【案の定、ADHDだったけど】「私はメンタルクリニックに行って楽になりました」

任される仕事が増え、日々ストレスを抱えるCLASSY.世代。プライベートでも恋愛や結婚、家庭環境と悩みを抱えていても、誰にも話せず辛い思いをしている人が多いという現状が。そんなとき、専門家とのカウンセリングが心を軽くしてくれるかもしれません。

私はメンタルクリニックに行って楽になりました

どんな理由でメンタルクリニック/メンタルケアオフィスへ行く人がいるのか?「自分が悪いだけ」で片づけてしまうことも、カウンセリングで楽にできるかもしれません。

IT関連会社 Aさん(34歳)のケース

注意力が散漫になり、ひとつのことに集中できないのが悩みでした

「昔からひとつのことに集中する

「昔からひとつのことに集中するのが苦手でした。Aという仕事もBという仕事もCというプライベートのタスクも全部気になって、どれも少しずつ手をつけているうちにまた違うことが気になって、何から終わらせればいいのかわからなくなり、サボったわけではないのに何も終わらない、という状況になる毎日。自分の要領の悪さが原因だと思っていたのですが、あるとき『もしかしたら大人ADHDじゃない?私はそうなんだよね』と友人に言われて。自分にそんな障害があるわけないと受け入れたくなかったんですけど、友人があっけらかんと『メンタルクリニックに行くと楽になるよ~。気軽に行けばいいんだよ』と話すので、そんなに明るく言うなら行ってみようと予約をしたのがきっかけです。案の定ADHDと診断されたのですが、以来いろいろなことに諦めがつくようになって気持ちが楽になりました。『なぜこんなこともできないのか』と思いつめていたことも『私の性質だ』と受け入れられるようになったし、『絶対うまくできないから誰かに頼むか先回りして準備しよう』と対策がとれるようになったのは最大のメリットです。どうしても集中できないときに服用する薬も処方してもらっているので『今日も何も終わらなかった』と自分を責めることが減り、とても生きやすくなりました」

イラスト/ヤマサキミノリ 取材/野田春香 再構成/Bravoworks.Inc