限定の金箔入透明醬油も販売!あの透明醬油のアンテナショップ「出町久屋」オープン

「フンドーダイ」が初のアンテナショップ「出町久屋」オープン

Martでもご紹介したことがある“透明醬油”を製造・販売する九州・熊本の老舗醤油蔵「フンドーダイ」が初のアンテナショップ「出町久屋」を東京・かっぱ橋にオープンしました。「透明醬油」はもちろん、ここでしか買えない「金箔入透明醬油」や限定生醤油「千日醤油」など、魅力的な商品が並びます。

創業150年超の老舗メーカーによる初のアンテナショップ

フンドーダイの透明醬油を中心にそろう

フンドーダイのアンテナショップ「出町久屋」がオープンしたのは、東京・かっぱ橋。ここで販売するのは、“新世代の調味料”として発売された「透明醬油」をはじめ、「透明醬油」を使ってつくられた「トリュフ醤油」や「柚子舞うぽん酢」、「だし醤油」など。

フンドーダイの透明醬油

まだ、「透明醬油」を知らないとい人のために簡単に説明します。「透明醬油」は、明治2年創業の醤油メーカー「フンドーダイ」が製造販売している、まさに透明な醤油。大豆や小麦を原料とし発酵させる本醸造の濃口醤油を原料とし、透明化工程や調合などの工程を通してつくられる、唯一無二の醤油です。「出町久屋」には、この「透明醬油」でつくったアイテムもそろっています。

フンドーダイの透明醬油でつくったトリュフ醤油

透明醬油をベースにつくられたのが「透明醬油でつくったトリュフ醤油」。中に沈殿しているのが黒トリュフの粒。香り高い白トリュフオイルも入っていて、贅沢な香りが楽しめます。オリーブオイルを加えているので使うときはよく振って。そのままカルパッチョやローストビーフなどのソースにもぴったりです。

フンドーダイの透明醬油でつくっただし醤油(左)とぽん酢(右)

熊本県産の柚子果汁と、九州産の柚子の果皮を使用した、爽やかな風味の透明醬油でつくった柚子舞うぽん酢。酸味と醤油の味わいをしっかり感じられます。ベースの醤油が透明なので、柚子の果皮の色も鮮やか。通常のぽんず酢と同じように使えますが、より素材の色が引き立ちます。

透明醬油など、一部商品は店舗で味見できる

かつお節と昆布の旨味が加わった「透明醬油でつくっただし醤油」もあります。だしを効かせて旨味のある味わいになっているので、料理の味に深みを出すことができます。素材の色を損なわないので、野菜のうま煮や和え物、卵焼きなど上品に仕上がります。

ここでしか手に入らない特別な調味料も

店舗限定で販売される金箔入透明醬油

そして、ここ「出町久屋」でしか購入できないのが、金箔入りの「金箔入透明醬油」。文字通り、金箔が入っていて、料理に華やかさをプラスしてくれます。年末年始の食事シーンなど、おめでたい席や団らんの場にぴったりです。

店舗限定で販売される千日醤油

もうひとつ「出町久屋」オリジナルとして登場したのが「千日醤油」。フンドーダイ醤油の諸味蔵から特別に1000日熟成させた生醤油。時間をかけて一滴一滴絞ってつくっていて、火入れをしていないので、発酵そのままの味が楽しめます。

6種類の調味料が入ったギフトボックス

ほかにも、九州ならではな“甘い醤油”を甘味料や保存料無添加でつくった「平成」や、日本古来の調味料「煎り酒」、熊本県産の原料を使用した味噌「冠味噌 旨極」などをラインナップ。6種類が箱に入ったギフトボックスもあり、年末年始の手土産やギフトにも喜ばれそうですね。

透明醬油の調理例の”黄金のおせち”

今回店舗には、和食割烹「渋谷 酒井商会」の酒井英彰さん、「恵比寿 創和堂」の前田亮さんが手掛けた“黄金のおせち”を展示していました。「おせちなど、色をきれいに出したいときには透明醬油はぴったりです。塩だけだと味がまとまりにくいときにも、透明醬油を少し加えるとコクと旨味が出るので、隠し味的に使うのもおすすめです」と前田さん。

年末年始やハレの日はもちろん、いつもの料理もちょっと変化が出ます。刺身を食べるときのわさび醤油が“若草色のソース”になったりするだけでも楽しめますよね。茶色っぽくなりがちな和惣菜も、素材の色を生かした美しい仕上がりに。この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。

■出町久屋(でまちひさや)
住所:東京都台東区西浅草2-25-9
電話:03-6826-9280
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日※年末年始の営業については要問い合わせ

取材・文/岡部礼子