【星占い】「牡牛座」の基本性格と恋愛事情は?|予約の取れないヒーラーyujiが解説【星2.0】
2020年も、残すところあとわずか。今年は世界中が未曾有の事態に直面した年でした。この試練を乗り越え、素晴らしい新年を迎えるために、いま一度自分自身を見つめ直してみてはいかがですか?今回は、予約の取れないヒーラー・yujiさんによるエッセイ『星 2.0』より、「牡牛座」の基本性格と恋愛事情についてをお届け。あなた自身のことだけではなく、周囲の人間を理解する上でも、必ず役に立つはず。悩んだ時の「お守り」として、ぜひ読んでみてください。
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「牡牛座」の基本性格
(4/20 〜 5/20 生まれ)
牡牛座は不動宮の一番手であり、しかも土のエレメントの星座なので、十二星座の中で一番どっしりかまえていて、まるで山のような風格を持つ人たちであります。それゆえ、その不動心から、人から頼られたり、気づいたらリーダー的なことを担っているということもあるでしょう。
射手座や牡羊座のようなスピード感には欠けるかもしれませんが、なんといっても安定感とか誠実感というパラメーターは十二星座の中でもトップクラスのものを持っています。美の星・金星を守護とするだけあり、アーティストやシンガーとして活躍する人もいて、そういう場合も変わらぬファンがいたり、長く愛されること間違いなし。各業界で不動の地位を築くこともできるでしょう。
また、先ほどは山と形容しましたが、牡牛座の人は大地であり、受け皿でもあります。 多くの人が乗ってこようとも、たくさんの仕事を抱えようとも動じず、地面として、大地としての役目をマイペースに果たし続け、人々に大地の実りを供給し続けます。
冒頭にもありますが、「美しいもの・綺麗なことだけが時代・宗教・性別・国境・格差等を超えていくものである」という普遍性こそが牡牛座を突き動かすモチベーションの泉となりえるも のであり、彼らがその人生を捧げる価値があるものと言えるでしょう。多くの人が乗ってこようとも、たくさんの仕事を抱えようとも動じず、地面として、大地としての役目をマイペースに果たし続け、人々に大地の実りを供給し続けます。
また、牡牛座は「I have(我は所有する)」なる言葉をあてがわれているように、「金庫」の役割 を持つ星座とも言えます。牡牛座の人は人生においてたくさんの宝物を見つけ、その都度、それらを自分の持つ金庫の中に収集していきます。人生の歩を進めるうちに「あれやっぱりこれは違ったかな」と、金庫の中にあるものを手放したり、売却したりということもあるでしょう。
そして、また空いたスペースに新しい宝物・獲物を入れていくことを繰り返していくと、最終的にはある一つの「コレクション」とも言えるようなものが出来上がってくるでしょう。
牡牛座の人生とは、どういうトレジャーハンティングをしてきたか、何にこだわって生きてきたかが問われるものでもあります。どういうものを持っているか、どういうところに住んでいるかは、その人の人となりやパーソ ナリティを表すもので、アイデンティティそのものです。牡牛座がファッションや住まい、インテリア、持ち物の全てにこだわりを見せるのは、きっとそういう意識が幼少期から発達しているから。
一流好みで、品格があるものを好むのは、きっと「外見」は内面を表す鏡であるということを魂レベルで知っている人だからなのかもしれません。
牡牛座の愛
金星を守護星とする牡牛座は、愛というものを最後の一かけらに至るまで味わい尽くそうとする人たちです。 一旦誰かとお付き合いをする、家族を持つ等、愛する対象ができると、究極の加点方式の観察者となります。あの人はここが素晴らしい、あの人のここがチャーミングだ、あの子は料理がうまい等々、その人の「綺麗なところ・美点」をこれでもかと見つけていくでしょう。
生来、宝探しがうまい牡牛座は、対人においても宝探しのプロフェッショナル。美点や長所を探し当てていくので、人を褒めること、また伸ばすことにも長けています。実際に牡牛座のこうした「光を当てていく行為」に心を救われたり、温かい気持ちにさせられた人は多いのではないでしょうか。あいつはいいやつだ、とかあの人は性格がいい人、なんて形容される人がちらほら世間にはいますが、それは牡牛座気質が強めの人のことかもしれません。
また、牡牛座は半径数十メートルのところをテリトリーとする人たちなので、相手の社会的な属性とかなんらかの「制度・風習・慣習」よりも、自分の五感と動物的勘とも言えるようなものでパートナーや相手を選ぶ傾向があります。
仕事が変わるとか住まいが変わるとか収入が変わるといった社会的な要素ではなく、笑い声とか食べ方とか声のトーンとか目もとといった、個人的な要素に愛の源泉を見つけていく人たちと言えるかもしれません。
牡牛座の愛情はひたすら同じものを咀嚼し、反芻する愛情。年を重ねたら重ねた分だけ、ミルフィーユのように共に過ごした時が層状になっていく。その重なりが示す厚みこそが自分が積み上げてきた愛情の履歴そのものであり、誇れるものです。
牡牛座は自分の人生をかけて愛するに足る器を見つけたら、終生その愛を育んでいくことに至 上の喜びを感じる、変わることのないエターナルな関係性を築くことのできる星座です。それゆえ、愛に見返りは求めませんが、楽しい時間を過ごせること、美食・美酒が振る舞われる宴や、芸術を愛することや五感を満たすことを共に楽しむことができなかったり、理解がされ ない、もしくは阻害されると著しくテンションが下がります。
そしてその状態が続いてしまうと「快の世界からの使者」である牡牛座は苦しか感じなくなり、そのうち愛想をつかして宮中から飛び出してしまうかもしれません。
『星2.0』発売中!
スピリチュアルヒーラー、yujiさんによる占い本
“予約の取れない”ヒーラー・yujiさんが、「12星座」の本質と辿るべき運命を、読者に寄り添う語り口で綴ったエッセイ。
書名:『星2.0』
著者:yuji
発売:光文社
発売日:2020年10月22日
定価:本体1.800円+税
yuji
星読み係、ヒーラー、聖地巡礼家。香川県生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業後、ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、スピリチュアルメッセンジャーとして生きることを決意。現在は連載、講演など、幅広い分野で活躍中。「madameFIGARO.jp」「WANI BOOKOUT」「ELLE」などのWebサイトや女性誌『25ans』(ハースト婦人画報社)で連載を持つ。また、「ELLE」でPodcast「yujiと本島彩帆里の”生き方のセンス”の磨き方」(毎週金曜)や、YouTube番組「QUANTA.vision」で「ホニャララLIVE」(毎週土曜22時〜)の配信もおこなっている。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(すべて、ワニブックス)など。
著者/yuji 構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は、『星2.0』(光文社刊)から一部を抜粋したものです。