大人の習い事「キャリアスクール」リアルに使っている方の意見は?

コロナ禍で将来を見据えた転職や副業を始める読者も多いなか、注目されているのがキャリアスクール。話題のスクールやキャリアアドバイザーなどへの取材をもとに〝今できる学び〟について考えます。

話題のキャリアスクールに通っている読者にお話を聞きました

読者から特に支持が高かった人気キャリアスクール。現役受講者たちに始めたきっかけや、通ってみた感想などを率直に話してもらいました。

キャリアスクール(1)SHElikes

今どきな受講内容や生徒どうしの“繋がり”も魅力

課題や目標をクリアにできるコーチング制度も魅力
「シーライクスには、生徒からのニーズを反映した魅力的な講座がたくさんあるのが決め手に。私もSNS運用やPR、マーケティングの業務など、学んだことすべてを自社の業務でフル活用中。グループコーチングでは会員どうしで活発に会話することで他人の価値観も知ることができ、いい気づきに。オンラインで参加する海外在住のコーチもいて、新しい考え方や人との出会いもある。いるだけでキャッチアップができる場だと思います。世の中どうなるかわからないVUCA時代の今、自分の選択肢を増やして時代に対応できるようにしていきたいです」

教えてくれたのは…北川史歩さん

教えてくれたのは…北川史歩さん(34歳・会社役員)
主にライティング、マーケティング講座を受講中。自身が経営するマイクロブタカフェ〝mipig cafe〟の業務にも役立っているそう。

キャリアスクール(2)グロービス経営大学院

すぐ仕事で使えるスキルが学べるのは経営大学院ならでは

人の出会いや志を大事にする学校「学び+α」に価値を感じます
「クリティカルシンキングの講座を受けたことがグロービスに入学するきっかけに。これまでと違う思考法に最初はとまどいましたが、マインドフルネスを扱う会社に転職し、新規事業立ち上げを行う際にサービス・マネジメント、組織行動とリーダーシップなど、学んだことすべてが役立ちました。年一度のカンファレンス『あすか会議』では実行委員会にも参加。業界のトップリーダーや卒業生の登壇などがある大規模なカンファレンスで生きた学びを得ることができましたね。クラスの学びはもちろん、全国にいる仲間との人的ネットワークも得られたのでよかったです」

教えてくれたのは…茗荷麻由さん

教えてくれたのは…茗荷麻由さん(31歳・ベンチャー企業勤務)
グロービス歴は単科生の期間を合わせて3年目で今春卒業予定。リーダーシップや志系の科目を中心に履修。ベンチャー企業でイベント事業を担当。

キャリアスクールの始め方・選び方を専門家が教えます

キャリアスクールを「選ぶ」納得できる学校選びのポイント4つ

    教えてくれたのは…茗荷麻由さん

    1.受講者層は?
    具体的な生徒層は事前にはわかりにくいので、金額を目安にしても。受講料が高い=それなりの覚悟、意識の人が集まっていると考えられます。書籍で学べるものはそれでもいいと思いますが、受講者間で情報がもらえたり学校に通わないと得られないものもあります。

    教えてくれたのは…茗荷麻由さん

    2.講師のレベルは?
    見分け方としては、無料説明会で講師が話してくれることもあるので質問をしてみるといいでしょう。講師の質も受講生同様にとても大切。個人でやっているスクールなどで受講料は比較的安いけれど質はわからない時などもまずはトライアルを受講してみると安心。

    教えてくれたのは…茗荷麻由さん

    3.卒業後のサポートは?
    スクール常駐のカウンセラーが卒業後の仕事紹介や相談といったサポートをしてくれるなど、学校によっては手厚くフォローしているところもあるので入会前によく確認を。就職斡旋までしてくれるかを調べておくと、勉強をしていくうえでの安心にもつながります。

    教えてくれたのは…茗荷麻由さん

    4.資格を取るなら?
    知識・技術のベースがあるなら、+αの資格はとても有益に。また、新しい資格はまだ取得者が少ない段階で試験を受けると合格基準が易しいことが多く、後々人気の資格になることも。まだ日本で普及していない先駆けの国際資格を探すのもいいでしょう。

キャリアアドバイザー・藤井佐和

キャリアアドバイザー・藤井佐和子さん
㈱キャリエーラ代表。女性のためのキャリアカウンセリングは延べ1万7000人以上。企業研修や講演も行っている。著書も多数。

CLASSY.スタッフもキャリアスクールでスキルアップしています

ライターもアップデートが必要。自分だけの知識をつけたかった

「骨格診断に出会ったのは’16年、シャツと骨格診断を絡めたプランを担当することになったのがきっかけです。ちょうど自分にしかできないことや知識を身につけていきたいと思っていた頃でした。協会に取材を重ねるうち、自分がアナリストになれば提案の幅が広がると思いディプロマを取得。ファッションライターという仕事の延長線上で出会えたので学びやすかったし、仕事にも奥行きが出たと思います。撮影でモデルやタレントさんに似合うものがすぐわかり、他のスタッフと相談する時も根拠があるから伝わりやすい。考える軸になるから仕事がしやすいです」

CLASSY.ライター・骨格診

CLASSY.ライター・骨格診断アナリスト/棚田トモコさん
ファッション・美容ライター。一般社団法人骨格診断アナリスト認定協会の広報委員も務め、『骨格診断マガジン』でコラム〝Framism〟を連載中。骨格診断の書籍も3月に光文社から発売。

撮影/木村 敦 取材/田村宜子 再構成/Bravoworks.Inc