2022年08月03日 21:00
/ 最終更新日 : 2022年08月03日 21:00
CLASSY.
「夏にうつっぽくなる人」がやりがちな3つのNG食生活とは
暑さで体力が低下しがちな夏。実は「うつ」のリスクも高まっています。今年のような猛暑が続くと体がだるくなるだけでなく、気分も落ちてしまう…。そんな人は「夏うつ」に要注意。今日からできる「夏うつ」対策でこの夏を乗り切りましょう。
食習慣からできる「夏うつ」対策3つのポイント
眠れないし食欲もない…それ、「夏うつ」かもしれません
実は食事や栄養素はメンタルに密接に関係しています。食生活を見直したり、プラスαで栄養を補うことをコツコツ続けるうちに、落ちていた気分も上向きになっていくはず。
NG!夏場のアミノ酸を中心とした、栄養不足
対策1.セロトニンをつくってくれるアミノ酸を意識して摂る
暑さで食欲が落ちると食事が冷たくて口当たりのいいものばかりに偏りがちなので、栄養不足に注意。安心ホルモンと言われるセロトニンをつくるためのアミノ酸であるトリプトファンを積極的に摂取するためには肉や卵、魚、大豆といったタンパク質を積極的に摂りましょう。
豊富な自然食材を丸ごと使用した完全無添加の出汁。セロトニンの材料となるトリプトファンをはじめアミノ酸20種をすべて含み、体に吸収しやすいペプチド状になっているのもポイント。スティック状なのでどこでも使いやすい。カラダをつくる出汁5g×20本 ¥1,814(ビーバン)
NG!ビタミンやミネラルの不足
対策2.ビタミンやミネラル不足はうつの原因に
ビタミン、ミネラルが不足してしまうと、うつになりやすくなります。ミネラルが豊富な野菜、海藻、きのこ、芋類などを積極的に摂取しましょう。特に女性は欠乏しがちでうつにも関係すると言われるマグネシウムを摂るのもいいでしょう。マグネシウムは肉よりも魚、また玄米や雑穀、ナッツ類に豊富に含まれています。
NG!αリノレン酸が足りないことによるDHA、EPA不足
対策3.うつにいいとされるαリノレン酸を味方にして
うつ症状の改善にいいとされているのが体内でDHA、EPAに変換されると言われる。人間の体内ではつくれないため、上手に補うことが大切です。ナッツや亜麻仁油などから摂れるので、日々のおやつや料理にもぜひ取り入れてみて。
〈左〉オーダーを受けてから搾りたてのフレッシュな状態で瓶詰めする無精製・無濾過の亜麻仁オイル。含有量60%のαリノレン酸や脂溶性ファイトケミカルなど栄養たっぷり。亜麻仁オイル100g ¥3,888〈右〉αリノレン酸を15%含み、ビタミンE、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウムも豊富なウェルネスオイル。くるみオイル100g ¥3,132(ともにフレスコ)
お話を伺ったのは…
添田真帆先生
新宿ストレスクリニック梅田院・精神科専門医
医師の仕事と家庭を両立させながら、女性の精神科医として、女性特有のお悩みから様々な心のお悩みに対応しています。
イラスト/香川尚子 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc