異常ありませんでした。次回の検診までこの結果をお守り代わりとして、自分の健康は自分で守るバロメーターにしましょう。

今のところ生理は順調で膣活しています

40歳過ぎて経血量が減りましたが、43歳の時もう一度ビキニが着たくてジムに通い痩せたところ、また量が増えました。周期は今のところ順調です。今年に入って、膣にオイルを塗るようになってから、量が増えました。3カ月に1度くる生理痛も改善されている気がします。

体験したのは……会社員 新井香緒里さん(46歳)

麻布十番まなみウィメンズクリニック 女性の気持ちに寄り添った医療と清潔感のある内装で安心して通えるクリニック。大江戸線の麻布十番駅から徒歩4分。 東京都港区麻布十番1-5-19 ラトリエ・メモワールビル 2F ☎03-3405-0928 ㊡日・水 診療時間はHPや電話で確認を。

更年期をサポートする4アイテム

1:HRT

血液検査で明らかに女性ホルモンが減っている場合は不足したエストロゲンを補うHRT(ホルモン補充療法)をお勧めします。経皮吸収のジェルタイプ、貼るタイプのパッチ、内服薬は生理の有無やお好みで選択を。

2:プラセンタ

プラセンタ注射は週1くらいで通院する必要がありますが、保険が適用される方は1アンプル¥500に。献血と臓器提供は行えなくなります。サプリメントは自宅で内服できるし、献血の制限もありません。

3漢方

漢方は効き目が穏やかで、自然派の治療をご希望の人にお勧め。1日3回食前か食間に内服する必要があり結構苦いので苦手な方も。当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸など多種の漢方が処方されます。

4:エクオール

女性らしさを保つチカラが急激に減少することによって引き起こる、女性特有の〝ゆらぎ〟。大豆から生み出されるエクオールは美容でご存じの方も多いと思いますが、女性を支えるパワーの源。

2019年『美ST』1月号掲載 撮影/大瀬智和(人物)、大槻誠一(静物) ヘア・メーク/久保フユミ(ROI) 取材/菊池真理子

美ST