春のキッチン収納スッキリ計画【2】「コンロ下の調理器具」取り出しやすさのポイントは?

春の新生活に向けてキッチンをスッキリ整える収納のコツを、Martistとして活躍している3名の整理収納アドバイザーに教わるこの企画。
前回はシンク下の活用方法をご紹介しましたが、今回はコンロの下の収納をクローズアップ。ここに調理器具を収納している人も多いのではないでしょうか?
片岡さん、田口さん、小垰さんの実例から使い勝手のポイントを学んでいきます!

片岡さんはファイルボックスをフル活用

片岡さん宅のコンロの下は、浅めの引き出しと深さがある引き出しの2段タイプ。深さのある引き出しはこんな感じ。

取り出しやすさを考えて、無印良品のファイルボックスで仕切り、フライパンと鍋を立てるように収納しています。厚みのないホットサンドメーカーは隙間を活用して収納。
「ストウブの30cmの鍋もワイドサイズのファイルボックスにすっぽり入ります。隣の鍋のフタは仕切りスタンドを活用し、立てて収納しています」

そして浅めの引き出しはこちら。

家にあるキッチンツールをあらかじめ仕分けて、使う頻度が高いツールのみを収納しています。「コンロで料理をする際にスッと取り出せるだけでなく、片付けるときもごちゃごちゃになるのを防ぎます」

 

田口さんは引き出しに合わせた調理器具をチョイス

田口さん宅もコンロ下は引き出しタイプ。
引き出しに高さがないのでフライパンを立てて置くことが難しいそう。そこで調理器具そのものをひと工夫!

「実は入れ子式に収納できるティファールの鍋を愛用しているので、そのまま重ねて収納しています。取っ手がとれるタイプはかさばらないので収納場所に困らないのが一番のポイントです」

また、使う頻度の高い調理器具を手前に置き、毎日使わないやかんやフライパンのフタは奥のほうに配置。取り出しやすさと同時に片付けやすさも重視しています。
「使用後に元に戻しやすい場所を考えることで、本当はしまいたい……と思っているものの出しっぱなし防止にもなりますよ」

小垰さんはツール入れにもひと工夫!

小垰さん宅も先ほどの2人と同じく、コンロ下は引き出しの収納。深さがある1段タイプです。

ニトリで購入したブックエンドを活用し、フライパン、玉子焼き器など種類ごとに立て置き収納しています。

引き出しの右側にある無印のファイルボックスの中は、冷凍ご飯専用のタッパーが。
「使用後はそのままポイッと入れてOK、ストレスフリーのざっくり収納にしています」

そして引き出しの手前にはお玉やフライ返しなどのツール類を保管。実はこれ、牛乳パックを再利用しているのだそう!

「細長いツールを入れるのに牛乳パックがちょうどよく愛用しています。細かく仕切れるのもいい感じ!  牛乳パックを4つマステでつなげて固定するだけのお手軽収納グッズです」

いかがでしたか?
調理器具は立て置き収納にするのがベストですが、もしスペースがない場合にはそれに合う調理器具にチェンジするのもひとつの方法です。買い替えの際にはぜひ参考にしてみてくださいね。

次はキッチン最大の難所(?)、食器棚の収納について教えてもらいます!

撮影/山下忠之  取材・文/丹下紋香