春のキッチン収納スッキリ計画 【5】「無印のファイルボックス」どれが使いやすい?

前回までの記事で整理収納アドバイザーのMartsit片岡さん、田口さん、小垰さんのご自宅キッチンを拝見してきましたが、みなさん必ず使っていたアイテムがありました。それは無印良品のファイルボックス! 今回は3人の実用例から改めて使いやすいサイズを検証していきます。

 

無印のファイルボックス 基本情報をおさらい

店頭でも定番人気のファイルボックス。
部屋になじむシンプルなデザインと使い勝手の良さが好評です。サイズは全部で6種類展開。

(左から)ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ホワイトグレー・1/2 約W10×D32×H12cm ¥290、ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードワイド・ホワイトグレー・1/2約W15×D32×H12cm¥390、ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用・ホワイトグレー 約W10×D32×H24cm¥390、ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・A4用ホワイトグレー約W15×D32×H24m ¥590(すべて無印良品 銀座)

※ホワイトグレーはほかにポリプロピレンファイルボックススタンダード・幅25cmタイプ 約W25×D32×H24cm¥990
ポリプロピレンファイルボックススタンダード・幅25cmタイプ・1/2 約W25×D32×H12cm¥690もあり。

今回は画像の4種類の活用方法をご紹介します!

活用方法その① スペースを有効活用できる「1/2サイズ」!

片岡さんはシンク下で2段重ねに

スタンダードタイプと比べて高さが半分で、浅型の1/2サイズ。
片岡さんは1/2サイズを上下に重ねて使用。スタンダードタイプと並べて、掃除グッズを収納しています。

「高さのある洗剤類はスタンダードタイプのボックスにすっぽり入ります。スポンジやクロス、小さな詰め替え容器に移し替えた洗剤は1/2サイズに。2つ重ねれば収納力もアップします」

田口さんは幅が広いワイドを2段重ね

こちらは田口さん宅のシンク下の様子。高さのある引き出しの真ん中で、横幅の広い1/2サイズのファイルボックスを重ねて活用。
2段重ねの中にはスポンジや洗剤の詰め替えなどが入っています。

「深さがある引き出しでは、1/2サイズを重ねて使うことでスペースを有効に使えます。週に数回使う洗剤スプレーを上の段に入れ、下の段にはスポンジのストックなど頻度がやや低めのキッチン掃除に関するものを入れています。ファイルボックスはあえてクリアタイプを選んでいます。うっすら下の段の中身も見え、何が入っているかを把握しやすくしています」

田口さんはお皿も1/2サイズにイン!

食器を収納している引き出しに1/2サイズのファイルボックスを活用。
同じサイズのお皿をまとめて、縦に収納しています。

お皿を縦にして収納することで、重ねた状態より取り出しやすくなるメリットもあるそう。
「少し深さがある中鉢のようなお皿は、キツキツに入れると取り出すときが大変。なのでスペースに少しゆとりをつくるようにしています」

活用方法その② 空きスペースに合わせて1/2サイズ+スタンダードを併用

こちらは片岡さん宅のキッチン棚の様子。

棚の高さに合わせて上の段は1/2サイズ、下の段はスタンダードタイプ、とわけて収納しています。

「ここに入っているのは使う頻度が少なめのもの。行楽用品やたまに使うキッチン家電、ゴミ袋のストックなども収納しています。スタンダードタイプは高さがあるので、家電もパーツごとにわけて入れればボックスにしっかり収まります」

活用方法その③ 幅が広いワイドにはかさばる物をイン

横幅、高さが大きめのスタンダードタイプ ワイド。
小垰さん宅ではこれを2箇所で使用しています。まずはシンクの下。

左端にファイルボックスが。お子さんが学校に持っていく大きい水筒が入っています。

「子どもの水筒が思いのほか大きいのですが、横幅のあるワイドのファイルボックスなら余裕で入ります。いまは2つ入っていますが、3つでも入りそうです」

そして、もう1箇所はコンロの下。

フライパンの横にワイドのファイルボックスを置き、ご飯を冷凍庫で保管する用のタッパーを入れています。
「使い終わったあとのそのままポイッと入れられる気軽さが◎。以前はここにキッチンペーパーを入れていたことも。ファイルボックスの中で一番収納力があるので、かさばるものを入れるのにおすすめです」

いかがでしたか?
みなさん6種類のファイルボックスを場所によって上手に使い分けています。
どのファイルボックスを使う場合でも、大事なのは中身をゴチャゴチャにしないこと。
掃除グッズでまとめるならスポンジや洗剤入れ……という感じで、カテゴリーごとに収納するものをわけることがポイントです。
パッと見で中身の判断に迷いそうなときにはラベルシールをつけるのもあり!

見た目を整えることももちろん大切ですが、まずは「何を収納するか?」を考えてからファイルボックスのサイズを決めるといいかもしれませんね。

【商品のお問い合わせ】
無印良品  銀座
https://www.muji.com/jp/ja/store

撮影/山下忠之  取材・文/丹下紋香