【漢字】分かったらスゴい、「九」の部首は?【漢数字の部首名クイズ9選】|CLASSY.

今回は、久しぶりに「漢字の読み

今回は、久しぶりに「漢字の読み」ではないものを取り上げます。「漢数字」はわかりますよね。「数を表す漢字のこと」、厳密には「一・二・三……九」までを指しますが、日常生活になくてはならない漢字だけに、いずれも小学校1年生で習う「教育漢字」に含まれます。言うならば、漢字の「きほんのき」です。
それだけに、特殊な読み方をする熟字訓や地名・人名などを除いて、読み書きには困らないのですが、「部首名は何?」と聞かれると、答えられない人が多いはずです。「漢数字」は、画数が少ないために、「部首」が思いつかないというのがその要因ではないでしょうか。

では、「一」から「九」までの「部首」を考えてみてください。画像を左にスライドすると正解が出ます。

1.一の部首は?

では、「一」から「九」までの「

これは、「いち」としか答えようがありませんね。

では、「一」から「九」までの「

「一(いち)」が正解です。この「一(いち)」を部首に持つ「漢数字」以外の漢字には、「上」「下」「巨」「世」「両」などがあります。

2.二の部首は?

では、「一」から「九」までの「

これは、「一(いち)」と「二(に)」に分かれたでしょうか?

では、「一」から「九」までの「

正解は「二(に)」でした。この「二(に)」を部首に持つ「漢数字」以外の漢字には、「井」「亜」「互」「些」「云」などがあります。

3.三の部首は?

では、「一」から「九」までの「

「一」「二」と来たら、これはもう「三」でしょう、と答えたくなりますね。

では、「一」から「九」までの「

実は正解は「一(いち)」でした。

4.四の部首は?

では、「一」から「九」までの「

これは字の「形状」をよく見て答えてください。「一」から「九」までの漢数字で、この部首はこれだけです。

では、「一」から「九」までの「

正解は「囗(くにがまえ)」でした。「囗(くにがまえ)」を部首に持つ他の漢字には、「国」「団」「回」「図」因」などがあります。

5.五の部首は?

では、「一」から「九」までの「

これは意外と難問です。

では、「一」から「九」までの「

正解は「二(に)」でした。

6.六の部首は?

では、「一」から「九」までの「

おそらく、「亠(けいさんかんむり・なべぶた)」と答えた方がいるでしょう。

では、「一」から「九」までの「

正解は「八(はち)」でした。この「八(はち)」を部首に持つ「漢数字」以外の漢字には、「公」「共」「具」「典」「兵」などがあります。

7.七の部首は?

では、「一」から「九」までの「

何となくパターンがわかってきましたか?

では、「一」から「九」までの「

そう、これも正解は「一(いち)」です。

8. 八の部首は?

では、「一」から「九」までの「

先ほどの「六」で学習済みですね。

では、「一」から「九」までの「

正解は「八(はち)」です。

9.九の部首は?

では、「一」から「九」までの「

これが一番の難問でしょうか。わかった人はすばらしい。

では、「一」から「九」までの「

正解は「乙(おつ)」でした。この「乙(おつ)」を部首に持つ漢字には、「乙」「乱」「乳」「也」「乾」などがあります。

いかがでしたか? 漢字自体は毎日目にする簡単なものですが、「部首」となると考えてしまいますよね。家族や友達など、身近な方に出題してみると、おもしろいかもしれません。では、また次回。

《参考文献》
・「広辞苑 第六版」(岩波書店)
・「明鏡国語辞典 第三版」(大修館書店)
・「新明解国語辞典 第八版」(三省堂)
・「難読漢字辞典」(三省堂)
・「新字源」(角川書店)

文/田舎教師 編集/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)