SHELLYさん「子どもを見た目で褒めたり下げたりするの、もうやめよう」
自分の子どもや夫が誉められたとき、思わず「そんなことないよ〜!」って言っちゃうこと、ありませんか?これを「代理謙遜」と呼んでいるSHELLYさん。「日本人らしい反応かもしれないけど、実は子どものためにも、夫婦のためにもならないのでは?」と指摘しています。今回は、姉妹のルックスを比較して妹をつい下げてしまうというお悩みに答えます!
こちらの記事も読まれています
▶︎寝苦しい梅雨や蒸し暑い夏には「コアラマットレス」で”上質な睡眠”を手に入れて
Cさん(4歳と3歳の女の子のママ)からのお悩み
姉妹のルックスを比較して
妹を下げちゃいます
長女と次女が似ておらず、ママ友には長女ばかり褒められます。私もそれについ乗っかり、似ていない芸能人姉妹の話などを持ち出して次女を下げてしまうことがあり…。褒められるのはうれしいのですが、どう返したらいいでしょうか。
そもそも、
見た目で褒めるのもうやめよう!
これはCさんもお友達も、意識を変えてほしいなぁ。もしお子さんの聞こえているところで言っているならなおさら! 姉妹関係を悪化させたり、自尊心も傷つけてしまいます。大前提で言いたいのは、子どもを褒めるとき、見た目で褒めるのはもうやめよう! 百歩譲って背が伸びたね、は成長に着目しているからいいと思う。でも、「二重でいいね、うちなんて一重だし」は一重よりも二重がいいという刷り込みになりますよね。これって、〇歳になったらやめようと思ってもできないと思うんですよ、今やめていないと。Cさん、厳しいことを言っちゃってごめんなさい、でも、これからの子どものためにも、刷り込まれた価値観を相手に押し付けることはやめていきたいですね。
ニット¥39,600(マルプラ)ピアス¥9,350(ソムニウム)
SHELLYさんから最後にメッセージ
子どもや夫=自分じゃない。
そう思えば代理で謙遜しなくなるはず
偉そうなことを言いつつ、私も代理謙遜しちゃうことあります。長女が優しいねと褒められたとき「人の妹ちゃんには優しいよね〜」とか本人に嫌味を言っちゃうこともあって、反省しているところ。代理謙遜問題で共通して言えるのは、子どもや夫を「一人の人として見よう」ということ。以前脳科学者の中野信子さんが、日本人は子どもを自分の延長と捉えている、と話されていて、なるほどと思いました。子ども(自分)のことを褒められると恥ずかしいし、文化として謙遜しているということなんですよね。それが、欧米と考え方が異なるところ。どちらが正しいということではないけど、代理謙遜問題では、自分の一部と思わないほうがいいと私は思います。子どもを謙遜しそうになったとき、これから頭の中でフラッグを立てていきたい。それで、「誰に似たんだろうね」「顔じゃなくて中身でモテてほしいな」とか、明るくうまく切り返して、みんなでちょっとずつ価値観をアップデートできたら素敵じゃないでしょうか? 以上、SHELLYがお伝えしました!
あわせて読みたい
▶︎SHELLYさん離婚後の元夫と子どもの関係を告白「子どもの声をもっと尊重したい」
▶︎SHELLYさん「つい『お姉ちゃんでしょ』と言っちゃうの、なんで?」
▶︎SHELLYさん「若い世代の方が人を認めることわかってるの、なんで?」
▶︎SHELLYさん「子育てのこと全部きちんとやらなくてはいけないと思っちゃうの、なんで?」
撮影/須藤敬一 スタイリング/野田さやか ヘア・メーク/高橋純子 取材・文/有馬美穂 編集/羽城麻子
*VERY2022年5月号「自分じゃないのに謙遜しちゃう「代理謙遜」癖ついてませんか?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。