40代の本気の婚活に「マッチングアプリ」がオススメできる理由って?

コロナ禍以降、急激に利用者が増えたと言われるマッチングアプリ。明治安田生命の調査によると2022年で結婚したカップルの5組に1組がマッチングアプリで出会っているとのこと。出会いの場として王道になってきたマッチングアプリですが、10代20代の若者が使うもの?出会い系じゃないの?と謎が多く不安に思って始められない方も多かったはず。でも実は、STORY世代でもマッチングアプリの特性を生かして、婚活を成功させたという人が増えています。40代がマッチングアプリを使うときに知っておきたいことを調べてみました!

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今回お聞きしたのは…

白崎 萌さん

マッチングアプリ大学(https://jsbs2012.jp/)編集長。7年以上にわたり様々な婚活サービスを取材・体験した経験を持つ。実際に婚活サービスで結婚した人たち100名以上へのヒアリングやインタビューも実施。マッチングアプリを総合的にまとめた記事を元に、「マッチングアプリのはじめ方」を秀和システムより出版。

そもそも、マッチングアプリって?

出会いの種類
オンラインでの出会いの場の種類

恋愛を始めるには、まず人と出会わなくてはいけませんが、どこで出会うかが重要になってきます。出会う場所によって「恋愛関係を築く難易度・コスト」や結婚を前提にしているか否かの「真剣度」も違ってきます。マッチングアプリは、パートナー・恋人がほしいと思っている独身の人が使うという利用規約がありますので、それだけお付き合いや、結婚に前向きな人が多いと言え、結婚相談所に登録するよりもコストがかからず、気軽に始めることができます。

オンラインで人と気軽に出会える場を提供しているサービスのうち、マッチングアプリは、婚活・恋愛・デートを目的として、登録者が自主的に相手を探せるサービスを提供しており、間に仲人さんが入って、登録者たちの間を取り持つオンライン結婚相談所とは自由度や気軽さが違います。一方で、マッチングアプリとは似て非なるものとして「出会い系」と呼ばれるアプリもありますが、出会い系は成人していれば誰でも使えるので、ワンナイトも増える傾向にあります(アプリでは基本禁止されています)。また、マッチングアプリでは、メッセージのやりとり自体には、お金がかからないのですが、出会い系は一通あたり50円などと設定されていることもあり、使えば使うほどお金がかかり、お客さんにお金を落としてもらうためのサクラも多く存在します。大手が運営しているマッチングアプリとは違って、出会い系は小さな会社でも運営できてしまうので、安全面などが心配ですね。

40代が結婚を考えるならマッチングアプリをやらない理由はありません!

マッチングアプリ…あまり知らない人の顔写真を見て、アリかナシかの判断をして、まだよく分からないうちに会ってみるなんて、ちょっと緊張するし、なんだか怖い!って思うのは当然の感覚。でも、利用経験がある人たちは口をそろえて「フリーになったら、また使う」と話します。その理由は、なんといっても“合理的”であるということ。運命の相手だって、コスパ&タイパで引き寄せます!

恋愛する意志のある人(母数)が多い!【母数=出会いのチャンス!】

マッチングアプリの最大のウリは、やはり登録している人の数の多さ恋愛に前向きな男女が多くいるということは、それだけ出会いのチャンスが増えるということに繋がります。毎日、職場と自宅の行き来だけだと、なかなか出会いが広げられないのも事実。婚活パーティや街コンに参加したとしても、出会える人数は多くて10人。アプリでは「ペアーズ」が一番多いのですが、現在登録者数が数十万人いるので、出会える母数がぐんと広がります。好みの異性が自分の生活圏にいるとも限らないですし、いたとしても、恋バナを持ち出そうにもセクハラにあたらないか気になるこのご時世、相手がフリーなのか、恋愛する意思があるのかを確かめるのもなかなか難しいですよね。本当は日常生活のなかで出会って、相手にも自分に対する好意があるのかがドキドキ気になるというのが恋愛の醍醐味とも言えますが、今すぐにでもお付き合いを始めたい人にとっては少々煩わしいことも。マッチングアプリでカップリングが成立した人たちは「最初の出会い方が違うだけで、付き合ってしまえば、普通の恋愛と変わらない」と話す人たちが多いです。

また、マッチングアプリだと、普段は出会えない人に出会えることも魅力だといいます。友達の紹介だと、自分たちに接点がある人になると思うのですが、アプリだと医師や弁護士など。おもしろい出会いに繋がる可能性も!

コスパよし、タイパよしで、気楽に使える!

マッチングアプリは、コスパとタイパがよく思い立ったらすぐに使えることも魅力のひとつ。女性はほぼ無料で始められますし、男性も月額数千円で始められます。とくに決まった時間にする必要はなく、通勤時間などの隙間時間で複数人とやり取りができます。1回2時間ほどで3000~5000円ほどかかる婚活パーティーなどに行くよりは、経済的にも時間的も負担は重くありません。朝起きて、自分に届いている「いいね」を確認し、アリだったら「いいね」を返し、メッセージのやりとりが続いている人がいるなら、やりとりをしばらくしてみて会ってみたいと思ったら、初アポに進むという手軽さがあります。メッセージの途中でなんか違うなと思ったら、無理にやりとりを続ける必要もありませんし、一度会って、何か違うなと思う人とは、再度会わなくて問題ありません。ちょっとドライに聞こえるかもしれませんが、そういうものだと理解して、多くの人は始めているので、気楽に構えて大丈夫です。

自分にぴったりな人をじっくり見極められる!

マッチングアプリの3つ目のポイントは、付き合う前に相手の詳細なプロフィールを知れるということです。身長や、最終学歴、年収、長男かどうかや、タバコの吸う吸わないまでも事前情報として得ることができます。日常での出会いだと、交際前にはなかなか聞けないことも知れるのは、ありがたい!事前に詳細を知れるというのは、後々の別れを防ぐことにも繋がります。40代ともなると、一刻も早く結婚にたどり着きたいので、先に知れることは無駄がないですよね。

40代が婚活でマッチングアプリを使うべき理由

①出会いのチャンス、普段関わることができない人と出会えるチャンスが激増
②コスパ&タイパが抜群で、気楽に使える
③自分に好条件な人をじっくり見極められる

とはいえ、安全性が気になります…

まず、マッチングアプリに登録する際は、身分証明書を提出しなくてはならないので、ものすごく怪しい人は少ないと思われます。もし、独身以外の方がマッチングアプリに入会して行動していると判明すると、運営側でアカウントを凍結させたり、退会をさせることができます。また、通報システムもあるので「この人怪しいんです」や「ドタキャンされました」という情報が増えていくと、運営側は対象者をアプリから排除することができます。公的証明書を提出しているので、ひとり1アカウントしか作れず、一度、出禁になると再入会は難しくなっています。結婚相談が運営しているマッチングアプリでは「独身証明書」やが求められるところもあります。ただ、プロフィールに嘘をつく、既婚者だった、身体目的だった、ロマンス詐欺や、投資詐欺を試む利用者もゼロではないのが現状なので、婚活パーティも街コンもアプリも結局、見極める力が必要にはなってきます。これはアプリに限らず、知らない人との出会いにはどうしても存在してしまうと覚悟した方が良いでしょう。

40代だって状況はいろいろ!状況別オススメアプリ

マッチングアプリを選ぶ際、登録者数が多いということも大事ですが、自分と似た境遇の人が多く集まるものを選ぶことも重要です。似た環境の者同士の方が、共感できる価値観などが多く、マッチする率が高くなると言われています。

40代の初婚であれば30代からの利用者が多い「Omiai」や、圧倒的な母数を誇る「ペアーズ」、落ち着いた大人の利用者が多い「youbride」がオススメ!

再婚を考えているのであれば、相手も離婚経験がある「マリッシュ」や「マリマリッジ」だとマッチしやすくなります。

結婚とまではいかなくても恋愛を楽しみたいという場合なら、重複はしますがペアーズ」、もしくは「Dine」や「東カレデート」がオススメです。

※マッチングアプリ利用者は独身であるということを前提にしたオススメです。

40代女性がマッチングアプリを使う上での心構えは?

40代女性は「焦らずにやる」を心がけたらいいと思っています。アプリでは、女性は年齢が若い人にいいねが集中する傾向があります。40代だと、50代や60代からいいねが届くことが多いと思うのですが、同年代の人や、年下男性と出会いたいという気持ちがあるなら、自ら積極的に行動していくことをオススメします。マッチングアプリの大変なところは、知らない人とメッセージのやりとりをしなきゃいけないということ、他者から見定められているという感覚です。疲れてしまったら、休みながらでもいいので、自分のペースで続けていって欲しいなとおもいますね。出会いって、ご縁なので、100人に出会って1人に絞った人もいますし、1人目で付き合えたという方もいます。人と比べず、人それぞれであることを忘れず、自分が納得するまで、アプリを使ったらいいと思います。

スマホ画面の撮影/浦田 拓 取材/小出真梨子

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