【美容家・神崎 恵さん】STORY世代美人発「受け入れ美容」と「あらがい美容」③

若い頃に比べると、「ココも気になる、アレも気になる…」と顔も体も変化してきて気になることばかり。シワを消したい、たるみをどうにかしたいとあらがっていくことももちろん大事だけれど、年齢とともに変化を受け入れていくことも大切。その選択が賢くできる人はいくつになっても美人でいられるんです。美容偏差値が高い、STORY世代美人の賢い選択を紹介します。

●美容家・神崎 恵さんの場合……

ベージュタンクトップ¥8,900、パンツ¥49,000〈ともにアンスクリア〉、イヤリング¥11,000〈ベベ〉(すべてデミルクス ビームス 新宿)

『 “今の自分が一番いい状態でいること”こそが大人本来の美しさだと思う 』

30代までは目の大きさとか、ここのシワ、この毛穴といった細かいところをすごく気にしていたけれど、今は温かみのあるシワは良くて、眉間やほうれい線、マリオネットラインといった縦の老けるシワには気をつけるといった自分なりのボーダーラインができました。昔の自分や20代のコと比べたりと、〝若さ〟に執着してしまうと、大人として違和感を感じてきてしまうし、完璧さより、温かみのあるリアルさやぬくもり、生きているニュアンスのある自分が好きになりました。髪や肌、体に共通して「ボリューム・ツヤ・ハリ・柔らかさ」は生きているとだんだんなくしてしまうもの。きちんとケアをして今の自分が一番安定したいい状態でいることを目指していきたいですね。

【ココを受け入れ】・ピンポイントの毛穴、シワなど・顔の造形 【ココはあらがう】・顔も体もボリューム・ツヤ、ハリ、柔らかさ

シワやシミの全部がNGではなく、例えば大人としての温かみのあるシワは受け入れるようにしています。40代はニュアンスが美しさに変わるとき。上を目指すより、今のいい状態の安定を目指す方がバランスが良くなります。


1. 顔の丸みを保つためのハリケアを日常に

「基本は化粧水を使わずに、洗顔の後は美容液とクリームでケアをしています」。(右から)「スキンケアの最後は必ずクリームをベタベタになるくらい塗ります」。B.A クリーム 30g ¥32,000/ポーラ、「集中ケアにはコレ。ハリもトーンもUP」。アンフィネスホワイト ターンホワイト チャージャー 2.0㎖×14本 ¥8,000/アルビオン、「レチノール配合のビタミンA美容液は、洗顔後すぐに馴染ませます」。エンビロン C-クエンスセラム 4 35㎖ ¥21,000/プロティア・ジャパン、「肌がゴワついている時は洗顔後に。もちっとさせたいときは美容液の後に使うオイル」。アプソリュ プレシャスオイル 30㎖ ¥28,500/ランコム

2. その日の疲れとにごりを半身浴で排出してリフレッシュ

「半身浴は巡りがよくなり、肌のトーンもUPして、むくみにくくなります。何より余計なものを排出できるから気持ちも軽やかになりますね。子供たちが寝てから、バスソルトを入れて韓国ドラマを観ながら1時間くらい入っています」。リフレッシュボディバスソルト(オレンジ&ゼラニウム&パルマローザ)450g¥2,500/アムリターラ

3. 効率重視のヘアケアで髪も頭皮もキレイに

「なるべく簡単に効率的にできるケアを考えています」。(右)「髪をねじってぎゅっと手で握るようにしてつけると、わざわざ時間をおかなくても髪に浸透します」。ケラスターゼ マスク オレオ リラックス 200㎖ ¥5,000/日本ロレアル(左)「ブラッシングの時につければ、頭皮マッサージにもなって効果的」。ザ・ヘアケア アデノバイタル アドバンストスカルプエッセンス[医薬部外品]180㎖ ¥7,000/資生堂プロフェッショナル

◆神崎 恵さん(美容家) 43歳。3人の息子をもつ母でもある。女性らしい雰囲気と可愛らしさで女性の憧れの存在に。美容誌の他にも幅広い世代の雑誌で連載を持つ。数多くの書籍を執筆し累計発行部数は120万部。4/5発売の新刊『この世でいちばん美しいのはだれ?』(ダイヤモンド社)も好評。

撮影/天日恵美子〈人物〉、皆川哲矢〈静物〉 スタイリスト/石関靖子 ヘア/工藤由佳〈Un ami omotesando〉

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