公園以上キャンプ未満!「ゆる登山」を家族で楽しむコツ6選
家族のお出かけもそろそろ楽しめそうなこの春、いつもの公園よりお出かけ感があって、キャンプより準備もいらないしラク! 思い立ったらすぐ行ける“ゆる登山”を知っておくと選択肢が広がりそう。アウトドアに詳しい、ママ界最強ランナー・西谷綾子さんにコツを聞きました!
※掲載中の情報は2021年7月号掲載時のものです。
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教えてくれたのは、
ママ界最強ランナー・西谷綾子さん!
モデルの仕事がきっかけでランニングを始め、芸能界屈指の女性ランナーに。山を走るトレイルランニングにも詳しい。5カ月(※取材当時)の男の子ママ。
持ち物はミニマム! エネルギー補給のためグリコのスポーツキャラメルとチョコ。疲労回復効果のあるクエン酸とBCAAを含む粉末ドリンク(を溶かしたペットボトル1本)。消毒スプレー。
「近くても登山が楽しめるところ、けっこうあるんです。たとえば鎌倉アルプスの一部、建長寺からスタートし、大平山を目指すコース。低山と言えど山には違いないので、常に危険と隣り合わせということは頭に入れておいて。子どもの行動は予測不可能で、急に走り出したり、興味あるものを見つけて親から離れてしまう可能性も…すぐに戻ってくると思っても全然違うルートに出てしまうことも。おすすめの山に目安の年齢を書きましたが、年齢よりも『慣れ』が重要。まずは所要時間が短め、コース変更しやすい山から始めるのが安心です。スタート前に子どもときちんと話し合ってから入山をして、安全に楽しみましょう!」(西谷さん)
おすすめの“ゆる登山”を体験!
◉足立逸美さん、壮宇くん、秀宇くん(36歳・7歳・5歳)
川にいたアメンボを観察したり、森の中で出会ったリスを追いかけてみたり、鉄砲形の木で遊んだり…自然には発見がたくさん!
スタート前にはトイレと
お約束ごとを決めます
トイレはスタート前と、見つけたら必ず寄りましょう。また、「走らない」「先頭の大人を抜かさない」など危険回避のルールも決めて。
登山初体験の足立さん一家。ママの心配をよそに、何日も前から楽しみにしていて、しっかり者のお兄ちゃんが甘えん坊な弟くんをリード。
小分けのお菓子と熱中症対策も!
気分も体力も回復させてくれるお菓子は必需品。食べながら歩けるひと口サイズが便利です。UV・熱中症対策も忘れずに! 塩分入りの飴や救急セットなども万が一に備えて持参して。
水分は喉が渇く前に
こまめに取りましょう
人は〝喉が渇いた〟と感じた時にはすでに脱水症状の始まりと言われています。15〜20分間隔を目安に、休憩して摂取することが大切。
目的地にこだわりすぎない
あきらめる勇気も必要
子どもの疲労具合や天候などから判断して途中で引き返したり、ルート変更も予測しておいて。到着することより、思い出作りが大切。
抱っこになってしまうのは
覚悟して臨みます!
山道を歩くのは大人でも大変。途中でグズってしまったら、早めに折り返し地点を決めて。帰りの抱っこを見越して、ママも体力温存を。
苔や落ち葉の上は
滑りやすいので要注意
落ち葉の上や、岩に生えている苔の上などは滑ってケガをしやすいので、「危ないから気をつけてね」と一言声をかけて進みましょう。
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撮影/杉本大希(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物) 取材・文/木村幼奈 編集/井上智明
*VERY2021年7月号「キャンプよりお手軽! 家族で行くなら「ゆる登山」」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。