絶対に喜ばれる、最高の手土産3選【料理人・野村友里さん推薦】

今回は、eatrip主宰/料理人・野村友里さんに、おすすめのお持たせをお伺いしました。

    今回は、eatrip主宰/料理

    【女子ウケ】
    麻布昇月堂「一枚流し 麻布あんみつ羊かん」(小)¥1,296

    見た目の華やかさにハッとする一枚流し羊かん。求肥好きなので、狙いを定めていただきます
    ほっくりと仕上げた栗の甘露煮、キラキラと涼やかな寒天、ふんわりと歯切れよい紅白の求肥。あんみつの具材をちりばめた目にも華やかな羊羹は、大正時代に創業した「麻布昇月堂」の三代目店主が考案したもの。さまざまな味わいや食感をまとめ上げる羊羹には、丹波産小豆の粒を程よく残したつぶし餡を使い、つるりとなめらかな舌触りとともに小豆の風味がしっかりと堪能できます。どこを切り分けようか悩むのも楽しく、ひんやりと冷やしていただけばひと口ごとに多彩な味が広がります。

    麻布昇月堂
    【住所】東京都港区西麻布4-22-12
    【TEL】03-3407-0040
    【営業時間】10:00~17:00【定休日】日曜、祝日
    https://www.azabusyougetsudou.com/

    今回は、eatrip主宰/料理

    【激レア】
    長命寺桜もち「桜もち」(8個入り¥2,300)

    箱を開けると一面の桜の葉。その香りの良さに驚かされます。風情ある店舗へ、もう少し頻繁に足を運びたいもの
    両岸に桜並木が続く隅田川のほとり、1717年に創業した「長命寺桜もち」。初代が塩漬けの桜葉を使って考案した桜もちは、江戸の花見客を喜ばせたそうです。以来、その味を変えることなく守り続けています。小麦粉の生地を手焼きした薄皮はもちもちの食感。北海道産小豆を丁寧に炊き、漉して、練り上げた餡はさらりと上品な甘さ。桜もち1つをオオシマザクラの葉3枚で包んでいるため、うっとりするような芳しさは格別!香りを楽しんだら葉は外していただくのがお店のおすすめです。

    長命寺桜もち
    【住所】東京都墨田区向島5-1-14
    【TEL】03-3622-3266
    【営業時間】8:30~18:00【定休日】月曜
    https://sakura-mochi.com

    今回は、eatrip主宰/料理

    【超王道】
    志゛満ん草餅「草餅」あんなし、あん入り各1個¥175

    あんなしはくぼんだおへそに白みつときな粉をかけて、あん入りは翌日に持ち込したら焼いて楽しんでいます
    明治2年に創業、隅田川を渡る舟客が足を休める茶屋として始まった「志゛満ん草餅」。店名が掲げるとおり、こちらの名物は艶やかな深緑色の草餅です。手作業でよもぎの粗い繊維を取り除き、上新粉の餅生地につき込んでいます。真ん中にくぼみがある「あんなし」はもっちり柔らかな口当たりに、よもぎの香り高さが際立ちます。お好みできな粉と白みつをかけてどうぞ。ふっくら丸い小判形の「あん入り」は、爽やかなよもぎとコクあるこし餡がバランスのよい味わいに。

    志゛満ん草餅
    【住所】東京都墨田区堤通1-5-9
    【TEL】03-3611-6831
    【営業時間】9:00~16:00【定休日】水曜
    https://jimankusamoti.com/

教えてくれたのは…eatrip主宰/料理人・野村友里さん

長年おもてなし教室を開いていた

長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングや料理教室、雑誌連載、ラジオ出演、イベントプロデュースなど、食の可能性を多岐に渡って表現している。2012年にrestaurant eatrip(原宿)を、2019年にeatrip soil(表参道)をオープン。著書に『eatlip gift』(マガジンハウス)『Tokyo Eatrip』(講談社)『TASTY OF LIFE』(青幻舎)など。

撮影/土居麻紀子 取材/首藤奈穂 再構成/Bravoworks.Inc