これで変わる！ライフオーガナイザー・鈴木尚子さんのテレビ周り＆パントリーの片付け術
ライフオーガナイザー・鈴木尚子さんが指南する、片付けを簡単にするためのシステム作り
半世紀も生きていれば、いろいろとものも増えます。
これからの人生をものにわずらわされず、よりよく、豊かに暮らすためにも、ここらで一度、家の中を見直してみるのはいかがでしょう？
HERS世代は片づけの適齢期。ライフオーガナイザー・鈴木尚子さんの自宅から、片づけの”仕組み作り„のヒントを学びます。
第二回目はテレビ周りとパントリー編を7月号本誌より、一部抜粋してご紹介します。
profile
Naoko Suzuki_ライフオーガナイザー。
SMART STORAGE!(https://smartstorage.jp/)代表。「楽に、楽しく、美しく」をコンセプトに、空間の整理だけでなく住・衣・食のライフスタイル全般にわたる提案や講座を行い、よりよく年を重ねる‶agewell〟な暮らしをサポートしています。ブログ(https://ameblo.jp/naowr/)も人気。
■片づけるための基本プロセス
１ 全部出して選ぶ
２ 仲間に分ける
３ ざっくり仮置きする(元の場所に戻す)
４ 収める(ものの場所、収納方法、収納グッズの決定)
５ 維持する
天井が高く開放感抜群。ナチュラルウッドに黒を効かせ、モダンな空間に。
～テレビ周り編～
「まずすべてのものに収納場所を確保すること。どこにどう収納すれば？という方は、家の中でうまくいってる場所を1カ所探してみて下さい」
「家族の習慣や傾向をを観察して収納場所を決め、決めたらそこに戻せるよう、仕向けることも大切です」
テレビ関連だけでなく、見ながら使うものも収納。
「我が家では使う場所に収納するのが鉄則です。」
テレビ台にはテレビを見ながら使うグッズ類も収納。下にはルンバを置き、いつでもかけられる状態にしています。
爪切り、体温計、美容グッズや愛犬グッズとソファで使うものを収納。
家族別、ジャンル別にファイルを用意し、DVDはケースから出して収納。大量のDVDもこんなにコンパクトに。
リモコンや愛犬用のスプレーなど、バラバラな形状のものはトートバッグ用のバッグインバッグに立てて収納。
～HERS読者‶片づけ〟お悩みあるある～
Q. 引き上げた郵便物をダイニングに置いたままためてしまう
A. まず、届いた郵便物はすぐに開封しましょう。すぐにリアクションが必要なものと、あとでゆっくり読むものと、2つの薄型ファイルやボックスを用意し、分けて収納するなど、ためない仕組み作りを。
～パントリー編～
LDKの雑多なものはパントリーへ。”見やすく美しく„をキープ
家族みんなにわかりやすく、さらにこういったバックヤードこそ、家事へのモチベーションを上げるべく、見た目にもこだわった美しい収納にすることも大切。
目にするたびにワクワクし、日々の家事ルーティンすら楽しく感じられるそうです。
食品のストックは、ひと目でわかるようアイテムごとにラベリングしたファボーレヌーヴォに。
薬、紙ナプキン、工具など1アイテム1引出しと分けて。薬は箱から出し、たばこケースに移してすっきり見せる工夫も。
家電の各種トリセツはスペースごとにクリアファイルを分け、保存します。
次回は、キッチン編をお届けします。
撮影／川上輝明(bean.) 取材・文／鈴木奈代 構成／小橋健太郎