テカテカ・ギトギト肌に思わせない、上品な大人のツヤ肌メークには、朝だからといってササッと保湿を済ませるのはNG！大人肌はたっぷりケアでベースから潤わせることがマスト。スキンケアから始まる朝の5ステップで、一日続くツヤ肌作りをマスターしましょう。

《朝》スキンケアは夜並みに気合いを入れて。ツヤは叩いて抑える

大人のツヤ肌は土台となる肌の潤いが絶対条件。朝こそ保湿ケアに注力して、内から溢れるハリと透明感を出しましょう。しっかり肌が整ってから、メークは自然なツヤを少し補っていくイメージで。

大人のツヤ肌は部位別に考えて

大人のツヤで全顔均一はNG。スキンケアとベースでツヤを作ったら、Tゾーンは90%抑えてほぼマットに、それ以外は30%控えめに。部位別にメークでコントロールし、ツヤの表現を変えてあげれば自然に輝くヘルシー肌になります。このパーセンテージを一日中保つことが基本です。

美ST世代のリアルなお悩みに寄り添って、わかりやすい解決策を提案してくれる人気のヘアメーク。ご自身もヘルシーツヤ肌の持ち主。

Point1：大量の化粧水を顔を洗うようにじゃぶじゃぶづけ

化粧水は手に池みたいにたっぷり出して、両手全部を使って内側からのハリを仕込みます。1、2度繰り返し馴染ませて水風船みたいになったら入ったサイン。とにかく量が大事です！一日中乾きを知らない肌へと導きます。アクセーヌ モイストバランス ローション360㎖ ¥5,500（アクセーヌ）

Point2：毛穴カバー下地でフラットにしてからハリを補うUVを

頰を引き上げ、指のはらで小刻みに色々な方向から毛穴を埋めて光を反射する土台作り。その後スキンケア効果の高いUVクリームをたっぷり塗って潤いを閉じ込めていきましょう。左から、高機能デイクリーム。ポーラ B.A ライト セレクター SPF50+・PA++++45g¥11,000（ポーラ）カバー力◎。N by ONLY MINERALS ミネラルクリアスムーザー 4g ￥2,700（ヤーマン）

Point3：グロウ下地を面置きでムラなく塗って

軽やかなパール入りの下地でトーンアップ＆発光効果を演出。両頰、おでこに適量を面置きし、手の広い面を使って円を描くように全顔に伸ばす。手早く広げるとムラになりにくい。極上の艶やか肌に。プロディジーCEL グロウ ローズUV ベースSPF50・PA++++ 30㎖ ¥13,500（ヘレナ ルビンスタイン）

Point4：スポンジとブラシで、部位別のツヤ%を変える

クッションファンデでツヤを作ったら、パウダーののせ方を部位で変えて質感をコントロール。テカりやすいTゾーンはパフでしっかり肌に押し付けマットに、それ以外はブラシで軽くつけてツヤ仕上げ。左：テクニックいらずでプロの仕上がり。ファンデーションブラシ ¥3,800（コスメデコルテ）右：豊かな厚みで扱いやすく、ムラ知らず。バリュースポンジダイヤ 6P ¥380（ロージーローザ）

★ステップ1：ツヤ100％

まずはクッションファンデでツヤ100%の肌作り。付属のパフは使わずに厚めのダイヤ型スポンジに適量をつけ、力を入れずにスッと伸ばすように塗る。必要に応じて重ねづけして。上質な肌へ。ブライトプラス ブライトニングクッションファンデーションSPF50・PA+++ ¥6,000（クラランス）

★ステップ2：ツヤ－30%から－90％へ

パフを折り曲げてから粉を取り、圧をかけてT ゾーンと小鼻に押し付けてFIX させて。それ以外はフェイスブラシでふわっと軽く払って適度にツヤを残していきましょう。素肌に近く滑らかで飾らないツヤに。ナチュラル カバーリング ルースパウダー 17g ¥6,000（SUQQU）

Point5：メークアイテムも瑞々しいものをセレクト

ポイントメークの水分量も大事なのでこだわりたい。アイシャドウはリキッド、チークはクリームタイプで血色良く、リップも透明感のあるティントを。どのアイテムでも徹底的にツヤをキープしていきます。左から：ヨレの心配無用のクリームチーク。N by ONLY MINERALS ミネラルソリッドチーク コンプリート 02 ¥3,200（ヤーマン）、唇の輝きをよみがえらせるティント。マニフィカトゥールレーブルn 02レッド ¥4,000（クレ・ド・ポー ボーテ）、光の粒がマットな質感の中で輝く。アルカミストツイストフォーアイ09 ¥3,500（THREE）

【Before】メーク前は、カサつきとテカリが混在。手を加えないと、肌がしぼんで老けて見えてしまいがち。【After】スキンケアとメークの重ね技で適材適所に絶妙なコントラストが。華やかなツヤで、若見え効果大。

2020年『美ST』7・8月合併号掲載 撮影／資人導〈vale.〉（人物）、 河野 望（静物）　ヘア・メーク／長井かおり　モデル／仁香 　スタイリスト／菊地ゆか　取材・文／栗林良子、山田正美 　編集／佐々木 遼