乃木坂46筒井あやめの感情が一定な理由「悔しいという感情に出合えたことがうれしい」
bis本誌では3度目のカバー登場となる乃木坂46の筒井あやめさんにインタビュー。いつもフラットな印象の彼女が、“感情が一定”な理由を明かす。悔しさすら楽しみに変える彼女の心の在り方に迫る。
乃木坂46筒井あやめさんにインタビュー♡
ジャケット¥139,700/シー ニューヨーク(S&T) イヤリング¥3,200/ミュー(ロードス)
今日の撮影はいかがでしたか?
とても楽しかったです。いつもより撮影の雰囲気がゆったりしていて、私ものびのびとリラックスして臨めました。それに今回は、カバーのスタイリングが事前に決まっていなかったんです。どれが表紙になるのかわからないまま撮影するのは初めてで、撮るたびにスタッフのみなさんが「これが表紙かな?」って話したりしているのを、楽しく見ていました。実際にどんなカバーができあがるのか、私自身も楽しみです。
いちばんお気に入りのスタイリングは?
オーバーサイズのベストを着たスタイリング。もともとグレーやジャケット系のアイテムが好きなので、そのベストにすごく惹かれて。ビジュー付きのニット帽、黒のシアースカートも可愛かったですし、全体的に私服で真似してみたいなと思うコーディネイトでした。
この秋はどんなファッション&メイクを楽しみたいですか?
ファッションでは、赤を使ったコーディネイトですね。今年の秋冬は赤がトレンドカラーだと聞いて、挑戦してみたくなりました。普段、落ち着いた色味の服が多いので、そこに赤をアクセントとして取り入れてみたいです。メイクは、深みのあるカラーリップを主役にした、大人っぽいメイクが気になります。
いつもフラットで、感情が一定なタイプ
ベスト¥107,800、スカート¥126,500、帽子¥33,000、バッグ¥50,600/すべてリヴィアナ コンティ(イザ) イヤカフ¥3,590/クンペルバイビー、リング¥26,000/オヴ(ともにロードス) シューズ¥139,700/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ ジャパン) ソックス/スタイリスト私物
今号のテーマは「Sentiment」です。あやめさんはいつもフラットな印象がありますが、普段、喜怒哀楽などの感情をはっきり感じることはありますか?
それが、昔からあまりよくわからなくて。基本的にいつもフラットで、感情が一定なタイプだと思います。だからなのか、たとえば悔しいできごとがあったときに、悔しさと同時に「うれしい」という気持ちも出てくるんです。「悔しい」という感情に出合えたことがうれしいというか、新たな発見があった感じで。そういうのを、どこか楽しんでいる自分がいます。生きているうちにいろんなことを経験して、たくさんの気持ちになれたら、幸せだなと思います。
気分が落ち込んだり、心にモヤモヤを感じて悩むこともあまりないですか?
一時的に落ち込むことはあるんですけど、それが長引くことはあまりないかなと思います。考えなくてよさそうなことは考えないですし、気づいたら自然と忘れてる、なんてことがほとんどです。
最近、テンションが上がったことはありますか?
久しぶりに友達とごはんに行けたこと。会うのは半年ぶりくらいで、それも急に決まったんです。共通の友達ふたりが会う予定を立てていたみたいで、そこに私も声をかけてもらって。一緒に和食を食べました。ふたりともすごくおしゃべりで、その日もマシンガントークが止まらず(笑)。私はただ聞いているだけなんですけど、その空気感がすごく心地よくて。楽しくて、うれしい時間でした。
最近“ときめき”を感じたことはありますか?
ときめきを感じたのは、銀杏BOYZさんの『夢で逢えたら』という曲に出合ったときです。たまたま流れてきたのを聴いてみたら、すっかりお気に入りになって。結構ロックな、テンポの速い曲なので、朝に聴くと「今日も一日がんばろう」って、元気をもらえます。
今までに感情を大きく揺さぶられた経験はありますか?
4年前に出演した舞台『目頭を押さえた』のときは、本当に毎日泣きそうになりながら稽古に通っていました。グループを離れて外部の舞台に出るのは初めてで、しかも演技経験が少ない私にとっては、周りの実力派の役者さん達の中に飛び込むのがすごくプレッシャーで……。自分はどうしたらいいんだろう、って悩みながらの日々でした。
そのときは、どうやって乗り越えたんですか?
ちょうど同じ時期に、同期の子も別の舞台に出演していて、その子とよく連絡を取り合っていました。「お互いがんばろうね」って励まし合えたことが、すごく心強くて。同じ状況でがんばっている仲間がいてくれることが、支えになりました。近くに共感できる相手がいてくれることって、本当にありがたいなと思います。
Photography_Ittetsu Matsuoka Styling_Aya Kurosaki Hair & Makeup_Nozomi Kawashima(io)Interview_Yuri Tokoro Text & Edit_Miki Kuwamori Cooperation_PROPS NOW