旅するリモートワークへ! 【ホテルインディゴ軽井沢】のお得なワーケーションプラン|STORY
コロナ禍ですっかり当たり前のようになってきたリモートワークですが、意外とまだまだ問題はあるようです。
「夫婦2人ともリモートワークで家にいることが多いのですが、夫のことが気になって仕事に集中できません」
「ダイニングテーブルでリモートワークをしているのですが、食事の準備や後片付けをして、そのまま同じ場所でパソコンを開くとなると、なかなか気持ちの切り替えができません」
自宅に書斎のような部屋がある人は別ですが、やはりちゃんとした専用のスペースがない限り、なかなか快適なリモートワークは難しいものです。
もちろんマルチタスクが得意で、家事をこなしながら仕事も並行して取り組むことができる人は別ですが。
結局、自宅だと日常の煩わしさからは解放されない。
だったら、最初から非日常の場所に身を置いてリモートワークしたほうが切り替えられるのかもしれません。
今はさまざまなホテルが、リモートワーク用のプランを手がけていますが、今回は【ホテルインディゴ軽井沢】に訪れてみました。
オープンして約1年。
《シックスセンシズ》、《リージェント》、《インターコンチネンタル》といったブランドを持つIHGホテルズ & リゾート グループの中のライフスタイルブランドが《ホテルインディゴ》。
日本国内では箱根と犬山(愛知)そしてこの軽井沢の3カ所で展開しています。
ライフスタイルホテルといえば、さまざまな定義がありますが、大きなバンケットルームや多くのSHOP &レストランを持たず、個人旅行のゲストのニーズに特化したサービスを提供してくれるホテル、とでもいうべきでしょうか。
比較的コンパクトで使いやすいことも特徴です。
リモートワークするのにわざわざ軽井沢まで行くの?
はい。そうです。
都心のホテルでもそれなりに非日常感を味わうことができますが、自然豊かな場所まで足を運ぶことで、すっきりと気持ちを切り替えることができます。
しかも、軽井沢は、東京駅から新幹線でたったの1時間ですよ。あっという間に着きます。
私が利用したJR北陸新幹線「あさま609号」の場合は、11:04東京駅発→12:16軽井沢駅着です。車内で駅弁を食べて、コーヒーを飲んで、ちょっと寛いだと思ったらもう軽井沢。
しかも【ホテルインディゴ軽井沢】までは、駅から送迎バスで10分弱。駅南口の「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」の西側にあるプリンス通り(県道43号線)を真っすぐ進んだ南軽井沢の交差点にあります。
駅近でとってもわかりやすいロケーション!
ホテルに入って、まず思ったのはコンパクトで洒落たブックカフェのようなロビー&フロント。
大きなグランドホテルとは違って、ここは基本的に宿泊者がチェックイン・アウトの手続きをしたり、外に出かけるときにちょっとした時間を過ごす場です。無駄に広いスペースは必要ありません。ミニマルで使いやすい空間にスタイリッシュなデザインが配慮されています。
おっと、廊下に飾られているイラストもセンスがいいですね。
なんとなく、ちょっとホックニーっぽい?
そして、客室(スタンダードルーム)へ。泊ったのは2303号室。
こちらもやはりすっきりとしたミニマルな設えで、真っ白に揃えられたベッドの清潔感が気持ちいい。申し分のない32㎡。
テラスからは矢ケ崎川を挟んで名門・軽井沢ゴルフ倶楽部のコースが眺められます。
さて、都内とは全く違う空気と空間に触れたところで、スイッチを切り替えてリモートワークへと入ります。
もちろん先ほどのロビーや客室でもいいのですが、【ホテルインディゴ軽井沢】では、オールデイダイニング〈KAGARIBI〉の2階スペースをワーケーションサロンとして開放。ソファ席やチェア席はもちろん、カウンター、会議用の大テーブル、テラス席など、用途や好みに応じて、さまざまなスペースを使うことができます。
私は広いテーブルを借りて、みっちりと3時間ほど校正作業やZOOMでの打合せに取り組みました。
*ワーケーションサロンの利用時間は11:00~16:00(貸切予約などの状況によっては、ご利用いただけない場合もあります)
テラスにほど良く日差しが入って気持ちよく集中できました。
ワーケーションプランで宿泊のゲストには、バンブータンブラーが提供されます。
このタンブラーがあれば滞在中は、コーヒー、紅茶、ハーブティなどのドリンクが何杯でも無料。
*ドリンク提供時間はオールデイダイニング〈KAGARIBI〉が6:30~22:00、ロビーラウンジが10:00~22:00
一度、部屋に戻り、夕食時に再び〈KAGARIBI〉に向かいます。
客室からダイニング棟へ向かう夕暮れ時の庭〈フォレストガーデン〉の雰囲気がまた素敵。
〈フォレストガーデン〉には〈焚き火ラウンジ〉もあって、食事前にアペリティーボを楽しむことも可能。
軽井沢で体感する焚き火の暖かさ、優しさって格別ですね。パキパキと燃えゆく薪の音もいい。
*〈フォレストガーデン〉の焚き火は通年実施ではありません。また雨の場合は中止となります。
イタリアンダイニングの〈KAGARIBI〉では、ディナーコースをいただきました。
どれも美味しかったのですが、ホテルのすぐ近くにある「柳沢農園」で採れた野菜や、お隣・群馬の茸など、地域のつながりを感じさせる食材はやはり格別ですね。
特にピザには驚きました。
リストランテレベルのイタリアンのコースを提供するダイニングなのに、ピザまで出てくるとは……。
そう、こちらにはピザ窯もあるんです。さすが軽井沢!
本格的でレベルの高いピザでした。
イタリアンといえば食事の供はワインですが、ここではグラスワインも充実していて、赤・白・スパークリング、それぞれ3種類から選べます。
ワールドワイドなホテルブランドとしては、今や当然のことなのかもしれませんが。
あまりにも美味しいので、部屋に戻ってからも……ルームサービスでボトルワインを頼んでしまいました。ニュージーランドはマールボロのネイキッドなシャルドネ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・翌朝は、ダイニングでビュッフェスタイルの朝食を取り、チェックアウトの前にスパへ行きました。
スパはダイニングや客室とは別の棟にあり、大浴場やジムもこちらのスパ棟にあります。
「ホテルに泊まったらスパはマスト!」という女子たちは多いと思いますが、こちらの〈ザ・スパ by HARNN〉はちょっと格が違います。
HARNNはバンコク発の名門スパ。主にタイを中心に展開し、「ワールド・ラグジュアリー・スパ・アワード」のノミネートでは常連のブランドです。
日本では数えるほどしかないHARNNが手がけるスパがここにあるなんて!
ゆったりと広い個室で、心地よい香りに包まれながら、身も心もとろとろにほぐれました。
11:00のチェックアウト後、私はそのままロビーラウンジに居座ってリモートワークをしていましたが、
そのまますぐに新幹線に乗れば、午後早めに都内に戻ることも可能です。
せっかく軽井沢に来たのだから、もう少し自然に触れたい……というのであれば雲場池がお勧め。
ホテルからタクシーで15分くらいで着きます。
ちらっと立ち寄って、雲場池の周りを散策するだけでも十分な旅気分が味わえるでしょう。空気もおいしくて、心が健やかになります。
今回の滞在を終えて思ったのは―――
リモートワークができるようになったということは、通勤時間や打ち合わせのために移動する時間が必要なくなってきたということ。つまり、そこには余剰時間があるはずなんです。
もちろんその時間のおかげで、育児や家事が以前よりスムーズになったという人もいるでしょう。
でも、その余剰時間をちょっとした移動に充てて、自分の日常的なウェルネスのために有効に使ってみるのもひとつの手ですね。
これからは〈仕事をするか、休暇を取って旅に行くか〉という二者択一ではなくてもいい。リモートワークで旅をするというのが現実的になってきた時代なのでしょう。
取材・撮影/川原田朝雄
ホテルインディゴ軽井沢
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18番地39
TEL:0267-42-1100