【84歳の現役スナックママ】森谷一美さんが生き生き美しくいられる理由って?
84歳になった今も会員制スナックの現役ママとして、ひとりで店を切り盛りする「美ばあば」森谷さん。生き生きと楽しく人生を謳歌し、美しくいられる秘訣を聞きました。
▼あわせて読みたい!
女優・山本陽子さん(79歳)「80代が楽しみ。漣でも荒波でもきた波に抗わず乗っていきたい」
高い好奇心とフットワークの軽さで美意識を育む
ミッション系の高校を卒業後、初めて就職したのは大手化粧品会社でした。美容部員として全国を飛び回り新商品の説明をしていました。当時は関西から北海道まで列車と船で24時間かかる時代。でも若かったし仕事が楽しくて苦に思うことはなかったですね。今でも私が気軽に外出できるのは、あの頃の経験があるからだと思っています。
結婚は25歳のときにしましたが、3年で離婚しました。以降は13年ほど喫茶店や食堂を経営し、今の場所にスナックを開いたのが昭和59年です。昼と夜の時間をメリハリをつけて過ごすように心がけていて、以前は様々なお稽古をしていました。今も瞑想や読経などを続けています。昨日は美STで新製品を見ていたら試してみたくなり、心斎橋のデパートまで出かけて手に入れてきました。
お店は時代の流れでお客さんの層は変化がありますが、常に品の良い方が多く、いろいろな知識をいただける文化的な雰囲気。私はずっと日本海の荒波ではなく、湖のように静かでゆったりとした生き方をしたいと心がけてきました。お店の雰囲気にもそれが反映されているのかもしれません。
《Profile》 1984年創業の大阪・天神橋筋商店街近くにある会員制スナック「瞳」のオーナーママ。今でも毎日ひとりでお店を切り盛りして接客を続けている。
お店の近くの天神橋筋商店街は日本一長い商店街としても有名。毎日ここを歩くのが日課。お店の人と触れ合い、会話を楽しみ、新しい商品を目にすることが刺激になっています。
常連さんの中には20代のお客様も。私の隣の辻元さんは21歳。ミスコンテストに入賞するほどの美貌のお嬢さんです。若い方との会話は刺激も多く、お店での楽しみのひとつ。
落ち着いた空間をお客様に喜んでいただくため、お店にはいつも自分で生花を活けています。2月は近づく春の気配を感じていただきたくて、啓翁桜を選んでみました。
美肌の秘訣は美容部員自体から愛用する「アルビオン」
基礎化粧品は美容部員時代から60年以上アルビオンを愛用。乳液「プライアン」を使ったベルベット洗顔が私の美肌の秘訣です。その後に「オードリン」「ハーバルオイル トリニティフュージョン」を。
気になるコスメもすぐチェック!
最近は美STを見て最新のコスメ情報をチェックしています。気になったものはすぐに試してみたくて、クレ・ド・ポーのファンデやアンプリチュードのチークを心斎橋のデパートのカウンターで購入。
食事は1日2食。美肌のためにサプリメントも
サプリはシミ・ソバカス対策の「キュアティホワイト」を。ビタミンCだけでなく、L-システインやビオチンなども同時に補うことができます。食事は1日2食が基本。冬は鍋物をよく作ります。
84歳美ばあば・森谷さんに教わる「美の3カ条」
1:数種類のお稽古を常に継続 2:気になったものはすぐに入手 3:昼と夜の時間の使い方をバランスよく
こちらの記事もおすすめ
次世代センテナリアン「アラコキ(アラウンド古希)美女」の合言葉は〝今が一番楽しい!〟でした!笑顔があふれる毎日を送る5人のキレイの秘密・キレイの美習慣を教えてもらいました。
2021年9月27日 17:30
NHKの「あさイチ」や「徹子の部屋」への出演も果たし、今最も注目されている美ばあば、タキミカさん。今回は多くの女優さんのメークを手がける面下さんの力を借り、「90年の人生で一番綺麗」に挑戦しました。
2021年9月20日 20:00
人生100年!時代 若く美しく健康に。コロナ禍により人々の意識が大きく変わりました。今までのアンチエイジングでは満足できず「心と体の健康」の真の意味を追求し始めたのではないでしょうか。「見た目だけのアンチエイジング」の次のステップを目指す時代の到来です!
2022年3月17日 12:00
2022年『美ST』4月号掲載 撮影/奥山栄樹、長谷友貴、オノデラカズオ(f-me)、吉澤健太 ヘア・メーク/本多里江(LOODY)、城生なみ子(+nine) 取材/安西繁美、西岡直美、金沢由紀子、秋山真美子 編集/漢那美由紀