【注目若手俳優!豊田裕大さんインタビュー】「映像を通して動きの中で色艶が出せるような役者を目指したい」
テレビ朝日の土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』に出演中の豊田裕大さん。続編となる今作で、主人公の澪を気にかけ手を貸そうとするも、空回りしてしまうちょっぴり残念なキャラクターである交番の巡査・佐藤 満を演じています。作品の見どころからプライベートな質問まで、注目の若手俳優、豊田さんの”今”に迫るお話を聞いてきました!
妖怪シェアハウスといえば…
ドラマ『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』インタビュー
―『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』で演じる満はどんなキャラクターですか?また共通点はありますか?
「初めて台本をもらって役柄について聞いたとき、共感しやすいキャラクターだなと思ったんです。僕、元々の性格が陰キャの方なので…(笑)。臆病だったりする満の性格と結構リンクしているかも。小芝風花さん演じる澪になかなか気持ちを伝えられなくて、空回りしてしまうところなど、男子は共感できる部分が多いキャラクターじゃないかなと思います」
―逆に正反対だなと思うところは?
「真反対とまではいかないですけど、満は一貫して気弱で大胆に動くことがないキャラクターですが、僕はもうちょっと決めるときは決めるタイプです(笑)。演じながら、内心ちゃんと気持ちを伝えればいいのに…!と思うことも」
―衣装がとてもお似合いですが、モデルとして着こなすポイントは?
「警察官のときはスッと姿勢がよくなったり、私服で澪に話しかけるときは無意識に背中が縮こまったりしているので、特別意識するというより、服に任せながら着る感じですね。モデルのお仕事をしているときもそんな感じなんです」
―モデルと俳優のお仕事で共通している点はありますか?
「モデルとして撮影しているときは、今こういう服装で、こんな人だから、立ち方はどうなるだろうと考える頭になるのですが、それは役者のときも使える、共通している部分かなと思います。ただ映像の場合は一挙一動がすべて出てしまうので、計算してやった方がいいのか、役になりきってナチュラルに演じた方がいいのか、そこがまだ探り探りで…。モデルのときは一瞬を切り取ったものが使われるので、大きな違いがありますね。動いているときの方が、色艶があって魅力的な役者さんが憧れ。僕もいずれそういう風になっていきたいです!」
―撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
「前作からの雰囲気がそのまま作り込まれていたので、皆さん久しぶりでも一致団結していらっしゃるというか、ワイワイしていて楽しい現場でした!僕は今作からの参加になりますが、皆さんとても優しくて温かくて、それだけじゃなく芯がある方たちだったので、すごく勉強になりました」
―好きな妖怪を教えてください!
「毎熊克哉さん演じる酒呑童子です!初めて現場で見たときに、めちゃくちゃ笑っちゃったんですよ。特殊メイクで眉毛がずっと怒っているしかめっ面なのに笑わせてきたり、とにかく迫力がすごくて(笑)。僕も特殊メークやりたかったです!」
―最後に、ドラマの見どころを教えてください。
「会話劇ならではのテンポのよさが見どころです!満と澪の関係性に注目してもらいたいですし、適度に社会問題も取り入れていて、今の日本や世界に向けてのメッセージ性があるのにおもしろいところが魅力。幅広い世代の方も楽しく観ていただける作品だと思います」
性格、好きなタイプ…プライベートな質問も!
―自分の性格を一言でいうと?
「めちゃくちゃ面倒くさがり。最近引っ越したんですけど、買うまでのプロセスが面倒で、まだ冷蔵庫も洗濯機もないんです(笑)。いざ買うとなると変にこだわっちゃって…。完璧主義なところもあるから、完璧を求めて後回しにしちゃうのかも」
―嫌いなものや苦手なものはありますか?
「お化けですね。妖怪のドラマをやっているのに(笑)。作品に入るときも『お祓いしなくて大丈夫?』って本気で心配してました(笑)。ホラー映画とか本当に無理なんですよ…。バラエティ番組でよく驚かす企画あるけど、僕、本気でキレちゃうかも。霊感があるわけじゃないけど、敏感で感じ取りやすいからなのか、昔から極端に苦手なんです。高校生のときに友達と富士急ハイランドの戦慄迷宮に行ったんですけど、僕を真ん中にして周りを囲んでもらっていました。僕は目をつぶって耳も塞いでいたのに、それでも怖かった…!」
―年上の女性のどんなところにグッときますか?
「年上の女性が好きなんです。こっちがいじったときに照れたりしてくれたら、可愛いと思っちゃいます。もちろん関係性ができた上で、ですけどね。普段は年上という前提があるけど、完全にオフになっているときとか、ふとしたときに対等になったりとか。隙が見えた瞬間に『この人可愛いな』って、年上の女性だからこそグッときます」
―お休みの日は何をして過ごしていますか?
「美術館に行って色々な作品を見たり、和食が好きなので蕎麦を食べに行ったりします。お気に入りの蕎麦屋さんは、両国にある『江戸蕎麦 ほそ川』さん。つるっとした上品な喉ごしで、昔から食べてきたような安心感があるしっかりした蕎麦です。店内の雰囲気も素敵で落ち着きます」
―最近ハマっていることは?
「霜降り明星せいやさんのイニミニチャンネルや昔から好きなロバートの秋山さんのクリエイターズファイルなど、お笑い系のYouTubeをよく見ています。あと”いいね”がたくさんついているライブ映像を見るのも好きで、神がかったライブ映像を観てパワーをもらっています!」
―今欲しいものはありますか?
「部屋を自分の理想通りに描ける頭。これはここに置いて、あれはこうして…って考えすぎてしまうので、悩まず勝手にパーンと思いつける思考力が欲しいです。インテリアというか、僕、建築も結構好きで。この間好きな建築家の谷尻 誠さんのご自宅が雑誌で特集されていて、素敵だなと思いながら見ていました」
―最近新たに挑戦しようと思っていることは?
「フィルムカメラ!インスタに自分の顔だけじゃなくて風景写真もたくさんあげたいなと思って。SNSも頑張りたいです」
―疲れたときのリフレッシュ方法は?
「完全に何も考えない状況を作って、無になること。サウナに行ったり、景色がいい場所に行ってボーッとしたり。もしくは、自分が悩んでいることと徹底的に向き合う。解決すれば悩みが消えてリフレッシュに繋がるので、突き詰めるか、ひたすらボーッとするかの2択ですね」
―今年の目標を教えてください!
「まだ慣れないことばかりですが、ひとつひとつの仕事を丁寧に、全力でこなして、『失敗してもそれはそれ、経験に変えて次に行く!』を繰り返していけたらなと思います」
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豊田裕大さんPROFILE
1999年4月10日生まれ。神奈川県出身。『MEN’S NON-NO』専属モデル。2021年に『じゃない方の彼女』で俳優デビューを果たし、今後の活躍がますます期待される注目の若手俳優。初主演映画『レッドブリッジ』『レッドブリッジ ビギニング』が6月4日公開。
テレビ朝日土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』
毎週土曜夜23:00〜放送中。気弱で空気を読むことだけが取り柄だった目黒 澪が、ボロボロのどん底に陥っていたところをシェアハウスで暮らす妖怪たちに拾われ、やがて澪が直面するトラブルや悪い奴らを妖怪たちに助けられながら成敗し、成長していく姿を描いた異色のホラーコメディー。今作は、2020年8月1日から9月19日まで放送されていた『妖怪シェアハウス』の続編。2022年6月17日には映画『妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-』も公開予定。
【衣装】Tシャツ¥4,950(オーシャンパシフィック/ハンドイントゥリー)シャツ¥49,500(チノ/モールド)パンツ¥30,200(セラー ドアー/アントリム)その他/スタイリスト私物
撮影/渡辺謙太郎 ヘアメーク/MAKI スタイリング/中西ナオ 取材/浜田麻衣 構成/月田彩子(CLASSY.編集室)