うっかり日焼け!その後の“応急処置”って?対処法と正解ケア【皮膚科医監修】

キャンプに水遊び、公園、ピクニック……。子どもたちと一日中楽しく遊んだ後、おうちに帰ると全身真っ赤だった! なんて、毎年どうやったって抗えない〝日焼け問題〟。日焼けした直後の正解ケアを皮膚科専門医・小林智子先生に伺いました。

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夜まで待たずにすぐ“冷やす”が正解 

その後が大きく変わります!

日焼けをした肌、実は肌が火傷している状態です。うっかり焼けてしまった…なんて時は、まずその火傷の炎症を落ち着かせてあげることが最優先。炎症を放っておくと、メラニンを刺激し、シミの原因になりかねません。炎症を抑えるために、すぐにしっかりと冷やしてあげてください。全身が焼けてしまった時は、水シャワーなどで一気にクールダウンを。顔だけなら、冷やしたフェイスマスクや大きめの冷却シートでもOKです。時間勝負で、火照りが落ち着くまで冷やして。

\とにかくお水で冷やさなくちゃ!/

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人によって日焼けの仕方が違うけど
ケアの仕方も違う?

スキンタイプ(元々持っているメラニン色素の量)によって焼け方が違います。日本人は赤くなって黒くなる人(Ⅲ)、赤くならずに黒くなる人(Ⅳ)のスキンタイプの人が多いと言われていますが、持っているメラニン色素が少なく、すぐに赤くなるけどあまり焼けない(Ⅱ)のタイプも少数派ですがいます。ただ、どのタイプも基本のケアは変わりません。

日常生活よりも海や公園のほうが
焼けるのはなぜ?

海や公園では日陰が少なく、水着や薄着で肌を露出している範囲が多いので、当然直射日光を浴びやすくなります。そんな時は全身が火傷状態になってしまうことも。でもケアは同じ。全身を素早くしっかりクールダウンしましょう。遊びの延長で、子どもと一緒に冷たいお風呂に入るのもオススメ。

インナーケアは習慣化させておけば
効率もよくなる!

飲む日焼け止めや透明感を底上げしてくれる美容サプリは、夏はもちろんのこと年間通して習慣化しておくのがベストと言えます。抗酸化成分は紫外線ダメージを抑える&予防する効果があるので、それを踏まえて摂取して。トラネキサム酸が配合されているものであれば、日焼け後の摂取でも抗炎症作用が期待できるかもしれません。

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皮膚科専門医・小林智子先生

「解説がわかりやすい!」とSNSが大評判。自身も男の子2人のママで、現在第3子妊娠中。
[Instagram]@kobayashi.t_derm
YouTubeも人気。

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撮影/金谷章平(モデル)、五十嵐 洋(静物) ヘア・メーク/廣瀬浩介 スタイリング/坂野陽子〈f-me〉 モデル/神山まりあ 取材・文/矢﨑 彩、髙丘美沙紀、近藤真梨奈 編集/井上智明、矢實佑理、髙田彩葉
*VERY2022年8月号「「日焼けしちゃった!」そのあとの正解ケアが知りたい」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。