【30代の転職】週1の副業がきっかけでエンタメ系企業から「作業療法士」の道へ
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もはや当たり前の選択肢になった転職。でも、転職してよかった!と心から言えるようになるにはどうしたらいいのでしょう。CLASSY.世代の実例から見えてきたのは「自分の譲れない部分を知っている」こと。今回は、須藤優海さんにお話を伺いました。
楽しいだけじゃ続かないから
一生「学びたい」仕事を
須藤優海さん(28歳・作業療法士)
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子どもと過ごす仕事なので体調管理グッズは必携。プライベートでは仕事で履けないミニやヒールを楽しみます。愛用しているヴィトンのスピーディは20歳の時に初めて自分で購入した、思い入れのあるバッグ。子どもから風邪がうつることも多いので健康管理も大切。
\須藤さんの転職History/
2020年 作業療法学科卒業、実習を経てうつ病研究のため大学院へ進学
2022年 エンタメ系企業に就職、営業職として法人営業部に所属
2023年 フルタイムで働きながら、週1で作業療法士としても活動開始
2024年 前期決算終了のタイミングで退社、本格的に作業療法士の道へ
週1の副業で得られた実感が、後悔のない選択に繋がりました
発達や行動が気になる未就学児を対象に、遊びを通して運動能力や社会適応能力を養う「作業療法士」として働いています。いとこの障害がきっかけでこの仕事を知って学問として関心を持ち、作業療法学科のある医療系の大学から大学院に進学。とはいえ、働くなら好きなファッションや華やかな世界で、みんなと何かを創り上げる仕事がしてみたいと思っていたので、卒業後はエンタメ企業に就職しました。周りにも成果にも恵まれOLって楽しい!と感じていたのですが、あるとき上司との面談で会社員としての今後の目標を答えられなくて。当時、週1で副業していた作業療法士としてなら、課題も目標もたくさん浮かぶ自分に気づき、思い切って転職を決意しました。
今では、ポロシャツとチノパンにスニーカーが制服。勉強と実践の毎日です。数字として結果が見える仕事ではないし、それぞれ子どもの事情や家庭環境が異なる難しさもありますが、成長していく姿やご両親からの報告は何よりの喜び。会社員として働きたい気持ちも叶ったし、副業のおかげで自分は「楽しい」と「学びたい」どちらがモチベーションになるのか気づけました。この道を選んだことに後悔はありません。 作業療法士としてはまだまだ駆け出し。たくさん経験を積み、いつかは日本よりも子どもの教育・医療・サポート体制が進んでいる海外への留学にも挑戦したいです。
撮影/杉本大希 取材/坂本結香、飯室紗季 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年2月号「大特集Part2・自分らしさを守る転職、私の場合」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。