【30代の転職】製薬会社OLからスタイリストに転身「一番なりたい自分になれた」理由

The post 【30代の転職】製薬会社OLからスタイリストに転身「一番なりたい自分になれた」理由 appeared first on CLASSY.[クラッシィ].

もはや当たり前の選択肢になった転職。でも、転職してよかった!と心から言えるようになるにはどうしたらいいのでしょう。CLASSY.世代の実例から見えてきたのは「自分の譲れない部分を知っている」こと。今回は、たなべさおりさんにお話を伺いました。

「好きな仕事に挑戦しなさい」と
病床の父が背中を押してくれた

たなべさおりさん(32歳・スタイリスト)

デニムコーデ

1992年生まれ。大阪府出身。本誌をはじめ、女性誌やブランドのオウンドメディア、タレントの衣装など幅広くスタイリングを手掛ける。個人YouTubeでは、トレンド解説や展示会巡りのVlogを発信。

\たなべさんの転職History/

2014年 製薬会社に営業職で入社
2016年 ファッション誌の編集部でアルバイトを開始ライター、スタイリストアシスタントを経験
2018年 スタイリストとして独立

一番なりたい自分になれた。まだ途中だけど、満足した人生を歩めています

元々洋服好きで、ファッション業界で働こうと考えていたのですが、父は大反対。MRをしていた姉の影響で製薬会社に入社し、営業職で医療関係者に医薬品のプレゼンをして回っていました。ギャップを感じ始めたのは2年目。仕事自体は楽しいし、負けず嫌いだから成績も上位をキープしていたのですが、スーツを着て数字を追いかけるのが自分らしいかと問われると、そうではない気がして…。その頃、読者モデルとしてスナップされたことをきっかけにファッション業界への思いも再燃しました。

そしてもうひとつ、転職するきっかけになったのが、脳腫瘍で父を亡くしたこと。余命半年の父に「パパの人生、どうやった?」と尋ねたとき、「好きな仕事をしたり、夢を叶えることで自分の人生は良くなったから、お前もそうしろよ」と言われたんです。あれだけ反対していた父からの言葉に背中を押されて、退社を決意。編集部でのアルバイト、スタイリストアシスタントを経て、独立しました。スタイリストになり初対面の人と仕事をしたり、インスタライブで話す場面では、MR時代に培った度胸とプレゼン力が生きていると感じることも多いです。父の言葉を信じて“好き”を仕事にした今。一番なりたい自分になれたし、満足した人生を歩めています。今後のキャリアの目標は、続けること。挑戦とアップデートをやめずに、この仕事を長く続けたいです。