【がん専門医】が毎日食べてる「がん予防に役立つ食事」とは?【ベストな3食】
私たちの日々の健康を支え、様々なアドバイスまでくださるドクターの方々。そんなドクターご自身が、培った知見を自身にどう活かし、普段どんな食べ物を選んで美や健康をキープしているのか気になりますよね。今回は、がんと食事の関係について、長年の研究を極めてきた佐藤典宏先生の食事にフォーカス。がんを予防しながらアンチエイジングにも効く、ベストな1日の3食をご紹介します。
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教えてくれたのは…

佐藤典宏先生(56歳)
外科医として30年務め、医療系大学の教授へ。がん患者に食事を指導するため「がんと食事の関係」を徹底的に医学研究する傍ら、自ら実践するがん予防、アンチエイジングの生活習慣をYouTube「がん情報チャンネル 外科医佐藤のりひろ」にて発信中。チャンネル登録者は19万人を突破。
朝は、筋肉・骨・皮膚・髪の原料となるタンパク質を毎日約30g
体を作る基本の栄養素・タンパク質を食事からしっかり、1日が始まる朝にとることが重要。平均的な朝食例、塩鮭(17g)、納豆(6g)、豆腐とわかめの味噌汁(4g)、ご飯(3g)で、合計30gのタンパク質を摂取できます。
フルーツ、高カカオチョコレート、ナッツにはがん予防効果が

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ナッツ チョコ入り
昼は忙しいこともありつまみ程度で軽く済ませています。フルーツ、ナッツ、ダークチョコレートにはがん予防効果があり、かつつまみやすい。毎日フルーツを必ず、ボウル1杯弱いろいろな種類で食べられるように、購入した時に冷凍。ぴぃきち堂の「素煎りミックスナッツハイカカオチョコ入り」は、食べきりサイズの小袋がベストバランス。70%のハイカカオで、1日200㎎以上摂取が目安と言われているカカオポリフェノールも93㎎摂取できます。
夕食はスープファースト。アブラナ科の野菜ががんのリスクを下げる

野菜たっぷりのスープを最初に食べれば血糖値の上昇は緩やかに。お腹が膨らみ食べすぎも防げます。「緑の和風ミネストローネ」は、がんのリスクを低下させる働きがある、ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科の野菜をたっぷり投入。昆布だし、白だし、オリーブオイル、パルメザンチーズ、粗挽き黒こしょうのシンプルながらコクのあるスープです。この後に、サラダ、焼き魚か煮つけの魚を少し、ときどきはお肉料理を食べています。
佐藤先生の知見が詰まった書籍も要チェック

佐藤典宏先生の著書『がんにも勝てる長生きスープ』(主婦と生活社)。1000例以上のがん患者を治療し、近年の世界中の医学研究を調べて辿り着いた食事術です。スープメニューの長所をふんだんに取り入れ、誰でも簡単に作れて、がんになるリスクを確実に減らすレシピを集約。佐藤先生が注目している食材ベスト10は、ブロッコリー、キャベツ、玉ねぎ、にんにく、大豆、きのこ、脂ののった魚、海藻、トマト、ニンジン。関連する著書は30冊余り!
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取材/金子美智子 編集/浜野彩希