大人散歩レポ♪皇居東御苑は見どころがいっぱい!【Martist滝野香織】

今年のウイッシュリストにも掲げたように、2023年は東京歴史散歩を楽しみたいと思います。

私は東京生まれ東京育ちなのですが、恥ずかしながら皇居東御苑(=江戸城跡地)を訪れたことがありませんでした。ずっと行ってみたいと思いながら20年くらいたっていたのです。

先日「誰か一緒に東京歴史散歩してくれないかしら」と呟いたところ、Martistの三木芽久美さんが是非とも!と賛同してくれました。意外と身近なところに同じ思いを秘めた人がいるものですね。

滝野香織さん、三木芽久美さん

江戸城の正門・大手町から大人散歩がスタート!

東京の歴史と言えばまずは江戸城!

江戸城って…皇居だよね…?とその程度の知識しかなかったのですが、いわゆる本丸があった部分に今上天皇がお住まいのわけではなく、本丸跡地(=皇居東御苑)は一般に公開されていて予約なしでいつでも散策できるエリアになっているのです(月曜金曜休園。※皇居内は事前予約が必要)。

まずは江戸城の正門である大手門からスタート。丸の内の美しいオフィスビル街から道を1本挟むと別世界。タイムスリップしたかのように唐突に世界が変わるのです。

美しい石垣は、見ているだけでワクワク♪

終始とにかく美しい石垣。きっちりと積まれた石垣はそれだけで芸術品。当時のままの石垣ではなく近代に積み直されたところも多いようですが、車も重機もない時代に、どのようにしてこんなに大きな石を削り出して運び、積み上げたのか、そんなことを考えるだけでワクワクします。

本丸跡地の一角には、古代種の果樹が!

石垣の美しさや空の美しさを愛でながら坂道を上がっていくと、ついに江戸城本丸跡地に。東京のど真ん中とは思えないほど空気が澄んでいて、空が広く美しい場所でした。

ベビーカーでよちよち歩きの赤ちゃんを遊ばせているママさんも多くいて、芝生は広くて安全で子どもを遊ばせるのによい環境だと思いました。

一角に江戸時代の古品種の果樹が植えられていて、撮影時は柑橘類や柿がたわわに実っていました。こちらは平成20年に上皇と上皇后陛下がご植樹されたそうで、日当たりのよい果樹園は温かさと豊かさを感じられました。

ドラマや映画に出てくるあの有名な場所の跡地も!

ここには史跡も多くあり、忠臣蔵で有名な「松の大廊下跡地」(現在は木立)、「大奥」跡地などがあります。ドラマや映画の世界が現実に存在した、歴史の舞台に立ったようで胸が熱くなりました。

花崗岩が積み上げられた天守台は荘厳な雰囲気

そして本日の主役、江戸城天守台。ご存じの通り江戸城の天守閣は現存していません。むしろ天守築城50年後の1657年の明暦の大火で焼失して以降再建されていないのです。現在残されているのは、明暦の大火後に再建された天守台のみです。

花崗岩が豪勢に積み上げられた高さ約12mの天守台は荘厳です。天守閣は戦があるから必要な物。江戸時代は戦のない平和な世であったことがうかがえますね。

都道府県の木が植えられた二の丸跡地は見ごたえあり!

次は本丸をあとに、二の丸庭園へ。坂を下りながら、江戸城が高いところにあったことを実感します。

二の丸の跡地は庭園になっていて、都道府県の木が植えられていて見ごたえがありました。

江戸城天守台

美しい富士見櫓の前で記念撮影♪

大手門を出て、右回りに進むと江戸城の現存する櫓(やぐら)「富士見櫓」があります。思わず写真を撮りたくなる美しい櫓でした。車で通って見たことがある方もいるのではないでしょうか。

江戸城本丸跡は昭和の時代に再建されたり整備されたようです。史跡を後世に残し、安全にそして身近に楽しめるよう整えられ今に至るのです。外国からのお客様もたくさんいらしていて誇らしいと同時に、今まで1度も出向いたことがなく知識もなかったことを恥ずかしく思いました。

撮影時は年末だったのですが、紅葉が美しく京都に来たかのようでしたよ。四季を楽しめる場所なので、今度は春の花が咲く時期に来てみたいです。

このあと、桜田門方面に散策は続きました。それはまた次回にご紹介します!

写真・文/滝野香織


滝野香織
管理栄養士

Martistメンバー一覧