ぐずりもイヤイヤもパペットが解決!簡単手作りアイデア3選

ママやパパが子どもと一緒に楽しめる“おうち遊び”を毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」
第29回は、井出武尊さんのアイデア。今回はぐずり出した赤ちゃんもイヤイヤなキッズも思わず笑ってくれそうな、お手製パペット遊びです。ほんのちょっとのアイデアで、こんなに楽しいことができるんですね!

 

 

「赤ちゃんも楽しい、お手製簡単パペット」

 

赤ちゃんはもちろんのこと、小さな子どもたちは気分がコロコロと変わるものです。ちょっとしたことで大泣きするなんてことも日常茶飯事。そんな時は、さっとパペットを顔の前に出してあげるとニッコリと笑顔になるかも。今回は簡単にできるパペット遊びの紹介です。

 

紙を切って作った顔のパーツを手袋に貼り付けたら、簡単ハンドパペットの出来上がり。手袋の色や素材によって様々なキャラクターが生まれます。あるいは帯状の紙をくるっと丸めて顔を描いて、指にはめるとフィンガーパペットの完成。どちらもとってもお手軽です。

 

 

赤ちゃんから楽しめるのがハンドパペットの良いところです。赤ちゃんのお顔に近づけてあげて、ママ・パパが話しかけてあげれば泣いている赤ちゃんも笑顔になるはず。

 

赤ちゃんの視力は未発達な状態だから、お顔から20cmくらいまで近づけてあげると良いです。これはちょうど授乳中のママのお顔と同じ距離くらい。小さなフィンガーパペットよりも、大ぶりなハンドパペットの方が赤ちゃんは喜ぶでしょう。

 

 

また、赤ちゃんははっきりした色のほうが認識しやすいもの。模様も「しましま」などわかりやすいものを好みます。顔のパーツは大ぶりに。目や模様は色のコントラストをくっきりと。色を使うのであれば淡い色調ではなく、はっきりとした色調のものを使いましょう。

 

 

赤ちゃんは普段からママやパパの顔を認識しようと一所懸命ですから、顔のついたものが大好き。だからパペットにもよく反応します。

3歳くらいになると視力もだいぶしっかりしてきます。加えて記憶力も格段に上がり、ごっこ遊びも楽しくなる頃です。こうなるとフィンガーパペットも楽しめます。

 

 

フィンガーパペットは指の数だけ登場することができますから、最大で10体の異なるキャラクターを演じることも可能。家族を作ったり、ヒーローと悪者を作ったり、親子で一緒に楽しむこともできます。ごっこ遊びにも発展しそう。

 

 

3歳頃といえば「イヤイヤ期」と呼ばれる時期でもあります。心が成長を大きく遂げるのもこのとき。自分のやりたいことと異なると、すぐに「イヤ!」となってしまうもの。そんな時に気持ちを引っ張ってくれるお手伝いもパペットはしてくれます。

 

例えば、歯を磨くのが「イヤ!」となったら、「僕と一緒に磨こうよ!」とパペットを使って話しかけるのはどうでしょう?フィンガーパペットは小さいから外出時に持っていくこともできます。

 

 

ちなみに我が家では手に直接、顔のパーツをくっつけて遊んでいます。これぞまさに“ハンド”パペット。接着剤にはマスキングテープを輪っかにしたものを使っていますので、ノリが残ることはありません。

 

 

これが4歳の娘に大ウケ。寝る前の絵本の読み聞かせならぬ、ハンドパペット劇場が恒例になった時期がありました。

もちろん、パペットは販売されているものでも構いません。親子で一緒に遊べると子どもも嬉しいですね。

 

 

遊んでみた様子を、ぜひ#takeruide  #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!

\教えてくれたのは/

◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、学校教育以外の選択肢を構築するべく広く活動中。2020年4月現在、4歳3ヶ月の“姫”と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide