白石麻衣さん(32)乃木坂46卒業から5年の変化「もっともっとという焦りが抜けて、心が軽くなった」【『最後の鑑定人』出演中】

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『風間公親-教場0-』や『アンダーニンジャ』など、シリアスから王道のヒロインまで個性豊かな役柄に挑戦してきた白石麻衣さん(32)。現在放送中の『最後の鑑定人』では、藤木直人が演じる鑑定人・土門誠のもとで働く“変人”研究員・高倉柊子を好演中です。乃木坂46として20代を走り抜けてきたという白石さん。乃木坂46を卒業してからの変化を聞きました。

Profile

1992年8月20日生まれ。群馬県出身。2020年に乃木坂46を卒業し、俳優・モデルとして活動。近年の主な出演作は、テレビ朝日系『恋する警護24時』、フジテレビ系『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』、映画『アンダーニンジャ』など。自身のアクセサリーブランド「ALP」ではブランドディレクターも務めており、同性からの支持も厚い。

乃木坂46を卒業した当初は、不安とプレッシャーを抱えていました

——2020年に乃木坂46を卒業されて、約5年が経ちました。白石さんも30代に突入し、仕事に対する向き合い方に変化はありましたか?

20代はずっと乃木坂46として走り続けていたので、卒業した当初は不安やプレッシャーみたいなものも感じていて、「これからさらに頑張らないと!」と肩に力が入っていたような気がします。でも、30代に入ってからは落ち着いて1歩ずつ、自分のペースでゆっくりと進んでいけるようになっていきました。いい意味で、焦らずに仕事をすることができている気がしています。

——何かきっかけはあったのでしょうか?

周りの友達の影響が大きいかもしれません。周りの同世代の友達と話していると、みんな自分のペースで人生を歩んでいて。そういう姿を見ていると、仕事のことで頭がいっぱいになっていた自分に気がついて。“焦らなくてもいいんだ”って心が軽くなったんです。

仕事だけがすべてじゃないなと思えるようになってきました

——たしかに、ずっと走り続けていたからこそ、スピードの落とし方は難しいですよね。

乃木坂46時代も「もっともっと」と焦っていたんだと思います。でも、自分の人生を広い視野で見たとき、それだけがすべてじゃないなと思えるようになってきて。“私も自分のペースで歩きたいな”という思いが芽生えてきたんです。そもそも、私自身は急かされることは苦手なほうなので、30代は落ち着いて過ごしたいとは漠然と思っていたんですけどね(笑)。

——では、気持ち的にはすごく楽になれましたか?

そうですね。思い描いていた30代を歩けている気がしているし、自分らしく生きられているような気がしています。

——白石さんように、周りに流されずマイペースに進むことのできる秘訣は?

私はどちらかというと考えすぎてしまうタイプの人間なので、「こっちの道を選んだほうがよかったかな」と悩むこともたくさんあります。でも、結局は自分の人生なので、進む道は自分で決めたい。たとえ失敗したとしても、自分で決めた道なら許せるような気がするんです。そういうマインドを大切に、道を選んでいるような気がしています。

コミュニケーションは、無理をしないのがいちばん!

——年齢が進むにつれて、人付き合いにも変化はありましたか?

そこまで友達が多いタイプではないので、現状維持ですね(笑)。無理して輪を広げようとは思わないし、私のことを理解してくれる人が1人でもいるのなら、その人を大切にしたいなって。

——ちょうど白石さんの年齢は、先輩と後輩の中間にいる絶妙な世代でもありますよね。白石さんと同世代のCLASSY.読者は、人付き合いに悩むことも多いですが、白石さんが考えるコミュニケーション方法は?

確かに私の年齢を見ると、何もわからない新人でもなければ、なんでも知っている大ベテランでもない、という絶妙な位置にいるかもしれませんね(笑)。『最後の鑑定人』でも、藤木直人さんをはじめとする先輩方がたくさんいらっしゃるので、クランクインした当時、人見知りな私は緊張してしまっていて…。でも、“困った時は、必ず相談する”というのは決めていたこと。積極的に仲良くなろうとするのは得意ではないので、これがいちばん自分らしくいられる先輩とのコミュニケーションの形なのかなと思っています。

——自分に無理のない範囲で、距離を近づけていくということですね。

そこから自然と仲良くなることができれば、私もすごくおしゃべりになるので(笑)。自分に嘘をつかず、無理をしないのが一番です。

20代の自分に言葉をかけるなら「よく頑張ったね」かな(笑)

——後輩に対してはどうですか?

乃木坂46時代でいうと、干渉しすぎないようにはしていました。もちろん何か困っているんだろうなと思った時は、もちろん話も聞くし、私にできることなら手を差し伸べます。でも、なんでもかんでも私が問題を解決してあげるというのもよくないなと思うんです。相手の成長につながらないし、見守るくらいがベストなのかなって。でも、人付き合いに正解はないし、それぞれに合う方法があると思うので、そこを探していくしかないですよね。私も教えてもらいたいくらいです…。

——では、30代になった今、20代の自分に言葉をかけるなら?

「よく頑張ったね」、かな(笑)。20代の頃は、ほとんど乃木坂46にいたので、周りの女の子たちと自分を比べてしまうこともありました。でも、自分がちゃんとまっすぐ前を向いて頑張ってさえいれば、必ず誰かが見てくれています。そんな意味を込めて、私から私に「頑張ったね」と声を掛けてあげたいですね。

——どのように自分を奮い立たせていたのですか?

乃木坂46時代、いつもメンバーと集まってお互いを褒め合っていたんですよ。「今日はよく頑張った!」って、声を掛け合って元気づけていたんです。そうやって言葉にすることを大切にしていましたね。今もその名残なのか、自分で自分を褒めてあげることもあります(笑)。

——確かに、思いを言葉にするのは大切なことかもしれません。

思っていることをハッキリと言えるタイプではないのですが、「ありがとう」などポジティブな言葉は口に出すように心掛けています。それだけで自分のモチベーションもあがるし、元気にもなれるので、おすすめです! あとは、撮影期間中はなかなかお買い物へ行く時間がないので、「撮影を終えたら買おう」と先にご褒美を決めておくこともあります。探している時間も楽しんですよね。

クランクアップしたら買いたいものは、軽くて機能性のいいスニーカー

——今、チェックしているものはありますか?

最近はスニーカーが欲しいなと思って、探している最中です。スニーカーは奥が深いと聞くので、ハマっちゃうのが怖いけど(笑)。スニーカーを履くときは、カジュアルになりすぎないように気をつけながらコーディネートするようにしています。トップスにはシースルーのものを持ってきて抜け感を出してみたり、そうしたスニーカー中心のコーディネートを考えるのも楽しくて。クランクアップのご褒美として、軽くて機能性のいいスニーカーをゲットしようと思います!

——最後に、白石さんの美の秘訣を教えてください!

大したことはしていないんですけど…。最近はちゃんとお風呂に浸かるようにしています。汗と一緒に老廃物をたくさん出して、少しでもきれいになったらいいなって(笑)。エプソムソルトを湯船に入れて、30分くらいは浸かるようにしています。とは言いつつ、どうしても疲れているときはサボっちゃうんですけどね(笑)。

information

ドラマ「最後の鑑定人」
フジテレビ系で毎週水曜日22時00分〜22時54分放送。かつて科捜研で“最後の鑑定人”と名を馳せた主人公・土門誠(藤木直人)と“変人”研究員・高倉柊子がバディとなり、科学を武器に難事件を解決へ導く。
<出演>藤木直人 白石麻衣 迫田孝也、中沢元紀 /松雪泰子

取材/小林揚 編集/越知恭子