【NTT東日本の場合】リモートスタンダード、スーパーフレックス…【新しい働き方の企業を調査】
私たちにとって、キャリアとライフスタイルは一番の悩みどころ。新しい働き方ってよく言うけれど、実際みんなはどんな風に働いてる?会社の利益も、業務の効率も、社員の幸せも…どれかではなく、“全部良くする”が新スタンダード!4人のクラッシィ世代を取材しました。
【NTT東日本】小林千夏さん・33歳
働く場所と時間の柔軟さが社員の自己成長に繋がる
ビジネスイノベーション本部 DX人材創出PT所属
▷︎主に人材育成業務を中心に従事。本業の傍ら社外ボランティア活動を事業化し、兼業を行うダブルワーカー。
【NTT東日本】のココが新しい!
□リモートスタンダード
□スーパーフレックス
□分断勤務
□社内外ダブルワーク
自宅でのリモートワークを基本としながら、必要に応じて出社する「リモートスタンダード」。業務開始と終了時刻を自由に設定できる「スーパーフレックス」や、中抜き時間が作れる「分断勤務」と、働く場所と時間の柔軟性が高いNTT東日本。働き方が自由に設計可能となったことで、社内外の「ダブルワーク」への挑戦も!
①リモートでもメンバーとコミュニケーションはUP!
「7月に組織化した新規事業のプロジェクトを担っていて、メンバーは上司と後輩と私の3名。近所に住む後輩とは週に1度は自宅に集まり、ディスカッションや課題の棚卸、溜まった作業に着手するなど、チームで一緒にやるほうが効率的なことはそうしていて、まさにリモートスタンダードのいいとこどりをしています。そのため、リモート特有のコミュニケーションの希薄さは感じていません。時には2人で時間休を使いサウナに行ってから業務開始することも!(笑)」
②働く場所と時間が柔軟でダブルワークが実現可能に
「本業以外の社外副業を持つ私にとって、場所の自由度だけでなく、スーパーフレックス、そして中抜けの分断勤務という時間の柔軟性も、ものすごくありがたくて。例えば、副業で地方イベントに登壇する際は、午前中を移動に充て、午後に本業の業務を開始し、夜はイベントに参加するというフレキシブルな働き方が実現できます。リモートワークの制度だけでは結局自由度が制限されてしまいますから。副業の学びを本業に還元したい気持ちでいっぱいです」
③社員の“意識„の面もニュースタンダードへ
「パラレルワークといって、本業の2割の時間を使い別部署の業務や社内外のプロジェクトに携わる制度があります。視野拡大やスキルアップが本業へ還元され、自己成長にも繋がる――。リモートスタンダードが本格化し参加社員も増えました。本業の営業目標も課せられる中でも参加する社員が大勢いることや、中長期的な成長を上長が応援してくれる風土もある。最近は男性の育休取得も増えました。働き方改革がもたらす社員の意識変化はものすごいと思います」
パラレルキャリアで地方イベントへ登壇
本業の傍ら、キャリアがテーマのワークショップ運営の社外ボランティアを事業化。「本業に還元します!」と小林さん。
\ある日のSchedule/
7:30 ・起床
8:00 ・副業タイム
9:00 ・自宅で業務開始
12:00・昼食
13:00・業務再開
19:00・夫と夕食
20:00・週に2回ほど副業タイム。本業の繁忙期は本業務
22:00・夫と自宅近くのサウナ&晩酌
24:00・就寝
撮影/杉本大希 取材/岩本亜有美 再構成/Bravoworks.Inc