【コメント全文】JIN(BTS)が「ARMYさんが僕の全て」と明かした夜。京セラドーム公演をレポート

2025年6月28日と29日の韓国公演で幕を開けた、BTS・JIN初のファンコンサートツアー『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』。その日本公演が、7月5日・6日に千葉・幕張メッセ国際展示場で、続いて7月12日・13日に大阪・京セラドーム大阪にて開催されました。JJnetでは、7月13日の大阪公演に参加。全18曲を歌い上げた公演の様子や、JINのコメント全文をお届けします。
ロックスターJIN、「Running Wild」で幕開け
開演時間の17:30になると、「Running Wild」が流れるなか、JINがステージに登場。デニムのセットアップ、インナーには白いタンクトップを合わせたJINは、いつにも増してセクシーな雰囲気です。JINが「こんにちは~」と言いながらブザーボタンを押すと、花火や銀テープ吹雪などの特殊効果が会場を彩り、華やかな幕開けとなりました。
「Hey オオサカ、Are you ready?」。JINがそう言うと、1stソロアルバム『HAPPY』のタイトル曲「Running Wild」からスタート。冒頭からまるでロックスターのようないでたちと、唯一無二の“シルバーボイス”で、会場のARMYの心を掴みます。
2曲目の「I’ll Be There」では、「一緒に歌ってください~!」と日本語で呼びかけも。歌い終わっても、会場からの“JINコール”が止みません。
「さあ、『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』が始まりました。僕は今日の挑戦をスタートしましたが、まだ挑戦できていないARMYの皆さんのために準備の時間を差し上げます。心の準備をして、身体もリラックスしてください」
1分間の準備時間が設けられ、ここでJINは水を飲んだり汗を拭いたり。「ARMY、準備いいですか?ではARMYのもとに旅に出てみましょうか。みんな1、2、3」。そう言うと、JINが乗ったステージが上昇し、「With the Clouds」がスタート。まるで雲の上にいるかのような演出のなかJINが歌い上げ、続いて「Falling (feat. Taka)」を披露しました。
「ARMYの皆さんとご一緒するまた一つの挑戦、『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』が始まりました。大阪、お久しぶりです。会えて嬉しいです。会場が昨日と同じくらいいっぱいですね。みんなよく見えていますか?残念ながら『Run Jin(タリョラソクジン)』(YouTubeコンテンツ)が終わってしまって、寂しい気持ちを慰めるためにも、コンサートという新しい挑戦を準備してみました。今日は今までのどんな挑戦よりもワクワクどきどきしています。ARMYもそうですか? 僕だけじゃなく、ARMYの皆さんも一緒にやるんですよ。覚悟できてますか?こんな声の大きさじゃ、ミッション成功できなさそうです。もう一回、準備できた?オッケー、準備できたみたいですね」

大阪ARMYに「バーン!」
「大阪!みんなバーン!」JINがそう叫び、会場を指差す仕草を見せると、大きな歓声が上がりました。「ありがとうございます。ああ、本当に面白いですね。今日は楽しみです。では、公演を本格的に始める前に、僕と一緒にタイトルコールをしてください。僕が『タリョラ~』と言ったら、ARMYの皆さんは『ソクジン~』と叫んでください。手の動きも絶対やってくださいね」
そうしてタイトルコールをして、次のステージ「Don’t Say You Love Me」へ。ここでもARMYの掛け声が響きます。
ミッション1つ目は「伝われARMY」
VCRを挟んで再び登場したJINは、次のコンテンツを紹介しました。
「僕はずっとこうやって一緒に過ごす時間を作りたかったんです。だから、今回は特別なミッションを準備してみました。今まで『Run Jin』にたくさんゲストが来てくれたんですが、今日のスペシャルゲストはなんと大阪ARMYです! 僕の最愛で歴代最多のゲストですね」
ミッションのお題は、テレパシーゲーム。題して「伝われARMY」。画面に表示されるお題に従い、会場のARMYはジェスチャーだけでお題を表現。JINが30秒以内にお題を当てるというものです。正解数によって、JINの衣装が変わることも明かされました。
「ARMYはサイレントモードもできますか? ベストを尽くして当ててみます」とJIN。
一つ目のお題は「テニス」。アミボム(ペンライト)をテニスラケットに見立てたARMYたちが、必死にジェスチャー。すると途中で分かった様子のJINも、マイクをラケットに見立ててラリーに応じます。JINは「バトミントン?テニス?」。さらには、「みなさん、何個当てたいですか?」とARMYの様子を伺うシーンも。そして回答は「テニス」と見事正解。
二つ目のお題は「クライミング」。両手を使ってロッククライミングを表現するARMYたち。「ネコ?スパイダーマン?スポーツですか?」と、JINはピンとこない様子を見せるも、「クライミング」と2問連続で正解。
「ARMYが天才ですか?僕が天才ですか?」。
2問正解したミッションのご褒美に、次のステージの衣装は「制服」に!
「昨日、僕これ着たんだよな!これが見たいんですか?じゃあ見せなきゃね」とJIN。
「今日の『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』では、着替えるのもミッションです。今から90秒で裏に戻って服を着替えて帰ってきます。隣のARMYと挨拶とかお話して、ちょっと待っててください。じゃあ挨拶してください。こんにちは~。ほら、前を見るんじゃなくて、お互いを見てやらないと!」

レアな制服姿をお披露目
「あ~忙しいですね~」と、制服に着替えたJINが登場。「皆さん、かわいいですか?34歳の制服ですね~」とJIN。(※韓国の年齢で。西暦では32歳)
「この格好で、皆さんに聞かせたい曲があります。皆さんにも全力で一緒に歌ってほしい歌です。歌ってくれますよね?」。そう言って始まったのは「Super Tuna」。
韓国トロット風のキャッチーなサウンドに乗せて、会場は大盛り上がり。ステージの端から端まで走って愛を届けるJIN。「みんな、Make some noise!」でARMYの大歓声が上がります。
歌い終わってからも、「『Super Tuna』どうでしたか?楽しかったですか?」と、サビの部分をもう一度アカペラで歌い、JINの美声を直接届けてくれました。
「次はARMYが挑戦する番です。僕がミッションの曲を選ぶので、僕が着替える間、挑戦してみてください。なんの曲が一番好きですか?はい、ぐるぐるルーレットスタート」と言い、裏に消えるJIN。ルーレットが「Anpanman」で止まると、JINの着替えを待つあいだのステージに「Anpanman」のカラオケ画面が登場。会場のARMYが歌い、JINの帰りを待ちます。
ピアノ弾き語りも!
「さすがARMY、最高。歌上手じゃないですか」。黒いシックな衣装に着替えて、再び登場したJIN。「僕も最近した挑戦があるので、皆さんにお見せします」とピアノの前に座ります。
「何の歌かわかりますか?では、挑戦します」。そう言って演奏を始めたのは「I will come to you」。この時ばかりは歓声が止み、JINのピアノと歌声を聞き逃さないようにと、会場のARMYは聞き入ります。
続いて「Abyss」。JINの28歳の誕生日に合わせて公開された自作曲で、持ち前の高音が堪能できる一曲です。
「この『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』のために新しい挑戦をしてみましたが、どうでしたか」と問いかけたJINは、「OK。では、このムードのまま次のステージに挑戦しましょう。1、2、3といったら『どうぞ』と言ってください。では~1、2、3、どうぞ!」と呼びかけます。
その後は「Background」を力強い歌声で響かせ、さらに「Another Level」では再びステージが上昇し、JINのハイトーンが会場に響き渡ります。
ARMYからの「キムソクジン!」コールには、「はい、キムソクジンです」と笑顔で答えます。「今回のツアーのためにひさしぶりにロックを歌いましたARMY、どうでしたか?」。
2つ目のミッションは「歌ってARMY」
続いて本日二つ目のミッションへ。「こんなに楽しく遊んでくれるおちゃめなARMYを放っておけないので、もう一つミッションを準備してみました」と語り、二つ目のミッション「歌ってARMY」を発表。「僕が、皆さんの歌う歌を当てるミッションです」と説明しました。
吊るされたタライが登場し、「怖いね~」とJIN。「昨日見たけど、また見ても怖いですね」。失敗したらタライが落とされるという、体当たりな企画です。
1曲目のお題は「Dionysus」。
ARMYが歌うのを見て、頭にハテナマークが浮かんでいそうなJIN。「本当にわからない。もう一度?」そして「本当にわからない。打たれないとね…JUNGKOOKの『Seven』!」。そう答えると、タライにアタックされるJIN。正解の「Dionysus」が流れると、「あ~!すみません~」と」とJIN。
次のお題は「IDOL」。
今度は、サビの部分のARMYの大合唱で、即座にわかった様子のJIN。ARMYの歌声にあわせてダンスも披露。「僕ですね。IDOL!」と正解。「最高です。ARMYが歌手ですね~アイドルですか?」。
最後のお題は、JINのソロ曲である「Loser」。
ARMYが歌い出すと、目を見開き驚いた様子のJIN。もともと大きな目がさらにキラキラと輝きます。「みんな、本当に上手ですね。公演は6回目ですけど、そのなかで一番上手です。『Loser』!」と見事正解。「すごいですね。うちのARMYは最高です。みんな(声が)すごい高いですね」。
「このミッションを用意した本当の理由は、次のステージのためだったんです。次に歌う曲は、何よりもARMYの声が必要なステージです。みんな上手にできますよね? OK、ちょっと待って。その前に僕は着替えます」と、ステージで生着替え。
「時間を省略しようと思って舞台の上で着替えるのですが、ちょっと恥ずかしいですね」
そう話しながら、上着をレッドの革ジャンにチェンジ。
「Rope It」の振り付けも大成功
続いては「Loser (feat. YENA)」のステージです。ARMYの歌声が必要、と言われたとおり、YENAのパートをARMYが歌い、会場は大いに盛り上がりました。
次に、カウボーイハットを被ったJINが披露したのは「Rope It」。この曲でもJINの力強い歌声が響き渡ります。サビのロープを投げるような振り付けでは、「一緒にやってみましょうか、大阪が吹き飛ぶくらい!」と、特製の拡声器を手にしたJINが呼びかけ。ARMYもペンライトを一緒に振り回し、会場の熱気をさらに高めました。

BTSメドレーも披露
続いて、「みなさん、この曲知っていますよね」と言って、BTSの大ヒット曲「Dynamite」へ。印象的な振り付けとともに、一人で七人の曲をやり遂げます。その後、「Butter」、「Mikrokosmos」、 「Spring Day」とBTSメドレーを駆け抜けました。
「みんな本当に会いたかったです。愛してるよ!」と、「MIkrokosmos」を歌いながらJIN。「Spring Day」の終わりには、ARMYの大合唱が止まらず、JINも思わず笑顔に。
「メンバーたちなしでうまくできるか心配でしたが、ARMYが一緒に歌ってくれたからうまく完成できたと思います」とJIN。
しかし、楽しい時間はあっという間。「でもこの公演も終わりが近づいています」とJINが告げると、ARMYからは名残惜しい声が上がります。「残念ながら次が最後の曲です。次の曲も一緒に歌ってください。僕もARMYを信じて歌います」。
公演の最後のパートでは、「The Astronaut」を披露。会場には惑星を思わせる大きなボールが投入される幻想的な演出も加わりました。曲の最後には、JINがステージ上で横になり、寝ながら歌い上げるパフォーマンスを見せます。”And I love you..”と響く力強いハイノートは、まさにJINの卓越した歌唱力の証。
最後の曲として披露されたのは「Nothing Without Your Love」。「皆さんと歌いたくて、最後まで大事にしてきた曲です」とJINが語り、ステージの端から端まで移動しながら、感謝の気持ちを込めて歌い上げました。「皆さんありがとうございます。また会いましょう」と、ARMYへの再会を誓い、ステージを後にしました。
アンコールを待つ間、会場ではARMYの掲げる熱いメッセージボートが紹介されます。「ジンくんがめっちゃ好きやねん」「おかえり」「日本に来てくれてありがとう」「肉眼に焼きつけたよ」といった愛の言葉から、「私を釣って」「私のMOONになって」といったユニークなものも。中には「8歳のARMYです」「ARMY歴7年で初めてチケットが当たった」と、それぞれの物語を記したメッセージも見られました。
「ARMYさんが僕の全てです」
アンコールステージに登場したJINは、Tシャツにツアーグッズを身につけ、ウットくんのぬいぐるみを携えて登場。「Epiphany」をしっとりと歌い上げます。「皆さんのために準備しました。『Epiphany』でした。どうでした?」。
「では本当に本当に最後なので、みなさんに伝えたい話を準備しました。韓国語でもいいですか?」と、ARMYへの感謝を語り始めます。
「今日と昨日、まずは僕に会いに来てくださったARMYのみなさんに感謝を伝えたいと思います。僕はまだ、これほど愛されていいのか、まだ至らないとしょっちゅう考えます。それでもこのようにたくさんのみなさんから愛情を受けていることを実感すると、どうやってお返ししたらいいのか、感謝をお伝えすればいいのかと考えます。みなさんのために心を尽くして、体を張ったりすることもありますが、まだまだ足りないと思います。みなさんに幸せな感情を伝えるため、喜んでもらえるために、最善を尽くし、みなさんが幸せであるために、僕はこれからもいろんなことに挑戦していきたいと思います」。
最後に日本語で、「ARMYさんが僕の全てです。ありがとうございます」と深い感謝を伝えました。
感動的なメッセージの後は、JINらしいユーモアで会場を和ませます。ARMYとの思い出を残すため、『Run Jin』ポーズでの動画撮影を提案。スタッフから携帯電話を受け取り「あざっす」と笑顔を見せました。
続いて、ペンライトのウェーブを促し、「きれいですね。ARMYすごい。(アリーナは)早いですね。2階3階、早く早く~」と、会場全体を巻き込みながら一体感を創出。「こうして皆さんと一緒だったから、今日の挑戦をうまくできたと思います」と、ARMYへの感謝を改めて伝えました。

「Moon」で客降り
「この歌だけはARMYのみなさんに始めてほしいです。歌ってくれるARMYを探しに行きます。誰が歌上手ですか~?」と呼びかけ、アリーナへ。男性と女性、二人のARMYにマイクを向け、自身がお手本を見せながら、「Moon」の1フレーズを歌いました。
その後、アリーナのARMYとハイタッチを交わしながら「Moon」を歌い、「みんな一緒に!」と会場を一体に。ウットくんのぬいぐるみを頬に寄せながら歌うJINさんの愛らしい姿に、ARMYは大いに沸きました。曲の途中にはバンドメンバー紹介も挟み、ギタリストが寝転んで演奏するなど、JINらしい自由な雰囲気が漂います。
アンコール最後の曲はJINの高音が響く「To Me, Today」。JINはペンライトを手に、ステージの端から端まで駆け抜け、ARMYへ感謝の気持ちを届けました。
キュートに「僕は、退勤!」
「今日は、すごく楽しくて幸せでした。世界のすべてのARMYに合うまで、この『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』は続きます」とJIN。
「最後にみんなで叫んでください。みんな、タリョラ~ソクジン~!みんなありがとうございます」
そう言うと、「僕は、退勤!」と言ってステージ後方へ。大きくジャンプをして、JINらしいチャーミングなパフォーマンスでステージを後にしました。
『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』はこの後、アメリカ、ヨーロッパの公演へと続きます。欧米での活躍にも期待が高まります。
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