【遊びながら集中力もアップ】知育のプロに聞く、4歳向けおすすめボードゲーム

家族で遊びやすい上に知育にも役立つ「ボードーゲーム」は、遊びながら思考力を磨けるし、家族やお友達とのコミュニケーションツールにもなるんです。
4歳児期の発達特徴を踏まえたボードゲームの選び方やおすすめのアイテムを井出武尊さんに教えてもらいました。

適度に考えさせるゲームで集中力も!

 

「観察力や語彙力がさらに伸びることから、お友達とコミュニケーションをとる楽しさを覚えるのがこの時期の特徴です。それに個人差はもちろんありますが、想像の中でストーリーを作ったり、形や色などから共通性を見出したり、連想する力も飛躍的に伸びてきます。ボードゲームで考えながら楽しく遊ぶことでそうした能力を養うことにも繋がるし、集中力アップも期待できますよ」(井出さん)

 

4歳児でも楽しめるボードゲームを選ぶときのポイントは3つ

 

・同じものを探す、サイコロの数だけ進むというようなシンプルなルールのもの
・「言葉」「数」「色」といった要素を用いるもの、ゲームを通じて基礎に触れられるようなもの
・勝敗にこだわる時期でもあるから、あまり大差がつかないようなゲーム

 

井出さんおすすめのボードゲーム3選

 

「連想ゲーム×言葉遊び」でひらがなに優しく触れられる

ワードスナイパーキッズ 1,680円(税込)

カードは表がお題、裏が「文字」となっています。その「文字」で始まる「お題」にあった言葉を一番早く言えた人がそのカードを貰えます。小さな子ども向けの簡単ルールもあるのが嬉しい。[2-6人 約15分 4歳以上向け](リゴレ)

「連想ゲームのようなものですが、言葉遊びでもあり、語彙の獲得や「ひらがな」の理解にも繋がりそう。そして、子どもの自由な発想から生まれる『連想』を活かすととても楽しいはずです。とてもシンプルなルールで子どもも大人も一緒になって盛り上がれそう」(井出さん)

 

4歳にちょうどいい、絵柄を見比べる複雑さがポイント
遊び方は自由にアレンジ可能!

ドブルキッズ 1,760円(税込)

カードに描かれた30種類以上の動物のうち、6種類が描かれた30枚のカードで遊びます。複数の動物が描かれたカード2枚を比べて、その両方に描かれている動物を探すというもの。日本語版 [2-5人用 10分 4歳以上向け] (ホビージャパン)

「カードを見比べながら判断しなければならないので、一瞬頭が混乱するような面白さがあります。遊びの幅が広く提案されているのも魅力のひとつです。」(井出さん)

 

何度も逆転できるから、子どもも飽きないサイコロゲーム

すすめコブタくん  ¥5,280(税込)

サイコロを振り自分のコブタのコマを進ませ、ゴールを目指すゲームです。 先にとまっているコブタの背中に乗って一緒に進んだり、最後尾ならサイコロを 2回振るチャンスがあったりして、抜きつ抜かれつ最後に逆転することも! “運”と“ほんの少し先を読む力”が必要なすごろくです。[2~7人用 4歳以上向け](Schmidt 社(ドイツ) /エルフ)

「ゴールを先延ばしにできたり、相手プレイヤーのコマに乗っかって移動できたり、順位がどんどん変動するので飽きずに楽しめる。 ルール自体は非常にシンプルなのに、逆転が起きやすいから途中で嫌になることも少なく楽しめるのはず」(井出さん)

 

 

\教えてくれたのは/

◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。
Instagram:@takeru_ide