え?レンチンして冷たくなるの?レンジでつくる冷やし中華始めました

初夏の風物詩(?)ともいえる「冷やし中華始めました」の文言。つるっとした喉越しの麺と甘くて酸味のあるタレとの組み合わせは、夏でなくても食べたくなりますね。少しずつ暖かくなってくると恋しくなる冷たい麺を、なんと電子レンジでつくるという不思議な冷凍冷やし中華がニチレイから発売になります。

もう面倒な工程は不要!電子レンジで温めるだけでOK

冷やし中華といえば、市販の麺やたれを使ってつくるとしても、実は結構手間のかかる麺料理ですよね。麺をゆでて、水でしめて、水気を切って、具材もいくつか用意して細切りにしたり、薄焼き卵をつくって切って…と、とにかく工程が多いのがネック。美味しいし、子ども好きだし、でも、つくるのは面倒という代表的な料理かも。

そんな面倒な工程を一掃する、画期的な冷凍食品が、今回ニチレイから発売になった冷やし中華です。冷凍の冷やし中華と聞くと、冷凍うどんのように、冷凍麺を解凍するのをイメージしそうですが、こちらは、トレイのまま電子レンジで温めるというもの。そう、冷たくなくてはならない冷やし中華を、温めてつくるという、何かのとんち?と思う

でも、どうして電子レンジで温めているのに、冷たい麺ができるか、不思議ですよね。これは電子レンジのマイクロ波の特徴を利用したもの。実は氷はマイクロ波の影響を受けにくい特性があるそうで、これを応用して開発されたのだそう。

冷やし中華を食べたい夏に、麺をゆでなくていいだけでなく、麺を冷水でしめたり、具材を用意したりといった工程をすっかり飛ばして、袋から出してチンして「いただきます」というのは、本当に便利だし、ありがたい!

氷ごと電子レンジでチン!氷って電子レンジで溶けないの?

袋を開けると、麺の上には氷がのっています。トレイは2段になっていて、下段には麺と氷、上段には具材が入っています。付属の醤油だれは取り出して、あとはこのまま600Wの電子レンジで2分50秒。

取り出してみると、本当、氷は完全に溶けていません。容器の底部分はちゃんと熱くなっているのに、氷が残っているのも不思議な感じ。あとは、取り出しておいた醤油だれを加えて全体をよく混ぜるだけ。電子レンジにかけている間に醤油だれもほどよく溶けて、麺と氷と一緒に混ぜていくと、氷もほぼほぼ溶けていき、“冷たい”麺になります。あとは、具材をトッピングすれば冷やし中華が完成。なんてストレスフリー!

実際に食べてみると、当たり前ですが、本当に冷やし中華!こんなに何にもしないで食べられるなんてすごいです。気に入ったのは麺の食感。喉越しもよくて美味しいです。その秘密は、自社工場で打ちたての麺を急速凍結していること。生麺のようなつるつるとした喉越しのよさを再現できるそうです。麺類のお弁当などもありますが、ゆでて冷蔵保存されているものは、どうしても麺が柔らかくなってしまうそうですが、打ちたて、ゆでたてを急速凍結→電子レンジ解凍することで、美味しく仕上がっています。

具材は自家製煮豚、錦糸卵、きざみオクラ、紅生姜。この組み合わせにもこだわりがあるそうで、見た目が華やかで満足感のある食べ応えを考えて選んだそう。これをベースに冷蔵庫に残っているものをプラスするのもアリ。1人前360gのボリュームなので、おなかもいっぱいになります。

いかがですか?電子レンジでチンするだけで冷やし中華が食べられるとあれば、がぜん興味がわきますね。冷凍庫に買い置きしておけば、子どもの長期休みのご飯や1人ランチなどにも冷やし中華がすぐ食べられるなんてステキ。

電子レンジで冷たい麺をつくるという、ちょっと化学の実験のような調理を体験してみるのも楽しいです。そして、ちゃんと美味しい冷やし中華ができると実感してみてください。今年の夏は冷やし中華の登場回数が増えるかもしれませんね。

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