フォロワー47万人超えの「森シェフ」が伝授!コストコ食材で「レストラン級」ごはん②「厚切り牛タンのフレンチ風ステーキ」

アメリカ産 チルドビーフ カワムキタン バキュームパック

アメリカ産 チルドビーフ カワムキタン バキュームパック ¥548/100g

コストコには、おうちごはんを盛り上げる食材がとても豊富。インスタグラムの料理動画で話題の森シェフも〝お宝〞食材の発掘を楽しんでいるそう。ここでは、森シェフがコストコで見つけた“お宝”「カワムキタン」を使って考えてくれた「牛タンのステーキ ラビゴットソース」のレシピを紹介します。

まずは下準備! タンもととタンさきに切り分けてから使います

牛タンの塊肉の扱いは、初心者には難しそうと思われがちですが、意外と簡単。まずは下処理を行います。
「下処理のひと手間で、臭みや余分な血合いが抜けてより美味しく食べられます。硬くて食べにくい筋の部分を取り除くのもポイント! 除いた部分は細かく切って野菜炒めやスープなどに入れるのがおすすめです」

ボウルに入れた牛タンの塊を手で揉みながら流水で5分ほど洗います。

バットにのせ、ラップはせずに冷蔵庫に入れて1時間ほど乾燥させます。

白い筋がたくさん見えているタン下の肉を切り取ります。

半分に切り、タンさき(画像の左側)とタンもと(画像の右側)に分けて使います。

タンもとは厚切りにしてステーキに「牛タンのステーキ ラビゴットソース」

森シェフのコストコ食材で「牛タンのステーキ ラビゴットソース」

コルネ10”プレート 各¥4,950(ソボカイ) Borgonovo(ボルゴノーヴォ)デュカール 490㏄ 各¥572(イーストテーブル)※他は私物

脂ののったタンもとは、厚切りにしてステーキでいただきます。さっぱりとしたラビゴットソースをかけてフレンチ風の一皿に。

【材料(3~4人分)】

  • 牛タン(タンもと側)…1かたまり
  • ブライン液
    ※水の分量に対して、各5%の分量の塩と砂糖を混ぜる
  • トマト…1個
  • 玉ねぎ…1/8個
  • パセリ…少々
  • 塩…少々
  • (A)エクストラバージンオリーブオイル…小さじ2
  • (A)白ワインビネガー(または穀物酢)…小さじ1
  •  サラダ油…小さじ1

【つくり方】

  1.  牛タンを1cm程度の厚さに切り、表面に1cm間隔の切り込みを入れる。ブライン液に1時間ほど漬ける。
  2. ラビゴットソースをつくる。トマトは種を取って5mm角に切る。玉ねぎとパセリはみじん切りにする。ボウルに入れて合わせ、塩を振り混ぜてから、(A)を加えて混ぜる。
  3. フライパンを強火で熱してサラダ油を引き、水気を切った1を入れ1分30秒ほど焼く。返したら中火にしてさらに1分30秒ほど焼く。
  4.  3を皿に出し、皿にアルミホイルを被せて2分ほど休ませる。
  5. アルミホイルを取って2をかけ、お好みでクレソン(分量外)を添える

このひと手間が美味しさのポイントです!

◆ブライン液で下味をつけると、ジューシーに仕上がります

焼く前にブライン液に漬けることで、しっとりジューシーに。パサつきやすい肉や魚全般に使えるテクニック。

牛タンをブライン液につける様子

◆アルミホイルを被せて、余熱で火を通します

表面を香ばしく焼いたステーキを皿にのせ、アルミホイルを被せて余熱でじっくりと熱を通します。

牛タンのステーキにアルミホイルを被せる様子

◆トマトの種を取るひと手間で、ソースが薄まらずに美味しくできます

材料を切って混ぜるだけのラビゴットソースはさっぱりとした味わいで、お肉との相性が◎。水っぽくならないように、トマトの種を取るひと手間が大切です。

トマトの種を取る様子

現在発売中のMart冬号で、他にも、森シェフがコストコで見つけた“お宝”食材でつくってくれた、おうちごはんのレシピをたくさん紹介しています。おうちごはんが「レストラン級」にグレードアップすること間違いなし! 素敵なレシピの数々をぜひチェックしてみてくださいね。

教えてくれたのは?

森シェフ

森シェフ
インスタグラムのフォロワー数47万人超。和食店、イタリアンレストラン、ビストロで働いた経験を生かし、家庭料理をグレードアップするショート動画を配信。最近は、月に1回ほど、家族と一緒にコストコクルーズを楽しんでいるそう。Instagram⇒@pasta.mori

Mart2022年冬号 森シェフ&中村明花さんの週末ごはんが盛り上がる“お宝”食材 より

撮影/小林愛香 レシピ考案/森シェフ 調理・フードスタイリング/土肥愛子 取材・文・編集/田島えり子