新大久保で“プチトリップ気分”のおつまみハント!【インド食材店・アンビカベジ&ヴィーガンショップ編】

新大久保のインド食材店「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」で購入した食材

韓流ブームで話題の東京・新大久保。実は、韓国だけではなく、アジア各国の料理が食べられるレストランやアジアの食材を扱う食料品店などもたくさんあることをご存じでしょうか? 「美味しいのものを食べるのが大好き!」というMart読者の三木芽久美さんと滝野香織さんも、よく足を運んで、珍しい料理や食材との出合いを楽しんでいるのだとか。

そこでMartウェブでは、三木さんと滝野さんと一緒に、新大久保の食材店を訪問し、家呑みを盛り上げる“お酒のおつまみ向きの食材”を購入。持ち帰った食材で、楽しい家呑みのアイデアを提案してもらいました!

Mart秋号(2023年9月28日発売)掲載の『世界のおつまみで「家呑み」が映えすぎた!』のスピンオフ企画として、5日連続で連載しているこの企画。最終回となる今回は、インド料理の食材が充実したこちらのお店です!

目次

  • 知る人ぞ知る! インド食材の人気店「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」
  • インド料理に使われている材料がたくさん!
  • スパイシーさがお酒に合う! 「インド風天ぷら」の家呑み

知る人ぞ知る! インド食材の人気店「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」

やってきたのは、インドのスパイスや香辛料、調味料などの食材を扱う「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」。

お店の名前の「アンビカ(AMBIKA)」とは、ヒンディー語で「お母さん」という意味。「インドの家庭で親しまれている味を、日本の人たちに届けたい」という思いが込められていて、私たちのよく知るポピュラーな味から、“通好み”のこだわりの食材まで、さまざまなインドの食材を扱っているお店です。

新大久保のインド食材店「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」外観

エスニック料理のスパイスや、ベジタリアンの食卓に欠かせない豆類などのオリジナル商品も豊富にあり、その品質の高さにも定評が! 平日の夕方には、仕事帰りの多くの人たちでにぎわう、“知る人ぞ知る”人気店だそうです。

インド料理に使われている材料がたくさん!

「日本でもなじみのあるインド料理ですが、どんな材料でつくられているのかを知る機会は少ないですよね。こちらのお店には、インド料理に使われている食材がたくさん。『あのインド料理に使われているのはこの食材なんだ!』という発見も、とても楽しいですよ」と滝野さん。

お店の中は、インド料理の調味料や食材の宝庫! 広々とした空間にさまざまな商品が整然と並べられていて、落ち着いて買い物が楽しめます。たとえば、こんな食材がありました。

棚いっぱいのスパイスにびっくり!

こちらの棚は全部スパイス! 圧巻の品ぞろえです。

「カレーリーフ」「イエローマスタードシード」など、スーパーなどではあまり見かけないものもたくさんあり、料理好きなふたりも感心しっぱなしでした!私たちになじみのあるスパイスもたくさんあります。こちらの「シナモンパウダー」は、たくさん使えそうな100g入り。

ベジタリアンに欠かせない豆類も豊富

ベジタリアンの人たちにとって重要なたんぱく源である豆類もたくさんありました。全部で30種類程度の商品があるそうです。

「体によい豆を普段の生活にもっと取り入れられるとよいですよね。どれがいいかな……」と滝野さん。ひよこ豆を粉にした「ベッサン粉」を見つけました!「小麦粉の代わりにお菓子作りなどに使えるんですよ!」ちなみに奥に見えているのが、粉にする前の「ひよこ豆」です。

手軽に楽しめるアイテムも豊富にあります

本格的な食材だけでなく、おうちで手軽に楽しめるアイテムもたくさんあります。

新大久保のインド食材店「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」のレトルトのインドカレー売り場

レトルト食品のインドカレーを発見! 「スーパーでは見かけたことがないよね」「種類が多くて楽しいね! これなら、おうちで手軽にインドカレーを食べられそう」

新大久保のインド食材店「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」の売り場

500g入りの「フライドオニオン」は人気商品。「コスパ抜群! 料理のアクセントにいいですね」と滝野さん。

世界一甘いって本当!? インドのお菓子ってどんな味?

インドの伝統的なお菓子も販売されています。「世界一甘いといわれるインドのお菓子って、どんな味なんだろう?」とふたりとも興味津々。

新大久保のインド食材店「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」の生菓子の売り場

それぞれのお菓子のもつ意味などを、店長さんがていねいに説明してくれました。日本人の口に合うように甘さを抑えたアレンジがなされているそうで、「とても美味しい! 」とふたり。

 

スパイシーさがお酒に合う! 「インド風天ぷら」の家呑み

家に帰ったら、「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」で購入した商品で、さっそく家呑みの準備を開始。今回、三木さんと滝野さんが提案してくれた家呑みはこちらです!

今回購入した商品はこちら!

※スライドすると、詳しく見ることができます。ひよこ豆の粉「ベッサン粉」(左)とインドのミックススパイス「チャットマサラ」レトルトの「パラク パニール (ほうれん草とカッテージチーズのカレー)」(右)と「パニール(チーズ)」

グルテンフリーで、栄養も豊富! 「べッサン粉」でつくるインド風天ぷら

インド風天ぷら(パコラ)の家呑み

ひよこ豆を粉にした「べッサン粉」を使って、「インド風の天ぷら(パコラ)」をつくってみました。グルテンフリーで栄養が豊富なのも嬉しいですよね。

味付けは塩の代わりに、インドのミックススパイス「チャットマサラ」を使用。ふんわりスパイスが香る天ぷらは、キリッと冷たいビールの最高のパートナーです!

揚げたての天ぷらに、チャットマサラをパラパラとふりかけていただきます。いろいろなスパイスがミックスされた、奥深さを感じる香り。レトルトの「パラク パニール」は、チーズをプラスして“追いチーズ”で楽しみました!

★インド風天ぷら(パコラ)★

材料

  • じゃがいも・・・中1個
  • にんじん・・・中1本
  • ピーマン・・・2個
  • ベッサン粉・・・150g
  • ガラムマサラ・・・大さじ1
  • おろしにんにく・・・小さじ1/8程度
  • 水・・・150ml程度
  • チャットマサラ(またはケチャップ)・・・適量

つくり方

  1. じゃがいもは皮を剥いて5mm厚さに切る。にんじんは千切りにする。ピーマンは縦に3~4等分に切る。
  2. ベッサン粉にガラムマサラ、おろしにんにくを混ぜ、水を少しずつ加えてパンケーキの生地と同じくらいの硬さの衣をつくる。
  3. 野菜に2をまとわせて、170℃の油で揚げる。
  4. チャットマサラをふりかけて食べる。ケチャップもおすすめ。

 

ちょっぴり特別な気分になれる「インド風」の家呑み。「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」には、オンラインショップもありますので、新大久保まで行けない人は、ぜひそちらをチェックしてみてくださいね。

全5回で連載してきた「新大久保で“プチトリップ気分”のおつまみハント!」は今回で最終回です。さまざまなお店の取材しながら、珍しい食材に出会ったり、各国の食文化に思いをはせたり、ちょっとした旅行気分を楽しめました。皆さんも新大久保を訪れた際には、お店をのぞいてみてください。

また、現在発売中のMart秋号の特集「『世界のおつまみ』で家呑みが映えすぎた!」でも、日本で手に入りやすい材料を使って楽しめる、“世界の料理”のアレンジおつまみをたくさん紹介しています。ぜひ本誌も手に取ってみてくださいね!

今回紹介したお店はこちら!

アンビカベジ&ヴィーガンショップ新大久保
東京都新宿区百人町1-11-29 ARSビル1階
電話:03-5937-2480
営業時間: 10:00~20:00
オンラインショップ:https://shop.ambikajapan.com/

撮影/山下忠之 調理・レシピ考案/三木芽久美、滝野香織 取材・文/田島えり子