今年10月に開業する「富士スピードウェイホテル」。静岡県小山町にあり、富士山を望めるホテルです。この立地を生かした各種ウエルビーイング体験ができるのも魅力。自然を感じられる宿泊施設は多々ありますが、富士山の絶景が見られるのは特別です。
「アンバウンド コレクション by Hyatt」が日本初上陸
「富士スピードウェイホテル」は、ハイアットのコレクションブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」の日本初上陸となる宿泊施設。モータースポーツの聖地ともいえる「富士スピードウェイ」に隣接しているのも特徴で、「モータースポーツとホスピタリティーの融合」がコンセプト。ホテル内には「富士モータースポーツミュージアム」があるのも特徴です。
「富士モータースポーツミュージアム」は、“モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどる”をテーマに国内外自動車メーカー10社が連携したミュージアム。1922年のストラスブール・グランプリ参加車両で長期間秘蔵され、今回初の本格的公開となる「サンビーム・グランプリ」や、1969年の日本カンナム優勝車両の「トヨタ7」など、最高峰レース参戦車両を含む名車約40台が並びます。
ミュージアム3階には全長50mのテラスを有するショップ&カフェ「Fan Terrace」があり、「富士スピードウェイ」の壮大なパノラマが楽しめ、モータースポーツファンはもちろん、これまであまり触れてこなかった人でもその魅力を体感できる空間になっています。
富士山の絶景を望む立地で、特別なウエルビーイング体験
ホテルのルーフトップテラスでは、毎週、宿泊者を対象にしたヨガレッスンを開催。季節ごとに趣が異なる富士山の雄大な姿とパワーを間近に感じながら、心身をリフレッシュできます。フィットネスウェアやシューズのレンタルもあるので手ぶらで参加OK。冬季は屋内で実施され、ヨガレッスンで心身をほぐして1日をスタートさせられます。
また、ホテル周辺には富士山の絶景を満喫できるサイクリングロードが複数あり、レベルに合わせたサイクリングが楽しめるのもポイント。宿泊者は、ドイツのBOSCH社製Active Line Plusを搭載したternの電動アシストバイク「VEKTRON S10」も無料で借りることができます。いつもは移動手段として自転車を利用していることも多いですが、大自然の中で風を感じられる“e-bike”でのサイクリングは別物。本格的な疾走感に身も心も癒されます。
疲れた体を癒すには、富士山をながめながら入れる“美肌の湯”がおすすめ。ホテル棟に隣接するウエルネス等にはホテルが位置する地名の「大御神(おおみか)」が由来の「Omika Wellness & Spa」があります。棟内には温泉浴場、スパ、屋内プール、ジムがあり、中でも富士大御神温泉は家族で楽しむのにぴったり。
半露天風呂のある温泉浴場では、富士山を眺めながら温泉を満喫できます。温泉浴場には、お茶どころ静岡県らしいアメニティも。「hugm」は茶の実1㎏から約100gほどしか抽出できない、静岡県産の希少なティーシードオイルを配合。グリーンフローラル調を中心とした優しい香りが、少し贅沢なバスタイムにしてくれそう。
富士五湖や富士サファリパーク、富士急ハイランドなど、人気の観光地も近く、いろいろな楽しみ方ができるエリア。観光地を巡る旅行も楽しいですが、ホテルステイを通して自然と親しみ、忙しい日々をリセットするのもいいですね。富士山という大自然の中で自分たちに合った旅を探してみるのもいいかもしれません。
富士スピードウェイホテル
住所:静岡県駿東郡小山町大御神645
取材・文/岡部礼子