若布、山葵、牛蒡…アラサーが知らなかったらヤバい?食材に関する漢字5選
食材の漢字、あなたはどのくらい知っていますか?
普段スーパーや飲食店などで何気なく目にしている食材にも、それぞれ漢字があてられています。
今回は、その中でもいざという時にアラサーが知らなかったらヤバい“食材に関する漢字”をまとめましたので、どのくらい読めるかチャレンジしてみてくださいね。
1.「牛蒡」
「牛蒡」には「牛」という漢字が使われていますが、動物の牛とは無関係の食材です。
日本では主に食用として使われている「牛蒡」ですが、もともとは中国から“薬草”として伝わりました。
そんな「牛蒡」の正しい読み方は……
「ごぼう」です。
読み方を間違えやすい「牛蒡」ですが、書く時にも「牛」と「午」が混同しがちなので注意しましょう。
2.「糸瓜」
緑色の細長い果実が特徴的な「糸瓜」。
主に九州南部や沖縄県で食べられていて、特に沖縄では炒めものなどに利用されることの多い食材です。
そんな「糸瓜」の正しい読み方は……
「へちま」です。
ちなみに「糸瓜」のほかに「瓜」を使った食材には「冬瓜(とうがん)」、「西瓜(すいか)」、「胡瓜(きゅうり)」、「南瓜(かぼちゃ)」、「木瓜(ぼけ)」などがあります。
3.「山葵」
スーパーや飲食店などでよく見かける食材でも、意外と漢字になると読めなくなるもの。日本原産の植物である「山葵」も、そんな読み間違いの多い漢字のひとつです。
独特の刺激や香味があり、特に根茎は香辛料として和食を中心に欠かせない存在となっています。
そんな「山葵」の正しい読み方は……
「わさび」です。
うっかり「やま……」「さん……」などと読み始めてしまわないよう、ご注意を。
4.「自然薯」
「山芋」と呼ばれることの方が多い「自然薯」。その名のとおり、元々は野生の植物でした。
「自然薯」の特徴といえば、ネバネバとした食感。麦とろご飯やお好み焼き、蕎麦の麺を作る時のつなぎなど色々な料理に使われています。
そんな「自然薯」の正しい読み方は……
「じねんじょ」です。
「しぜんじょ」「しぜんちょ」などと読み間違えやすいので、きちんと覚えておきましょう。
5.「若布」
海藻の一種であり、昆布のように葉が布きれに似ているのが特徴の「若布」。サラダや味噌汁の具などに使われることが多くあります。
ちなみに、ぬるぬるとした食感がクセになる「めかぶ」は、この「若布」の茎の下から採れる食材です。
そんな「若布」の正しい読み方は……
「わかめ」です。
古くは「海布」と書いて「め(わかめ、あらめなど海藻の総称)」と呼ばれていたそうですよ。
普段はひらがな、もしくはカタカナで表記されていることが多いため、これらの漢字が読めなくても、さほど困ることはないかもしれません。
ただ、読めないままにしておくといざという時に困ってしまう可能性も……。アラサー女性の一般常識として、ぜひとも覚えておきたいものです。
参考文献
加納喜光『読めそうで読めない漢字2000』(講談社)
文/大内千明 画像/Shutterstock(gontabunta、Boonchuay1970、norikko、kai keisuke、Viktor Kochetkov)