〈モデル高垣麗子さん親子が感動体験〉食のプロたちに学ぶ「本物の食育旅」をレポート!
「体験による学び」をとても大切に子育てをされているモデル・高垣麗子さん。今回は大分・湯布院の地でエシカルな取り組みや食の大切さ、楽しみを提案しているオーベルジュ「ENOWA YUFUIN」へ。娘のなっちゃんと、感動体験溢れる2泊3日旅をレポート。
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親子でENOWAのFARMへ。「これ昨日食べたよね!」昨夜のディナーメニューにあった様々な色のトマトを見つけて笑顔が溢れる高垣さん親子。石割農園・石割さんが監修する有機栽培のFARMには250品目の野菜がツヤツヤと輝き、蜂や蝶などの生き物が飛び交う。タシシェフは毎朝ここに訪れ、その日のメニューを考える。
[高垣さん]トップス(モデル私物)オーバーオールデニム¥19,000(ペイデイ/グーニーPR)スカーフ¥1,290(ジーユー)ピアス¥22,000(カラ・ユ/ショールーム ロイト)
食のプロたちから教わる貴重な学び時間を堪能
湯布院にあるオーベルジュ「ENOWA」は、約44、000平米という広大な敷地の中にゆったりとした客室、温泉、プール、サウナ、エステ、細やかなサービス…と、大人が心身ともに癒される美しい場所。
そのENOWAが特に他と一線を画するのは、“食”というキーワード。
由布岳の麓に自社農園を持ち、湯布院の肥沃な土地を活かして250品目の野菜を育てています。安全かつ独自の野菜作りを京都で行う「石割農園」の石割さん監修による有機栽培も大きな特徴。
ENOWA のレストラン「JIMGU」のエグゼクティブシェフであるタシ・ジャムツォさんさん(写真右)と石割農園の石割照久さん(写真中央)。二人の「食のプロ」と高垣さん念願のFARM体験に。
高垣さん「虫もたくさんいて限りなく自然に近いFARMでは野菜も生き生きと光ってました。Farm to tableという言葉は聞きますが、ENOWAはFARMをもっと親密に感じます」
タシシェフ「ENOWAは“FARM-DRIVEN”という思想です。まず私たちが理想とするFARMを自分たちの手で作り、食材を育て、そしてその日に採れた食材によって料理メニューが決まっていく。FARMが軸にあるんです」
石割さん「そして料理の出汁に使った貝の殻は肥料の役割になるので柑橘系の樹の根元に敷き詰めます。そうしていい循環ができていくよう試行錯誤しながらFARMを育ててきました」
監修する石割さん、タシシェフ共に“必要なものを必要な量だけ”という考えを根底に持ちながら、FARM、食と向き合っています。
石割さん「採れた野菜をもとにメニューを考えるという流れですが、その時に採れる野菜をシェフが欲しいものであるように、話し合いながら調整もしています。例えば同じ種をタイミングをずらして3回に分けて撒きます。そうすると実る時期もずれるので、シェフがその野菜を使いたいタイミングに合いやすくなるんです」
高垣さん「精進料理を学んでいるのですが、“感謝して余すことなく最後までいただく”という姿勢があり、ENOWAさんにもその精神が共通しているなぁと節々に感じました。収穫後に調理体験ができることで、“自分が何を食べているのか”という部分にさらに体感が増し、娘と共に学びと気づきの多い時間でした」
その土地を楽しむという 旅の本質を体験できる時間
駐車場に車を停めて道を渡り、木々の中を歩くと、由布岳と緩やかな傾斜の芝生が目の前一面に。日本ではないどこかに来たのかと感じてしまうような想像をこえた雄大さに、誰もが立ち尽くすほど。なっちゃんは勢いよく走り出し、その姿を嬉しそうに眺める高垣さん。この物語のように美しい景色の中でタシシェフ特製のランチボックスを食べながらのんびり過ごすというピクニック体験がENOWAでスタートします。
高垣さん「色々な土地に旅をしてきましたが、この雄大さには驚きました。一面緑で気持ちがいい。見通しがとてもいいので、娘が思い切り走っていても不安なくのんびり過ごせます」
目の前に広がる由布岳。実はタシシェフはたまに走って登山していると話し、高垣さん親子から驚愕の声を上がりました。
「遠くに鹿が見えるよ!」「どこでお弁当食べる? あの樹の下がいい!」となっちゃんは大はしゃぎ。ランチボックスを持って、大きな樹の下へ。ピクニック前に親子でブルーベリー収穫体験にも行き、カゴに溢れるブルーベリーをつまみながら歩く二人。このピクニックでも、世界各地で活躍してきたタシシェフが魅せられた湯布院の土壌や、自然を感じられるのです。
タシシェフ「ホテルがオープンする2年前からこの土地に住み、自分の足で生産者さんのもとをまわってきました。今日収穫体験に訪れたブルーベリー農家さんもそのひとつ。FARM体験、ピクニックなど、この土地の素晴らしさとこの土地だからできる生産物を肌で感じてくれたら嬉しいです。生産者さん、この土地の風土、FARM、全ての協力のおかげで料理がさらに素晴らしいものに」
ラグジュアリーなオーベルジュというだけでなく、湯布院の美しさや土壌、食を楽しむことの本質などを体感させてくれる様々なアクティビティに終始笑顔の高垣親子。
「ホテルに戻ったら野菜シロップのかき氷を食べましょう」というタシシェフの一言に、なっちゃんはまた大喜びしたのでした。
[高垣さん]シアーベロアTシャツ¥12,100(イウエン マトフ/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店)カーゴパンツ¥47,300(シー/エスストア)ピアス¥22,000(カラ・ユ/ショールーム ロイト)
なっちゃんが絵日記を描きました!
ENOWA YUFUIN紹介
食のプロが集結した唯一無二のプログラム体験ができるオーベルジュ。
「ただラグジュアリーなのではない、親子の知的好奇心を経験豊かな方々との体験を通して教えてくれる親子旅でした」(高垣さん)
「ENOWA YUFUIN」お問い合わせ
公式サイト https://enowa-yufuin.jp/
ENOWA直通 0977‐28‐8310
予約センター 0120‐770‐655(9:00- 17:45)
*掲載したランチボックスは有料です。キッチン体験、ブルーベリー収穫体験、ピクニックなどのアクティビティやかき氷などスイーツ提供は、季節、天候によっても変わります。
*2025年秋以降「ファミリープラン」を実施予定。実施日などについてのお問い合わせは直接ENOWAへ。
撮影/花盛友里 モデル/高垣麗子&なっちゃん ヘア・メーク/高取篤史 取材/柿本真希 ※情報は2025年10月号掲載時のものです。
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