“パンコーディネーター”パン野ゆりさんに聞く! 今年のトレンドは「ヘルシーパン vs 進化系レトロパン」
パンコーディネーターとパンシェルジュの資格を持ち、年間500個以上のパンを食べるパン野ゆりさんが、「渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン」で2022年のパントレンドやパンの楽しみ方を伝授。パンのプロが厳選した最旬のパンや、パンライフがより楽しくなるフード、お酒と合わせて愉しむ「パン飲み」について紹介してくれました。
パン野さんによると、近年のヘルシーブームはパン業界にも進出しており、ヴィーガンパンのほか、低糖質やグルテンフリーなど健康に配慮した「ヘルシーパン」が注目されているとのこと。これに対抗するように、コロッケパンや焼きそばパンなどの昔ながらのレトロパンがさまざまな形で進化した「進化系レトロパン」が続々と登場。中でも、進化系カレーパンは昨年より話題になっており、今年のパントレンドは、「ヘルシーパン」vs「進化系レトロパン」と言えるそうです。
【ヘルシーパン】
*パン野さん*
大粒のいちじくがとにかく美味しく、ずっとプチプチとした食感を愉しめます。ピスタチオの配合も良く、いちじくの甘さにバランスよく香ばしさを感じることができます。
*パン野さん*
水分量が多いため、もちもち感が愉しめます。少しの酸味が アクセントとなり、ついつい食べすぎてしまいますが、栄養価が⾼いため、 罪悪感がないのも幸せ。
*パン野さん*
手に持っただけでふんわりと大豆が香り、やさしいお豆腐の味がします。ふわふわとしている中にも、中身がぎっしりと詰まっており、食べ応えがある逸品。
【進化系レトロパン】
*パン野さん*
キャッチーな見た目を愉しみ一口食べると、焼きそばやナポリタンの味がしっかりと感じられて驚き。デニッシュを採用しているところも、新しい。
*パン野さん*
すべておいしいが、とくに「焼きとうもろこし」味がお気に入り。サイズ感がよく、14種類の中から自分で好きなコロッケサンドを選んでセットにできるところも魅力的
*パン野さん*
まず、表面のパン粉のカリカリとした食感が、食べた瞬間から愉しい。また、ふわふわのパン生地としっかりとしたカレーは、上品さを感じさせるフレーバー。
パン野さんは、パンの魅力について「付け合わせや食べ方を工夫できるのが魅力の一つ」と語ります。パンのおともの定番と言えば、バターとジャム。しかし、それだけではなく、自分好みのパンとの食べ合わせを考えるのも愉しいとのこと。例えば、カンパーニュとごま油。「意外ですが、食べてみると最⾼においしい」と笑顔で教えていただきました。「美味しいパンに出会うこともうれしいですが、お気に入りの“おとも”を見つけて、それに合うパンを探すのも愉しい」と話します。最近よく目にするのは、フルーツバターや旬の食材を使ったコンフィチュールです。
*パン野さん*
しっかりとしたいちごの味と、軽やかなバターの風味は、美味しい余韻が長く続く幸せな組み合わせ。ついつい食べ過ぎてしまいそうなのが少しこわいです。
*パン野さん*
水分量が多く、パンに塗りやすいのがポイント。柿のみずみずしさと、果物の素材感を愉しめます。私は、これにチーズを合わせて、白ワインとともに愉しみたいです。
*パン野さん*
スイートポテトのようにずっしりと甘く濃厚で、シンプルなパンに合わせると、一気にリッチな味わいになります。そのまま塗っても、塗ってから少しオーブンで焼いても美味しそう。
【オトナなパンの愉しみ方「パン飲み」にも注目!】
「最近、パン好きの間だけではなく、徐々に広がりはじめているなと感じるのがパンを肴にお酒を飲む『パン飲み』です」とパン野さん。朝食に食べるパンとは違う一面を発見できるのも愉しいのだとか。味の濃い総菜パンだけではなく、バゲットの上に生ハムやチーズなどをのせてお酒と愉しむのがパン野さんのおすすめ。また、さまざまなテイストのパンを買ってきて、お酒とのマリアージュを探すのも「パン飲み」の醍醐味です。
*パン野さん*
「メゾンボワール」シリーズの「チキンパテ」など他の種類も食べましたがすごく優秀。どれを選んでも美味しいです。これ自体で味が完成されているので、パン飲み初心者方におすすめしたい商品です。
プロのシェフも実践するマリアージュのポイントとして、パンとお酒の色や素材などの共通項が多いと相性がいい可能性が高いのだとか。例えば、色の濃いライ⻨パンと黒ビールは風味もマッチしやすく、米粉を使ったパンと日本酒を合わせると味にまとまりがでやすいといった傾向があるそうです。パンを買ってきて、お酒と一緒に飲むだけで立派な「パン飲み」。「この手軽さが『パン飲み』の魅力です。挑戦したことがない人もやってみたらハマると思いますよ」とパン野さん。
「渋谷スクランブルスクエアには私も大好きなパン屋さんがたくさんあり、施設の中で“パン巡り”をすることもできるので、ぜひ愉しんでいただけたらと思います。」とパンに対する溢れんばかりの愛を語っていただきました。
Profile
パン野 ゆり(パンノ ユリ)/パンコーディネーター・パンシェルジュ
日本全国、訪れたベーカリーは数えきれないほど。年に数回は海外へも足を運び、パンを独自の視点で分析。
―お気に入りのパン屋さんを見つけるためのコツは何ですか?
私の中でのパンの物差しは「バケット」です。初めて行くお店では必ず購入して、それが自分の好みであれば、何度も足を運び色んなパンを食べていきます。バゲットから派生してリュスティックやカンパーニュなどのシンプルなパンから甘い系やお惣菜系まで色々と食べてみます。自分の好きなパンを一つ物差しにして考えてみるのは良いかもしれません。
Shop Data
渋谷スクランブルスクエア/SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE
https://www.shibuya-scramble-square.com
*掲載の商品は、すべて渋谷スクランブルスクエアにあるショップで購入できます。
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